法医学と医事刑法

法医学と医事刑法

法学部生のための
田中圭二 著
定価:3,080円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2002年02月10日
  • 判型:
    A5
  • ページ数:
    268頁
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内容紹介

<目次>
第一編 法医学とその周辺
第一章 法医学とは
法医学の定義と医学上の分類/法医学の歴史/法医学の研究・鑑定の対象BR
第二章 法医学と警察
警察官の階級および刑事訴訟法上の警察官/警察組織における鑑識/鑑識職員と法医学教室員との協力関係/警察組織における科学捜査研究所/科学捜査研究所員と法医学教室員との協力関係BR
第三章 法医学と刑法学BR
第四章 異常死体に対する取り扱い
非犯罪死体に対する取り扱い/変死体に対する取り扱い/犯罪死体に対する取り扱い/検視後における検証BR
第五章 司法解剖までの諸手続
司法解剖を必要とする死体/司法解剖の執刀者/鑑定処分許可状の請求/鑑定嘱託書の作成/遺族への通知/遺族その他の者の立会いや見学/解剖執刀者への事件の説明BR
第二編 法医学の重要問題
第一章 内因性急死
内因性急死の死因/刑法上の因果関係の問題BR
第二章 死体現象
早期死体現象/晩期死体現象BR
第三章 損傷と成傷器
鈍体(鈍器)による損傷/鋭利な刃物等による損傷/銃器による損傷BR
第四章 損傷から死亡までのプロセス
臓器や血管に重大な損傷がある場合/臓器や血管に重大な損傷がない場合BR
第五章 窒息死
窒息の原因/窒息の一般的症状/窒息死体の一般的所見/頸部圧迫による窒息死(一)―縊死の場合―/頸部圧迫による窒息死(二)―絞死の場合―/頸部圧迫による窒息死(三)―扼死の場合―/溺死BR
第六章 司法解剖の方法
解剖を始める前に/司法解剖の手順BR
第七章 鑑定書
鑑定書をめぐる法律問題/鑑定書の記載や保管などにかんする一般的留意事項/鑑定書の書き方BR
第三編 医事刑法の諸問題
第一章 医療過誤と刑事責任
医療過誤にかんする一般的問題/刑事責任(業務上過失致死傷罪)BR
第二章 精神障害犯罪者の刑事責任能力
精神障害犯罪者と刑法/責任能力の判定/精神障害犯罪者と精神保健福祉法/飲酒・酩酊犯罪者の問題BR
第三章 堕胎に関する法的規制
現行刑法における堕胎罪/わが国における堕胎の歴史と堕胎に対する法的規制の推移(一)/わが国における堕胎の歴史と堕胎に対する法的規制の推移(二)/わが国の中絶の現状/「胎児の生命の尊重」と女性の自己決定権わが国における堕胎の歴史と堕胎に対する法的規制の推移(一)
BR
付録Ⅰ 解剖鑑定書
付録Ⅱ 人体各部位の名称
付録Ⅲ 写真