近代日本の東アジア政策と軍事 [熊本大学法学会叢書4]
熊本大学法学会叢書4

近代日本の東アジア政策と軍事 [熊本大学法学会叢書4]

―内閣制と軍備路線の確立―
大澤博明 著
定価:4,400円(税込)
  • 在庫:
    在庫がありません
  • 発行:
    2001年03月30日
  • 判型:
    A5判
  • ページ数:
    221頁
在庫なし

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内容紹介

はじめにbr
第一章 陸軍近代化と陸軍内権力状況br
第一節 月曜会発展の背景/第二節 陸軍近代化運動/第三節 陸軍非主流派/第四節 陸軍内権力状況の流動化

第二章 海軍拡張とその混迷br
第一節 壬午事変前後の海軍br
一 国防環境と海軍/二 所用兵力量論
第二節 導入軍艦選定問題br
一 海軍拡張の開始/二 導入戦艦モデル/三 戦艦導入論と朝鮮政策論
第三節 海軍学派対立と非決定br
一 二つの海軍拡張論/二 甲申事変後の海軍拡張案/三 戦艦路線と水雷路線

第三章 内閣制と軍備路線の形成br
第一節 天津条約と軍備再編論br
一 軍拡財源問題と政府の対応/二 井上外務卿の親英清路線/三 井上と軍備転換論/四 朝鮮保全と対英同盟構想/五 朝鮮支配と対清軍備論
第二節 内閣制創設と軍事br
一 内閣制創設と軍首脳人事/二 統合参謀本部の設立/三 軍事防禦策案と建軍構想/四 ベルタン計画の登場と造艦路線決定

第四章 軍事路線の確立br
第一節 陸軍内権力関係の確立br
一 陸軍紛議/二 統合参謀本部の解体/三 陸軍主流派体制の確立
第二節 海軍路線の混迷と帰結br
一 河瀬真孝の軍拡論と外交論/二 山本権兵衛の軍備論と対清強硬論/三 対清攻略策と現有兵力量/四 参謀本部海軍部の軍備論/五 ベルタン路線の確立