危険社会と刑法

危険社会と刑法

現代社会における刑法の機能と限界
金 尚均 著
定価:6,600円(税込)
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  • 発行:
    2000年12月01日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    316頁
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内容紹介

科学技術の発展の背後にある未知で未来の「危険」の潜在化と広域化により、「安全性」と「不安」が社会問題のキータームとなる危険社会において、問題克服のために刑法理論は寄与できるか。刑法による予防とその手段である抽象的危険化の可能性をテーマにしながら、刑法の機能について探求する。
主要目次
第一章 安全性の欲求と予防論の展開
第二章 法益保護の早期化と犯罪論
第三章 刑法のあり方と限界についての検討
第四章 法益保護の早期化に対抗する近年ドイツの政策提案
第五章 抽象的危険犯の機能論的正当化の試みとその問題性
第六章 抽象的危険犯における法益の問題
第七章 抽象的危険犯に対する批判的考察
第八章 環境刑法の基本問題
第九章 環境犯罪に対する企業責任
第十章 現代社会における刑法の機能