物権変動の法的構造
大場浩之 著
定価:7,700円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2019年09月30日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
352頁 -
ISBN:
978-4-7923-2742-2
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
[目 次]
はしがき i
初出一覧 xi
第一部 物権行為
第一章 序 論 3
一 はじめに 3
1 問題の所在( 3 )
2 課題の設定( 6 )
3 本章の構成( 7 )
二 不動産物権変動の要件としての意思表示 8
1 判 例( 8 )
2 学 説(10)
3 小 括(18)
三 物権行為概念の必要性 21
1 民法の体系との整合性(21)
2 取引における当事者の意思(25)
3 小 括(30)
四 おわりに 35
1 結 論(35)
2 今後の課題(38)
第二章 概念の起源 40
一 はじめに 40
1 問題の所在(40)
2 課題の設定(42)
3 本章の構成(43)
二 物権と債権の峻別 44
1 ALRにおける理解(44)
2 Savignyの理解(47)
三 意思による支配と物権行為 49
1 titulus et modus acquirendiの理論(49)
2 意思理論(52)
3 iusta causaとtraditioの関係(55)
四 物権行為の無因性 59
1 内的無因性(59)
2 外的無因性(63)
五 おわりに 67
1 結 論(67)
2 今後の課題(71)
第三章 概念の受容 73
一 はじめに 73
1 問題の所在(73)
2 課題の設定(74)
二 部分草案 75
1 Johowの見解(75)
2 評 価(76)
三 第一草案 77
1 第一委員会における議論(77)
2 第一草案の内容(78)
3 評 価(79)
四 第二草案 82
1 第二委員会における議論(82)
2 第二草案の内容(83)
3 評 価(84)
五 おわりに 86
1 結 論(86)
2 今後の課題(87)
第四章 概念の展開 89
一 はじめに 89
1 問題の所在(89)
2 課題の設定(90)
3 本章の構成(92)
二 判 例 92
1 分析の視角(92)
2 独自性(93)
3 無因性(97)
4 評 価(102)
三 学 説 106
1 分析の視角(106)
2 独自性(106)
3 無因性(108)
4 評 価(114)
四 物権行為論の到達点 121
1 理論的根拠(121)
2 実質的根拠(122)
3 二重契約における生存利益(123)
五 おわりに 127
1 結 論(127)
2 今後の課題(130)
第二部 ius ad rem
第一章 歴史的素描 135
一 はじめに 135
1 問題の所在(135)
2 課題の設定(137)
3 本章の構成(140)
二 ius ad remの起源 140
1 ローマ法(140)
2 ゲルマン法(147)
3 教会法とその後の展開(151)
三 ius ad remの確立 153
1 自然法(153)
2 普通法(156)
3 ALR(158)
四 ius ad remの衰退 160
1 EEG(160)
2 BGB(163)
五 おわりに 167
1 結 論(167)
2 今後の課題(168)
第二章 法的性質 170
一 はじめに 170
1 問題の所在(170)
2 課題の設定(172)
3 本章の構成(174)
二 所有権と占有権 175
1 所有権の移転方法(175)
2 所有権と占有権の分離(178)
3 小 括(182)
三 登記と引渡し 184
1 所有権移転時期との関係(184)
2 公示制度としての特徴(189)
3 小 括(193)
四 善意と悪意 194
1 第一譲受人の行為態様(194)
2 第二譲受人の行為態様(197)
3 小 括(201)
五 おわりに 203
1 結 論(203)
2 今後の課題(205)
第三章 法的位置づけ 208
一 はじめに 208
1 問題の所在(208)
2 課題の設定(209)
3 本章の構成(211)
二 占有改定 212
1 具体例(212)
2 ius ad rem(214)
3 小 括(217)
三 期待権 218
1 具体例(218)
2 ius ad rem(219)
3 小 括(221)
四 譲渡禁止 222
1 具体例(222)
2 ius ad rem(223)
3 小 括(226)
五 先買権 227
1 具体例(227)
2 ius ad rem(228)
3 小 括(229)
六 不法行為に基づく請求権 231
1 具体例(231)
2 ius ad rem(232)
3 小 括(234)
七 おわりに 235
1 結 論(235)
2 今後の課題(236)
第三部 物権行為とius ad remの理論的関係
第一章 意思主義と形式主義 241
一 はじめに 241
1 問題の所在(241)
2 課題の設定(244)
3 本章の構成(245)
二 意思主義と形式主義 245
1 意思主義(245)
2 形式主義(247)
3 小 括(248)
三 物権行為 249
1 意思主義(249)
2 形式主義(251)
3 小 括(254)
四 ius ad rem 258
1 意思主義(258)
2 形式主義(263)
3 小 括(266)
五 おわりに 267
1 結 論(267)
2 今後の課題(269)
第二章 物権と債権 272
一 はじめに 272
1 問題の所在(272)
2 課題の設定(275)
3 本章の構成(277)
二 物権と債権 277
1 物 権(277)
2 債 権(280)
3 小 括(282)
三 物権行為 283
1 物 権(283)
2 債 権(286)
3 小 括(288)
四 ius ad rem 288
1 物 権(288)
2 債 権(291)
3 小 括(295)
五 おわりに 296
1 結 論(296)
2 今後の課題(299)
第三章 履行請求権と損害賠償請求権 303
一 はじめに 303
1 問題の所在(303)
2 課題の設定(306)
3 本章の構成(307)
二 履行請求権と損害賠償請求権 307
1 履行請求権(307)
2 損害賠償請求権(309)
3 小 括(311)
三 物権行為 313
1 履行請求権(313)
2 損害賠償請求権(316)
3 小 括(319)
四 ius ad rem 320
1 履行請求権(320)
2 損害賠償請求権(323)
3 小 括(327)
五 おわりに 328
1 結 論(328)
2 今後の課題(329)
あとがき 332
事項索引 335