熊本大学法学会叢書17
国家のシンボルとシンボリック・スピーチ
德永達哉 著
定価:6,600円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2020年07月20日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
330頁 -
ISBN:
978-4-7923-0671-7
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内容紹介
目 次
はしがき
序 章…1
第1節 シンボルと表現の自由…1
1 シンボルを用いた表現…1
2 シンボルという表現媒体と分析枠組みの設定…6
3 シンボルという表現媒体に備わる意味の約定性…8
4 シンボルという表現媒体に対する一定の整理…9
5 シンボルと国家が生み出す抑圧…13
6 シンボルと「スピーチ」の射程…14
7 本書の構成…19
第1章 シンボルと態度による表現と修正第1条…23
第1節 シンボルと態度による表現と制限…23
1 言葉以外のシンボルによる表現…23
2 態度に備わる文脈とシンボルの機能…24
3 態度に備わる文脈が生み出す緊張関係…26
4 態度に備わる文脈と国家のシンボル…28
5 態度に備わる文脈と憲法修正論議…32
第2節 態度による思想の伝達と「スピーチ」の射程…35
1 修正第1条の基本原理と「スピーチ」の射程…35
2 「スピーチ」の見極めと憲法適合性審査における裁判姿勢…44
3 憲法解釈における伝統的な「スピーチ」の射程…51
第2章 修正第1条と態度による思想の伝達…59
第1節 態度による思想の伝達とシンボリック・スピーチ…59
1 態度による思想の伝達とシンボル的な態度…59
2 態度による思想の伝達と言論・行動二元論…60
3 態度による思想の伝達とスピーチ・プラス…64
4 態度による思想の伝達と「敬譲的審査」…68
5 態度による思想の伝達は「スピーチ」の射程に含まれるのか
否か…69
第2節 シンボル的な態度に対する視座の設定…71
1 シンボル的な態度と「行動」…71
2 シンボル的な態度とボロ布を掲げる抗議
―People v. Stover(1963)―…73
3 シンボル的な態度と「スピーチ」の射程…74
第3節 シンボル的な態度に対する最高裁判所の姿勢…75
1 徴兵カードの焼却態度…75
2 徴兵カードの焼却と罰則規定
50 U.S.C. App. §462(b)…76
3 徴兵カードの焼却の処罰と憲法適合審査…77
4 United States v. O'Brien 391 U.S. 367(1968).…78
5 徴兵カードの焼却と「O'Brienテスト」…82
第3章 シンボリック・スピーチによる思想の伝達…87
第1節 シンボリック・スピーチと「スピーチ」の射程…87
1 シンボリック・スピーチと社会運動…87
2 シンボリック・スピーチの見極め…89
第2節 シンボリック・スピーチを確定する基準…90
1 星条旗の逆さ掲揚とシンボリック・スピーチ…90
2 星条旗の逆さ掲揚と連邦最高裁判所
Spence v. State of Washington, 418 U.S. 405(1974).…91
第3節 「スピーチ」としてのシンボリック・スピーチ…98
1 精神と精神を繋ぐ近道…98
2 シンボル的な態度と理解の蓋然性…100
3 シンボリック・スピーチと修正第1条の保障…101
4 シンボリック・スピーチと「純粋言論」…102
5 シンボリック・スピーチと理解の蓋然性…103
6 シンボリック・スピーチと修正第1条の射程…104
第4節 シンボリック・スピーチの自由と好ましくない
立ち振る舞い…105
1 シンボリック・スピーチの自由と修正第1条の射程…105
2 シンボリック・スピーチの自由と不快表現の取り締まり…109
第4章 「国家シンボル」と修正第1条…113
第1節 「国家シンボル」と思想の文脈…113
1 「国家シンボル」という視点の設定…113
2 「国家シンボル」に備わる文脈…116
3 「国家シンボル」と「星条旗法(Flag Code)」…117
4 「国家シンボル」と「星条旗への敬意(Respect for Flag)」…119
5 「国家シンボル」と「星条旗冒涜禁止法」…123
6 「国家シンボル」と「愛国的慣習」…127
第2節 「国家シンボル」の伝達機能と連邦最高裁判所…130
1 「国家シンボル」の伝達機能と「愛国的慣習」…130
2 「国家シンボル」の伝達機能と良心の自由…132
3 「国家シンボル」の伝達機能と良心の自由の侵害…134
4 「国家シンボル」の伝達機能と連邦最高裁判所①
―Gobitis判決の場合―…137
5 「国家シンボル」の伝達機能と連邦最高裁判所②
―Barnette判決の場合―…144
6 「国家シンボル」によるシンボリック・スピーチ…154
第5章 修正第1条と個人によるシンボリック・
スピーチ…165
第1節 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
裁判所…165
