ドイツ借地・借家法の比較研究

ドイツ借地・借家法の比較研究

―存続保障・保護をめぐって―
田中英司 著
定価:5,500円(税込)
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  • 発行:
    2001年03月01日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    251頁
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内容紹介

はしがきbr

序章br
一 借地・借家の法的関係をめぐる客観的な情勢/二 立法・判例および借地・借家法学の対応―借地・借家法学の再構成と比較研究の必要性―/三 考察の具体的な対象と比較

第一章 「借地・借家法」における借地権・借家権の存続保障・保護br
序説br
第一節 「借地・借家法」における借地権・借家権の存続保障・保護br
一 普通借地権について/二 「定期借地権」について

第二節 「借地借家法」における借家権の存続保護br
一 通常の借家権について/二 「定期建物賃貸借」および「期限付建物賃貸借」について

第三節 第一章の結びにかえてbr

第二章 ドイツにおける地上権の存続保障・保護br
序節br
一 地上権に関する比較研究にあたっての留意点/二 地上権の実際的な意義

第一節 「地上権令」における地上権の存続保障・保護br
一 「地上権令」における地上権の規整の概括的な特徴―「地上権令」の柔軟性―/二 「地上権令」における地上権の存続保障に関して/三 「地上権令」における地上権の存続保護に関して/四 その他の法的問題に関して

第二節 地上権に関する立法の展開過程br
一 BGBの立法過程のの段階/二 地上権に関するBGBの規定が妥当していた段階/三 「地上権令」の立法過程の段階/四 第二節の結びにかえて

第三章 ドイツにおける住居使用賃借権の存続保障br
序説br
第一節 住居使用賃借権の存続保護に関する基本的な仕組みbr
一 BGB五六四b条における賃貸人の「正当な利益」/二 BGB五五六条a条における賃借人にとっての「苛酷さ」/三 BGB五六四c条二項にもとづく「定期賃貸借契約」/四 BGB五六八条が適用される場合/五 小括

第二節 住居使用賃借権の存続保護をめぐる一九六〇年以降における立法の展開過程br
一 前史/二 決定的な転換と存続保護をめぐる闘争の開始/三 存続保護をめぐる闘争/四 厳格な要件にもとづく例外の創設/五 限定的な法改正/6 小括

第三節 第二節の結びにかえてbr
終章 総括と今後の課題br
一 「地上権令」と「借地借家法」における方規範構造ないし法規範の相違点に関して/二 住居使用賃借権と借家権の存続保護に関する基本的な仕組みの類似点に関して/三 居住を目的とする土地の利用関係における保護法益に関して/四 基本的な理念・観点、「市民法」における諸原則・「市民法」の体系との関係、土地・賃貸住居の性質の理解に関して/五 従来の理論に代わる理論体系の再構築に関して