地球環境問題へのアプローチ
横山丈太郎 著
定価:1,980円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2020年12月25日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
160頁 -
ISBN:
978-4-7923-3405-5
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内容紹介
《目 次》
はしがき i
第1章 水銀──公害の輸出 1
1 わが国における水俣病の歴史 1
2 途上国における人力小規模金採掘 2
3 「水銀に関する水俣条約」の内容 2
4 わが国による水銀の輸出 3
5 考察 4
第2章 ESG投資──波に逆行する石炭火力政策 7
1 ESG投資の急拡大 7
2 石炭からの投資撤退 8
3 サプライチェーンのESG 9
4 ESG投資拡大の背景 9
5 これまでのわが国のエネルギー政策 10
6 考察 11
第3章 廃プラスチック──消費・廃棄の抑制は遠い 13
1 バーゼル条約とその改正 13
2 わが国における廃プラスチック処理の現状 14
3 マクロプラスチックとマイクロプラスチックの問題 15
4 中国や東南アジア諸国の輸入禁止措置 18
5 サーマルリサイクルの問題点 19
6 プラスチック資源循環戦略 20
7 考察 20
第4章 遺伝子組換え作物──多国籍企業への「加担」 23
1 遺伝子組換え作物とは 23
2 遺伝子組換え作物の問題点 24
3 「生産性の向上」の意味 26
4 遺伝子組換え作物の生産上位国 27
5 わが国のカルタヘナ法の下での遺伝子組換え作物の承認実績 28
6 食品表示法 30
7 考察 31
第5章 象牙──絶滅の温床となる国内市場 33
1 種の絶滅とワシントン条約 33
2 象牙の需要とゾウの密猟 34
3 ワシントン条約と「抜け穴」 34
4 国内市場と密猟・密輸との関係 35
5 わが国の国内取引の規制 36
6 考察 37
第6章 コツメカワウソ──愛玩の陰にある虐待 39
1 コツメカワウソの「愛玩」 39
2 ワシントン条約の改正 39
3 わが国の規制の現状と問題点 40
4 考察 41
COLUMN 英語を聞いたことのない犬たち 42
第7章 パーム油──自国の消費が他国の熱帯雨林を焼き払う 43
1 パーム油の用途と生産上位国 43
2 アブラヤシ栽培の問題点 44
3 わが国の輸入 46
4 認証制度 47
5 考察 47
COLUMN インドネシアと日本 49
第8章 CAFO──自国の消費が他国の環境負荷に 51
1 CAFOとは 51
2 問題点──汚染 52
3 問題点──南米の森林伐採との関係 52
4 考察 54
COLUMN ティラピア 55
第9章 捕鯨(条約の規制対象種のクジラ)──クジラの保存のための対話 57
1 捕鯨の二つの問題と本章の範囲 57
2 商業捕鯨、調査捕鯨、先住民生存捕鯨 58
3 商業捕鯨国 58
4 日本の従前の立場と「調査捕鯨」 59
5 日本と反捕鯨国・団体との衝突 60
6 日本の条約脱退 61
7 考察 62
第10章 イルカ漁(条約の規制対象種以外のクジラおよびイルカ)──イルカの保存のための対話 65
1 本章の範囲 65
2 わが国の規制内容と捕獲の現状 65
3 イルカ漁業者と反捕鯨団体との衝突 67
4 考察 67
COLUMN “The Cove”と“Behind the Cove” 69
第11章 クロマグロ──絶滅危惧種としての保全 71
1 太平洋クロマグロの資源状況 71
2 太平洋クロマグロの保存に関する国際的取組み 72
3 太平洋クロマグロに関するわが国の従前の規制 73
4 2017年の法改正 74
5 地域における取組み 75
6 考察 75
第12章 フカヒレ──乱獲のおそれは国内外とも 77
1 フカヒレのためのサメの補殺 77
2 生態系におけるサメ 77
3 シャークフィニングに関する規制 78
4 ワシントン条約とフカヒレ 79