1 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
「愛国的慣習」…165
第2節 「国家シンボル」 を用いたシンボリック・スピーチと州法…168
1 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
価値の解釈…168
2 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと州
Johnson判決の背景…169
3 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
州の裁判所…170
第3節 星条旗を用いたシンボリック・スピーチと修正第1条…173
1 Texas v. Johnson 491 U.S. 397(1989)…173
2 星条旗に込められた象徴的な価値…182
第4節 星条旗と修正第1条…184
1 Johnson判決が示した修正第1条の法理…184
2 Johnson判決が示した解決の糸口…185
第5節 「星条旗冒涜禁止法」の改正…193
1 「星条旗冒涜禁止法」と星条旗を保護する利益…193
2 「星条旗冒涜禁止法」と星条旗の「物理的完全性」…195
3 「星条旗冒涜禁止法」の改正問題…197
第6節 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと連邦法
…199
1 シンボリック・スピーチと連邦法の憲法適合性…199
2 連邦最高裁判所への直接上訴…201
第7節 「星条旗冒涜禁止法」の憲法適合性が審査された事例…203
1 United State v. Eichman 496 U.S. 310(1990)…203
2 「国家シンボル」である星条旗の価値…209
第8節 「星条旗冒涜禁止法」に潜む抑圧…212
1 「スピーチ」に対する抑圧を指摘する視座…212
2 暗黙裡の影響力を抑圧と捉える視座…212
3 奨励に潜む偏重を抑圧と捉える視座…214
4 「国民の総意」を政府が語る場合に潜む抑圧を捉える視座…217
5 政府が発するシンボリック・スピーチを捉える視座…218
6 政府による「愛国的慣習」の実演…220
第6章 修正第1条と政府によるシンボリック・
スピーチ…225
第1節 シンボリック・スピーチの「受け手」と「送り手」…225
1 シンボリック・スピーチにおける対抗言論…225
2 星条旗の解釈に対する古典的自由と共同体理論の衝突…226
3 星条旗に呼応する対抗言論…227
第2節 シンボリック・スピーチの影響力と政府の存在…230
1 星条旗が発するメッセージと「受け手」としての個人…230
2 星条旗が発するメッセージと「送り手」としての政府…231
3 政府が発表する「スピーチ」と個人の精神に及ぼす影響…232
4 政府が利用する「国家シンボル」と個人の精神に及ぼす影響
…233
第3節 政府のシンボリック・スピーチが放つ影響力…235
1 政府のシンボリック・スピーチが放つ影響力と抑圧の構造…235
2 「正統」と「異端」を決定する強固な価値観…236
3 政府のシンボリック・スピーチが放つ影響力と抑圧の構造…237
第4節 政府によるシンボリック・スピーチと「強制」…238
1 修正第1条を逸脱する「強制」を見極めるための判断枠
組みの構築…238
2 政府を「スピーチ」の「送り手」として捉える視座の設定…239
3 政府によるシンボリック・スピーチと萎縮効果…240
4 見えない抑圧を検知するための法理の確立…241
5 情報提供機関としての政府…242
6 特定の思想を奨励する政府…243
7 「言葉」を発する政府…244
8 「国民の総意」を代弁する政府…245
第5節 政府が発する「国家シンボル」によるシンボリック・
スピーチ…248
1 ガバメント・スピーチという視座…248
2 政府が実演する「愛国的慣習」のメッセージ…250
3 政府による愛国的シンボリック・スピーチ…252
4 憲法が許容する「必要かつ適切な」愛国心教育…253
終 章 修正第1条と「国家シンボル」による政府の
シンボリック・スピーチ…257
第1節 「国家シンボル」による政府のシンボリック・スピーチ…257
1 「国家シンボル」によるシンボリック・スピーチを政府が
実演するとき…257
2 「国家シンボル」によるシンボリック・スピーチを政府が
実演するときの問題点…259
3 修正第1条の法理と「送り手」としての政府の限界…261
4 修正第1条の法理から導かれる政府によるシンボリック・
スピーチの限界…262
5 政府が思想的に偏重することによって生み出される「強制」
…263
6 「強制」の所在…266
第2節 政府のシンボリック・スピーチに潜む抑圧の構造…266
1 憲法に反する「強制」と「強制」とはならない手段…266
2 政府のシンボリック・スピーチと向き合う個人の思想の自由
…268
3 修正第1条から導かれる価値公定禁止原則…269
4 修正第1条から導かれる価値公定禁止原則と「強制」…271
第3節 修正第1条を逸脱する「強制」を見極める判断枠組み…272
1 「心の葛藤」を引き起こす密かな「強制」…272
