時代転換期の法と政策

時代転換期の法と政策

熊本大学法学会叢書 5
中村直実・岩岡中正 編・北川浩治・伊藤洋典・森 光昭・若曽根健治・山中 至・山本悦夫・林 一郎・北村泰三・秋吉貴雄・上野真也・有吉範敏 著
定価:6,600円(税込)
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    在庫があります
  • 発行:
    2002年03月30日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    358頁
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内容紹介

21世紀の持続可能社会へ向けて大きく転換しつつある価値観と、社会システムの再構築のための「法と政策」のあり方を問う。第Ⅰ部「時代転換期の思想」で思想レベルでのパラダイム転換と新しい視点を、第Ⅱ部「法と公共政策の新展開」で法・政策・経済学等の諸分野での新しい理論的取り組みを紹介。


≪目次≫
刊行にあたって
はしがき
I 時代転換期の思想
1 功利主義の再検討 ―行為と規範に関する一考察― (北川浩治)
2 知のパラダイム転換と共同性 ―石牟礼道子と共同性の知― (岩岡中正)
3 アレントにおける「公的人間」の成立の論理 (伊藤洋典)
4 正義の思考とケアの思考 ―正義とケア研究覚書― (中村直実)
5 ドイツの極右主義と『憲法擁護報告書』 (森 光昭)
6 報復としての差押えと中世社会 ―比較法社会史の方法による試論― (若曽根健治)
7 「破綻主義」離婚法理の淵源 (山中 至)

II 法と公共政策の新展開
1 司法改革の新展開と法科大学院構想 (山本悦夫)
2 公共性の再興と法整備支援 ―国際公共政策に向けて― (林 一郎)
3 米州における地域的人権保障機構の存在意義 ―21世紀を迎えた時点での現状と課題― (北村泰三)
4 政策決定過程の動態構造 ―学習の概念を中心として― (秋吉貴雄)
5 小規模自治体の合併に関する研究 ―その統治能力と適正規模 (上野眞也)
6 わが国における環境・経済統合勘定体系の展開とその課題 (有吉範敏)