放火罪の研究

放火罪の研究

武田 誠 著
定価:5,500円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2001年02月20日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    163頁
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内容紹介

はしがき

序章―ある事件を契機にして―

第一節 最高裁判所第二小法廷決定/第二節 最高裁判所第二小法廷決定に対する疑問/第三節 「危険犯」についての疑問の提起

第一章 刑法一〇八条、第一〇九条第一項―「抽象的危険犯」の検討―

第一節 問題の所在/第二節 判例の検討/第三節 公共危険犯としての放火罪/第四節 判例の再検討/第五節 本章の結論

第二章 刑法一〇九条第二項、第一一〇条―「具体的危険犯」の検討―

第一節 問題の所在/第二節 判例の検討/第三節 公共の危険の内容ならびに判断方法・基準/第四節 判例の再検討/第五節 本章の結論

第三章 放火罪の主観的要件―「危険の認識」をもふくめて―

第一節 放火罪の客観的要件/第二節 放火罪の主観的要件―「焼損の認識」と「危険の認識」―/第三節 危険の認識「不要説」の内容とその検討/第四節 判例の検討/第五節 本章の結論

第四章 英米法の放火罪―日本の議論をはなれて―

第一節 問題意識の所在/第二節 コモンロー上の放火罪/第三節 「放火罪」の現状/第四節 英米の放火罪からえられる示唆

終章―「放火罪」についての問題提起