第4節 結論に向けて…282
1 政府のシンボリック・スピーチによる「強制」を監視する
指標…282
2 「公平原則(Fairness Doctrine)」…289
3 カウンター・スピーチとしてのシンボリック・スピーチ…291
結 論…294
あとがき…301
事項索引…306
判例索引…310
はしがき
序 章…1
第1節 シンボルと表現の自由…1
1 シンボルを用いた表現…1
2 シンボルという表現媒体と分析枠組みの設定…6
3 シンボルという表現媒体に備わる意味の約定性…8
4 シンボルという表現媒体に対する一定の整理…9
5 シンボルと国家が生み出す抑圧…13
6 シンボルと「スピーチ」の射程…14
7 本書の構成…19
第1章 シンボルと態度による表現と修正第1条…23
第1節 シンボルと態度による表現と制限…23
1 言葉以外のシンボルによる表現…23
2 態度に備わる文脈とシンボルの機能…24
3 態度に備わる文脈が生み出す緊張関係…26
4 態度に備わる文脈と国家のシンボル…28
5 態度に備わる文脈と憲法修正論議…32
第2節 態度による思想の伝達と「スピーチ」の射程…35
1 修正第1条の基本原理と「スピーチ」の射程…35
2 「スピーチ」の見極めと憲法適合性審査における裁判姿勢…44
3 憲法解釈における伝統的な「スピーチ」の射程…51
第2章 修正第1条と態度による思想の伝達…59
第1節 態度による思想の伝達とシンボリック・スピーチ…59
1 態度による思想の伝達とシンボル的な態度…59
2 態度による思想の伝達と言論・行動二元論…60
3 態度による思想の伝達とスピーチ・プラス…64
4 態度による思想の伝達と「敬譲的審査」…68
5 態度による思想の伝達は「スピーチ」の射程に含まれるのか
否か…69
第2節 シンボル的な態度に対する視座の設定…71
1 シンボル的な態度と「行動」…71
2 シンボル的な態度とボロ布を掲げる抗議
―People v. Stover(1963)―…73
3 シンボル的な態度と「スピーチ」の射程…74
第3節 シンボル的な態度に対する最高裁判所の姿勢…75
1 徴兵カードの焼却態度…75
2 徴兵カードの焼却と罰則規定
50 U.S.C. App. §462(b)…76
3 徴兵カードの焼却の処罰と憲法適合審査…77
4 United States v. O'Brien 391 U.S. 367(1968).…78
5 徴兵カードの焼却と「O'Brienテスト」…82
第3章 シンボリック・スピーチによる思想の伝達…87
第1節 シンボリック・スピーチと「スピーチ」の射程…87
1 シンボリック・スピーチと社会運動…87
2 シンボリック・スピーチの見極め…89
第2節 シンボリック・スピーチを確定する基準…90
1 星条旗の逆さ掲揚とシンボリック・スピーチ…90
2 星条旗の逆さ掲揚と連邦最高裁判所
Spence v. State of Washington, 418 U.S. 405(1974).…91
第3節 「スピーチ」としてのシンボリック・スピーチ…98
1 精神と精神を繋ぐ近道…98
2 シンボル的な態度と理解の蓋然性…100
3 シンボリック・スピーチと修正第1条の保障…101
4 シンボリック・スピーチと「純粋言論」…102
5 シンボリック・スピーチと理解の蓋然性…103
6 シンボリック・スピーチと修正第1条の射程…104
第4節 シンボリック・スピーチの自由と好ましくない
立ち振る舞い…105
1 シンボリック・スピーチの自由と修正第1条の射程…105
2 シンボリック・スピーチの自由と不快表現の取り締まり…109
第4章 「国家シンボル」と修正第1条…113
第1節 「国家シンボル」と思想の文脈…113
1 「国家シンボル」という視点の設定…113
2 「国家シンボル」に備わる文脈…116
3 「国家シンボル」と「星条旗法(Flag Code)」…117
4 「国家シンボル」と「星条旗への敬意(Respect for Flag)」…119
5 「国家シンボル」と「星条旗冒涜禁止法」…123
6 「国家シンボル」と「愛国的慣習」…127
第2節 「国家シンボル」の伝達機能と連邦最高裁判所…130
1 「国家シンボル」の伝達機能と「愛国的慣習」…130
2 「国家シンボル」の伝達機能と良心の自由…132
3 「国家シンボル」の伝達機能と良心の自由の侵害…134
4 「国家シンボル」の伝達機能と連邦最高裁判所①
―Gobitis判決の場合―…137
5 「国家シンボル」の伝達機能と連邦最高裁判所②
―Barnette判決の場合―…144
6 「国家シンボル」によるシンボリック・スピーチ…154
第5章 修正第1条と個人によるシンボリック・
スピーチ…165
第1節 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
裁判所…165
1 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
「愛国的慣習」…165
第2節 「国家シンボル」 を用いたシンボリック・スピーチと州法…168
1 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