5 わが国のサメの捕獲およびフカヒレの輸出入 80
6 考察 83
第13章 フロンとオゾン層──機器中の残存フロンの回収は未解決 85
1 フロンがもたらす二つの環境問題 85
2 オゾン層保護のための国際的取組み 86
3 残る問題 87
4 わが国の法的対応 88
5 考察 91
第14章 フロンと気候変動──HFCの普及は高い温室効果を招く 93
1 代替フロンの温室効果の問題 93
2 条約改正と法改正 94
3 今後のフロンの使用 95
4 考察 95
第15章 気候変動序説──単なる「温暖化」に非ず 97
1 ホッキョクグマとナキウサギ 97
2 「温暖化」と「気候変動」の違い 98
3 気候変動の原因と懐疑論 99
第16章 気候変動に関する国際交渉──長年をかけた進展 101
1 気候変動に関する国連枠組条約 101
2 京都議定書の二極構造 102
3 ポスト京都の難しい局面とカンクン合意 103
4 ダーバン合意・ワルシャワ決定 104
5 パリ協定 106
第17章 中国・インドのエネルギー政策──南北対立は残る 107
1 中国のエネルギー政策 107
2 インドのエネルギー政策 108
3 実質的には残存する二極構造 108
COLUMN 中国の最新動向 110
第18章 米国のエネルギー政策──南北対立はより深く 111
1 パリ協定脱退 111
2 シェールオイル・シェールガス 111
3 トランプ政権に対抗する動き 114
4 考察 115
COLUMN 米国の大統領制と連邦最高裁裁判官 117
第19章 わが国のエネルギー政策──変革を憚る社会 119
1 どれだけ排出削減しなければならないか 119
2 炭素回収貯留を当てにできるか 120
3 各国およびわが国の政府・自治体の自主的削減目標 121
4 わが国の「長期戦略」とその後の首相所信表明 122
5 わが国による石炭火力発電およびその輸出 123
6 考察 125
COLUMN 石炭火力発電の発電効率と、バイオマス燃料による上方修正 127
第20章 自由貿易協定──国内規制を掘り崩す 129
1 自由貿易協定に関する一般論 129
2 自由貿易協定と国内規制の対立に関する一般論 129
3 ISDS条項に関する一般論 130
4 TPP 132
5 日米貿易協定 133
6 考察 134
参考文献 137
事項索引 147
はしがき i
第1章 水銀──公害の輸出 1
1 わが国における水俣病の歴史 1
2 途上国における人力小規模金採掘 2
3 「水銀に関する水俣条約」の内容 2
4 わが国による水銀の輸出 3
5 考察 4
第2章 ESG投資──波に逆行する石炭火力政策 7
1 ESG投資の急拡大 7
2 石炭からの投資撤退 8
3 サプライチェーンのESG 9
4 ESG投資拡大の背景 9
5 これまでのわが国のエネルギー政策 10
6 考察 11
第3章 廃プラスチック──消費・廃棄の抑制は遠い 13
1 バーゼル条約とその改正 13
2 わが国における廃プラスチック処理の現状 14
3 マクロプラスチックとマイクロプラスチックの問題 15
4 中国や東南アジア諸国の輸入禁止措置 18
5 サーマルリサイクルの問題点 19
6 プラスチック資源循環戦略 20
7 考察 20
第4章 遺伝子組換え作物──多国籍企業への「加担」 23
1 遺伝子組換え作物とは 23
2 遺伝子組換え作物の問題点 24
3 「生産性の向上」の意味 26
4 遺伝子組換え作物の生産上位国 27
5 わが国のカルタヘナ法の下での遺伝子組換え作物の承認実績 28
6 食品表示法 30
7 考察 31
第5章 象牙──絶滅の温床となる国内市場 33
1 種の絶滅とワシントン条約 33
2 象牙の需要とゾウの密猟 34
3 ワシントン条約と「抜け穴」 34
4 国内市場と密猟・密輸との関係 35
5 わが国の国内取引の規制 36
6 考察 37
第6章 コツメカワウソ──愛玩の陰にある虐待 39
1 コツメカワウソの「愛玩」 39
2 ワシントン条約の改正 39
3 わが国の規制の現状と問題点 40
4 考察 41
COLUMN 英語を聞いたことのない犬たち 42
