フランス競争法の形成過程
企業法研究 第三巻

フランス競争法の形成過程

奥島孝康 著
定価:8,800円(税込)
  • 在庫:
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  • 発行:
    2001年01月31日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    388頁
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内容紹介

はしがき

Ⅰ 競争法の性格

1 フランス経済法理論の展開
一 序説/二 フランスの経済法制/三 フランスの経済法理論/四 結語
2 フランス競争法の性格
一 フランス競争法の形成/二 カルテル規制の性格/三 支配的地位濫用規制の性格/四 経済集中規制の性格/五 フランス競争法の性格

Ⅱ 競争法の形成

3 フランスのカルテル規制とその運用状況
一 序説/二 カルテル法制の形成と展開/三 カルテル委員会の性格と機能/四 カルテル規制の法構成と適用基準/五 カルテル規制の目的と限界/六 結語
4 フランスのカルテル規制手続
一 序説/二 カルテル委員会の性格と組織/三 行政審査手続/四 司法審査手続
5 フランス新独禁法の成立とその構造
一 序説/二 新独禁法の制定理由とその経緯/三 新独禁法の構成とその特色/四 新独禁法の可能性と限界性
6 フランス新独禁法施行令の成立
一 はじめに/二 競争委員会の人的構成/三 競争委員会の審議の運営/四 被審人の防御権の確保/五 経済集中に関する解釈規定/六 結びに代えて
7 フランスにおける「支配的地位」の濫用規制
一 序説/二 カルテル禁止令の構造/三 支配的地位濫用の構成/四 支配的地位規制の位置/五 結語
8 フランスの経済集中規制
一 序説/二 経済集中規制の必要性/三 経済集中規制の実体法側面/四 経済集中規制の手続法側面/五 経済集中規制の可能性
9 フランス新競争法の構造―一九八六年の価格競争令をめぐって―
一 序説/二 価格競争令の成立過程/三 価格競争令の実体的側面/四 価格競争令の手続的側面/五 結語

Ⅲ 消費者法の形成

10 フランスの計画経済と物価統制
一 序説/二 管理経済の法的側面/三 物価統制の法的構成/四 結語
11 フランスの大規模小売店舗規制―ロワイエ法の一側面―
一 序説/二 大店舗の社会的背景/三 ロワイエ法の規制構造/四 結語
12 フランス消費者保護立法の新展開
一 序説/二 消費者保護法制の沿革と現状/三 消費者保護情報法の構造/四 結語
13 フランスにおける不当廉売とその規制
一 はじめに/二 不当廉売の禁止/三 不当廉売規制の適用要件/四 不当廉売の定/五 不当廉売の正当化事由/六 禁止違反の効果/七 結びに代えて

Ⅳ 参考法令

14 旧価格令―価格に関する一九四五年六月三〇日のオルドナンス第四五-一四八三号
15 旧価格令違反行為処罰手続令―経済法令違反行為の立証、訴追および処罰に関する一九四五年六月三〇日のオルドナンス第四五-一四八四号
16 新価格令(価格競争令)―価格および競争の自由に関する一九八六年一二月一日のオルドナンス第八六-一二四三号
17 商業・手工業基本法―商業および手工業のの方向づけに関する一九七三年一二月二七日の法律第七三-一一九三号