価値の解釈…168
2 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと州
Johnson判決の背景…169
3 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと
州の裁判所…170
第3節 星条旗を用いたシンボリック・スピーチと修正第1条…173
1 Texas v. Johnson 491 U.S. 397(1989)…173
2 星条旗に込められた象徴的な価値…182
第4節 星条旗と修正第1条…184
1 Johnson判決が示した修正第1条の法理…184
2 Johnson判決が示した解決の糸口…185
第5節 「星条旗冒涜禁止法」の改正…193
1 「星条旗冒涜禁止法」と星条旗を保護する利益…193
2 「星条旗冒涜禁止法」と星条旗の「物理的完全性」…195
3 「星条旗冒涜禁止法」の改正問題…197
第6節 「国家シンボル」を用いたシンボリック・スピーチと連邦法
…199
1 シンボリック・スピーチと連邦法の憲法適合性…199
2 連邦最高裁判所への直接上訴…201
第7節 「星条旗冒涜禁止法」の憲法適合性が審査された事例…203
1 United State v. Eichman 496 U.S. 310(1990)…203
2 「国家シンボル」である星条旗の価値…209
第8節 「星条旗冒涜禁止法」に潜む抑圧…212
1 「スピーチ」に対する抑圧を指摘する視座…212
2 暗黙裡の影響力を抑圧と捉える視座…212
3 奨励に潜む偏重を抑圧と捉える視座…214
4 「国民の総意」を政府が語る場合に潜む抑圧を捉える視座…217
5 政府が発するシンボリック・スピーチを捉える視座…218
6 政府による「愛国的慣習」の実演…220
第6章 修正第1条と政府によるシンボリック・
スピーチ…225
第1節 シンボリック・スピーチの「受け手」と「送り手」…225
1 シンボリック・スピーチにおける対抗言論…225
2 星条旗の解釈に対する古典的自由と共同体理論の衝突…226
3 星条旗に呼応する対抗言論…227
第2節 シンボリック・スピーチの影響力と政府の存在…230
1 星条旗が発するメッセージと「受け手」としての個人…230
2 星条旗が発するメッセージと「送り手」としての政府…231
3 政府が発表する「スピーチ」と個人の精神に及ぼす影響…232
4 政府が利用する「国家シンボル」と個人の精神に及ぼす影響
…233
第3節 政府のシンボリック・スピーチが放つ影響力…235
1 政府のシンボリック・スピーチが放つ影響力と抑圧の構造…235
2 「正統」と「異端」を決定する強固な価値観…236
3 政府のシンボリック・スピーチが放つ影響力と抑圧の構造…237
第4節 政府によるシンボリック・スピーチと「強制」…238
1 修正第1条を逸脱する「強制」を見極めるための判断枠
組みの構築…238
2 政府を「スピーチ」の「送り手」として捉える視座の設定…239
3 政府によるシンボリック・スピーチと萎縮効果…240
4 見えない抑圧を検知するための法理の確立…241
5 情報提供機関としての政府…242
6 特定の思想を奨励する政府…243
7 「言葉」を発する政府…244
8 「国民の総意」を代弁する政府…245
第5節 政府が発する「国家シンボル」によるシンボリック・
スピーチ…248
1 ガバメント・スピーチという視座…248
2 政府が実演する「愛国的慣習」のメッセージ…250
3 政府による愛国的シンボリック・スピーチ…252
4 憲法が許容する「必要かつ適切な」愛国心教育…253
終 章 修正第1条と「国家シンボル」による政府の
シンボリック・スピーチ…257
第1節 「国家シンボル」による政府のシンボリック・スピーチ…257
1 「国家シンボル」によるシンボリック・スピーチを政府が
実演するとき…257
2 「国家シンボル」によるシンボリック・スピーチを政府が
実演するときの問題点…259
3 修正第1条の法理と「送り手」としての政府の限界…261
4 修正第1条の法理から導かれる政府によるシンボリック・
スピーチの限界…262
5 政府が思想的に偏重することによって生み出される「強制」
…263
6 「強制」の所在…266
第2節 政府のシンボリック・スピーチに潜む抑圧の構造…266
1 憲法に反する「強制」と「強制」とはならない手段…266
2 政府のシンボリック・スピーチと向き合う個人の思想の自由
…268
3 修正第1条から導かれる価値公定禁止原則…269
4 修正第1条から導かれる価値公定禁止原則と「強制」…271
第3節 修正第1条を逸脱する「強制」を見極める判断枠組み…272
1 「心の葛藤」を引き起こす密かな「強制」…272
第4節 結論に向けて…282
1 政府のシンボリック・スピーチによる「強制」を監視する
指標…282
2 「公平原則(Fairness Doctrine)」…289
3 カウンター・スピーチとしてのシンボリック・スピーチ…291
結 論…294
あとがき…301
事項索引…306
判例索引…310