第7章 パーム油──自国の消費が他国の熱帯雨林を焼き払う 43
1 パーム油の用途と生産上位国 43
2 アブラヤシ栽培の問題点 44
3 わが国の輸入 46
4 認証制度 47
5 考察 47
COLUMN インドネシアと日本 49
第8章 CAFO──自国の消費が他国の環境負荷に 51
1 CAFOとは 51
2 問題点──汚染 52
3 問題点──南米の森林伐採との関係 52
4 考察 54
COLUMN ティラピア 55
第9章 捕鯨(条約の規制対象種のクジラ)──クジラの保存のための対話 57
1 捕鯨の二つの問題と本章の範囲 57
2 商業捕鯨、調査捕鯨、先住民生存捕鯨 58
3 商業捕鯨国 58
4 日本の従前の立場と「調査捕鯨」 59
5 日本と反捕鯨国・団体との衝突 60
6 日本の条約脱退 61
7 考察 62
第10章 イルカ漁(条約の規制対象種以外のクジラおよびイルカ)──イルカの保存のための対話 65
1 本章の範囲 65
2 わが国の規制内容と捕獲の現状 65
3 イルカ漁業者と反捕鯨団体との衝突 67
4 考察 67
COLUMN “The Cove”と“Behind the Cove” 69
第11章 クロマグロ──絶滅危惧種としての保全 71
1 太平洋クロマグロの資源状況 71
2 太平洋クロマグロの保存に関する国際的取組み 72
3 太平洋クロマグロに関するわが国の従前の規制 73
4 2017年の法改正 74
5 地域における取組み 75
6 考察 75
第12章 フカヒレ──乱獲のおそれは国内外とも 77
1 フカヒレのためのサメの補殺 77
2 生態系におけるサメ 77
3 シャークフィニングに関する規制 78
4 ワシントン条約とフカヒレ 79
5 わが国のサメの捕獲およびフカヒレの輸出入 80
6 考察 83
第13章 フロンとオゾン層──機器中の残存フロンの回収は未解決 85
1 フロンがもたらす二つの環境問題 85
2 オゾン層保護のための国際的取組み 86
3 残る問題 87
4 わが国の法的対応 88
5 考察 91
第14章 フロンと気候変動──HFCの普及は高い温室効果を招く 93
1 代替フロンの温室効果の問題 93
2 条約改正と法改正 94
3 今後のフロンの使用 95
4 考察 95
第15章 気候変動序説──単なる「温暖化」に非ず 97
1 ホッキョクグマとナキウサギ 97
2 「温暖化」と「気候変動」の違い 98
3 気候変動の原因と懐疑論 99
第16章 気候変動に関する国際交渉──長年をかけた進展 101
1 気候変動に関する国連枠組条約 101
2 京都議定書の二極構造 102
3 ポスト京都の難しい局面とカンクン合意 103
4 ダーバン合意・ワルシャワ決定 104
5 パリ協定 106
第17章 中国・インドのエネルギー政策──南北対立は残る 107
1 中国のエネルギー政策 107
2 インドのエネルギー政策 108
3 実質的には残存する二極構造 108
COLUMN 中国の最新動向 110
第18章 米国のエネルギー政策──南北対立はより深く 111
1 パリ協定脱退 111
2 シェールオイル・シェールガス 111
3 トランプ政権に対抗する動き 114
4 考察 115
COLUMN 米国の大統領制と連邦最高裁裁判官 117
第19章 わが国のエネルギー政策──変革を憚る社会 119
1 どれだけ排出削減しなければならないか 119
2 炭素回収貯留を当てにできるか 120
3 各国およびわが国の政府・自治体の自主的削減目標 121
4 わが国の「長期戦略」とその後の首相所信表明 122
5 わが国による石炭火力発電およびその輸出 123
6 考察 125
COLUMN 石炭火力発電の発電効率と、バイオマス燃料による上方修正 127
第20章 自由貿易協定──国内規制を掘り崩す 129
1 自由貿易協定に関する一般論 129
2 自由貿易協定と国内規制の対立に関する一般論 129
3 ISDS条項に関する一般論 130
4 TPP 132
5 日米貿易協定 133
6 考察 134
参考文献 137
事項索引 147