伝統中国と近代法、人
松田恵美子 著
定価:7,700円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2019年12月20日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
330頁 -
ISBN:
978-4-7923-0654-0
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内容紹介
[目 次]
はしがき
初出一覧
序章1
第一章 「近代法」と「人」と秩序
始めに 11
一 母性保護論争より見る個人と国家 12
二 「現実の人」と物語的主体 14
三 「現実の人」の経済学的追究 17
四 伝統中国の徳、礼、法 20
終わりに24
第二章 伝統中国の法と社会への一試論
始めに 27
一 滋賀理論からみた帝制中国の法と社会 29
二 滋賀理論以降の研究動向 38
三 帝制中国社会の「個」と私法 48
1 治世観との関わりから 48
2 律との関わりから 51
終わりに 58
第三章 現代中国大陸民事裁判理論の課題と伝統中国法の視角
始めに 67
一 現代中国大陸の裁判制度と民事裁判理論 69
1 裁判制度 69
2 高見澤説 72
3 王亜新説 76
4 季衛東説 81
二 日本の法理論よりみた現代中国大陸の民事裁判理論の課題 85
1 裁判官の役割 87
2 当事者の意味 96
3 実体法規範の位置付け 98
終わりに 104
第四章 魯迅の描く「人」と法
始めに 121
一 魯迅の描く「人」 123
1 始めに 123
2 魯迅の描く「人」 126
二 届かない「声」と「語り」、「傾聴」、「法の技法」 143
1 魯迅?フェミニズム?「語り」、「傾聴」、「法の技法」 143
2 『交通死』に見られる届かない「声」 148
終わりに158
第五章 伝統中国の科刑原理と徳、礼、法についての予備考察
始めに 165
一 喜多、中村、川村報告の挙げる事例 166
二 四事例と律の科刑原理 169
三 徳、礼、法 179
終わりに 191
第六章 蘇力論文と「馬上法廷」を結ぶ「人」
始めに 197
一 蘇力論文と「馬上法廷」を結ぶ「人」198
1 映画「馬背上的法庭」 199
2 蘇力「崇山峻?中的中国法治―従電影『馬背上的法庭』透視」 202
3 蘇力論文の検討 206
終わりに 211
第七章 日本の法文化研究にみられる法意識と「近代」
始めに 217
一 『日本人の法意識』 217
二 川島武宜以後の研究 220
三 法意識に関わる研究 224
四 「近代化」に関わる研究 232
終わりに 236
第八章 『青鞜』論争から人と法へ
始め に243
一 『青鞜』の論争 243
二 フェミニズムと法理論 252
終わりに 259
第九章 大正期の母性保護論争に見られる三つの論点
始めに 267
一 フェミニズムに関わる日本の女性たちの動き 268
二 母性保護論争 278
終わりに 287
第十章 法学に見られる経済学的視点と「権利」
始めに 295
一 「近代」の下での「権利」 298
二 戦後の「近代的土地所有権論」 303
三 近年の「権利」に関する新たな視点 306
終わりに 309
終章 313
はしがき
初出一覧
序章1
第一章 「近代法」と「人」と秩序
始めに 11
一 母性保護論争より見る個人と国家 12
二 「現実の人」と物語的主体 14
三 「現実の人」の経済学的追究 17
四 伝統中国の徳、礼、法 20
終わりに24
第二章 伝統中国の法と社会への一試論
始めに 27
一 滋賀理論からみた帝制中国の法と社会 29
二 滋賀理論以降の研究動向 38
三 帝制中国社会の「個」と私法 48
1 治世観との関わりから 48
2 律との関わりから 51
終わりに 58
第三章 現代中国大陸民事裁判理論の課題と伝統中国法の視角
始めに 67
一 現代中国大陸の裁判制度と民事裁判理論 69
1 裁判制度 69
2 高見澤説 72
3 王亜新説 76
4 季衛東説 81
二 日本の法理論よりみた現代中国大陸の民事裁判理論の課題 85
1 裁判官の役割 87
2 当事者の意味 96
3 実体法規範の位置付け 98
終わりに 104
第四章 魯迅の描く「人」と法
始めに 121
一 魯迅の描く「人」 123
1 始めに 123
2 魯迅の描く「人」 126
二 届かない「声」と「語り」、「傾聴」、「法の技法」 143
1 魯迅?フェミニズム?「語り」、「傾聴」、「法の技法」 143
2 『交通死』に見られる届かない「声」 148
終わりに158
第五章 伝統中国の科刑原理と徳、礼、法についての予備考察
始めに 165
一 喜多、中村、川村報告の挙げる事例 166
二 四事例と律の科刑原理 169
三 徳、礼、法 179
終わりに 191
第六章 蘇力論文と「馬上法廷」を結ぶ「人」
始めに 197
一 蘇力論文と「馬上法廷」を結ぶ「人」198
1 映画「馬背上的法庭」 199
2 蘇力「崇山峻?中的中国法治―従電影『馬背上的法庭』透視」 202
3 蘇力論文の検討 206
終わりに 211
第七章 日本の法文化研究にみられる法意識と「近代」
始めに 217
一 『日本人の法意識』 217
二 川島武宜以後の研究 220
三 法意識に関わる研究 224
四 「近代化」に関わる研究 232
終わりに 236
第八章 『青鞜』論争から人と法へ
始め に243
一 『青鞜』の論争 243
二 フェミニズムと法理論 252
終わりに 259
第九章 大正期の母性保護論争に見られる三つの論点
始めに 267
一 フェミニズムに関わる日本の女性たちの動き 268
二 母性保護論争 278
終わりに 287
第十章 法学に見られる経済学的視点と「権利」
始めに 295
一 「近代」の下での「権利」 298
二 戦後の「近代的土地所有権論」 303
三 近年の「権利」に関する新たな視点 306
終わりに 309
終章 313