基本講義 民法総則・民法概説 第2版
小賀野晶一 著
定価:3,080円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2021年01月20日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
336頁 -
ISBN:
978-4-7923-2763-7
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内容紹介
《目 次》
第2版はしがき (i)
本書の特徴 (xi)
凡 例 (xiii)
Ⅰ 民法の成立
第1 民法典の制定…1
1 概観 (1)
2 民法典の構成―民法規範の体系 (2)
第2 判例法の形成…4
第3 民法とはどのような法か…4
1 概観―人,物,権利の法体系 (4)
2 民法の特徴 (5)
3 権利はどのように実現されるか―民事訴訟法など (7)
4 民法の法源―民法典が支柱 (7)
5 生活技術の法としての民法 (8)
6 民法の成立 (8)
Ⅱ 民法の原則
第1 近代法の原則…11
1 近代法の3原則 (11)
2 人の自由な活動の保障 (13)
3 有産者の法―伝統的な捉え方 (14)
4 民法の現代化 (15)
第2 民法の基本原則(1条)…17
1 概観―基本原則 (17)
2 私権の公共性 (17)
3 信義則(信義・誠実の原則) (17)
4 権利濫用の禁止 (19)
5 一般条項 (20)
第3 解釈の基準(2条)…20
1 個人の尊厳と両性の本質的平等 (20)
第4 解釈論の方法…21
1 解釈論の技術 (21)
2 解釈論の視点―一般的確実性と具体的妥当性 (22)
Ⅲ 人,物,権利の基礎知識
第1 人―権利の主体…25
1 概観 (25)
2 権利能力 (26)
3 意思能力 (28)
4 行為能力 (30)
5 住所,不在者の財産の管理,失踪の宣告 (42)
6 同時死亡の推定 (43)
第2 法人―もう1つの権利の主体…44
1 概観 (44)
2 法人法定主義 (45)
3 行為能力―法人の本質をどのように理解するか (46)
4 法人制度の改革 (47)
5 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 (48)
6 公益認定―2006年「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」 (51)
7 NPO法人―特定非営利活動促進法 (52)
第3 物―権利の客体…55
1 概観 (55)
2 権利の客体 (55)
3 物の定義 (55)
4 不動産と動産 (56)
5 主物と従物―従物は主物に従う (57)
6 元物と果実 (57)
7 その他 (57)
第4 民法の権利…58
1 概観 (58)
2 物権―財産権の1 (58)
3 債権―財産権の2 (59)
4 その他の財産権 (62)
5 人格権 (62)
6 身分権―財産権,人格権とはどこが違うか (63)
第5 時効…67
1 時効とはどのような制度か (67)
2 取得時効と消滅時効 (68)
3 時効の中断と停止 (68)
4 時効の援用,時効利益の放棄 (68)
5 消滅時効 (69)
6 債権の消滅時効―2017年改正民法(2017年民法(債権関係)改正法)による新しい規律 (70)
第6 期間の計算…73
1 概観 (73)
2 期間の計算方法 (73)
3 初日不算入の原則など (73)
Ⅳ 契約法の基本―人と人の関係
第1 法律行為・意思表示と約定債権…75
1 法律行為とは―契約の基礎を理解するために (75)
2 法律行為と民法典の構成 (76)
3 法律行為の有効要件 (76)
4 意思の不存在,欠陥(瑕疵)のある意思表示 (78)
5 意思表示の効力発生時期と受領能力 (80)
6 法律行為論の課題 (81)
第2 代理…82
1 代理とは (82)
2 法定代理と任意代理 (83)
3 代理の要件,顕名主義 (83)
4 代理権の機能 (84)
5 代理行為の瑕疵と代理の本質 (84)
6 代理人の行為能力 (84)
7 代理権の濫用 (85) 8 無権代理と表見代理 (86)
9 代理権のその他の問題 (91)
10 代理権の消滅 (92)
11 代理権制度の課題 (93)
12 媒介契約 (93)
第3 無効,取消し…94
1 概観 (94)
2 取消しとは―取消権者となる者は誰か (94)
3 取消しの効果 (95)
4 無効とは (96)
第4 条件,期限…97
1 概観 (97)
2 条件とは (97)
3 期限とは (97)
第5 民法総則から契約へ―債権法Ⅰ…98
[1 契約総則]…99
1 概観 (99)
2 契約の自由 (100)
3 双務契約の牽連性 (100)
4 定型約款 (103)
5 対立的構造から協働的関係へ (105)
[2 契約各則]…106
1 概観 (106)
2 贈与,売買,交換―財産権の移転を目的とする契約 (106)
3 消費貸借,使用貸借,賃貸借―物の貸借を目的とする契約 (112)
4 雇用,請負,委任,寄託―役務の提供を目的とする契約 (122)
5 組合,終身定期金,和解 (128)
第6 特別法の制定―契約法の展開…131
1 賃借権の物権化 (131)
2 消費者法の形成 (139)
Ⅴ 不法行為法の基本―人と人の関係
第1 法定債権 (事務管理, 不当利得, 不法行為)―債権法Ⅱ…151
1 事務管理とは (151)
2 不当利得とは (154)
3 不法行為とは―一般不法行為と特殊不法行為 (158)
4 不法行為法の目的 (159)
5 過失責任の原則とその修正 (161)
6 要件論の意味 (161)
第2 不法行為の責任論(一般不法行為,特殊不法行為)…162
[A 一般不法行為]…162
1 不法行為の要件 (162)
2 故意又は過失 (163)
3 権利の侵害,法律上保護される利益の侵害 (166)
4 因果関係 (170)
5 責任能力 (177)
6 損害の発生 (178)
7 違法性阻却事由 (178)
8 不法行為の消滅時効 (179)
[B 特殊不法行為]…182
1 監督義務者等の責任 (182)
2 使用者責任 (186)
3 注文者の責任 (188)
4 土地工作物責任 (190)
5 動物占有者等の責任 (195)
6 共同不法行為責任 (196)
第3 不法行為の損害論…202
1 不法行為の効果―損害賠償請求権 (202)
2 金銭賠償の原則 (203)
3 損害の意義―差額説 (203)
4 損害賠償の方法 (204)
5 損害の評価・算定―交通事故の人身損害論を参考に (209)
6 過失相殺 (214) 7 損益相殺 (216)
第4 人格権論…216
1 人格権論 (216)
2 環境訴訟と人格権 (217)
3 名誉権―名誉毀損を中心に (220)
第5 特別法の制定―不法行為法の展開…227
1 自動車損害賠償保障法 (227)
2 製造物責任法 (230)
Ⅵ 債権総則(債権法の一般ルール)―債権法Ⅲ…233
1 債権の目的 (233)
2 債権の効力 (236)
3 多数当事者間の債権及び債務 (245)
4 債権譲渡(債権の移転) (250)
5 債務の引受け(債務引受) (251)
6 債権の消滅 (252)
7 有価証券 (256)
Ⅶ 物権法の基本―人と物の関係
第1 物権総則(物権法の一般ルール)…257
1 物権法とは―人と物の関係 (257)
2 物権の創設―物権法定主義 (258)
3 物権的請求権 (260)
4 物権変動 (263)
5 物権の承継取得と原始取得 (271)
6 取得時効 (271)
7 取引安全に関する民法制度 (272)
8 所有者不明土地 (273)
第2 物権各則…275
1 概観 (275)
2 占有権とは (276)
3 所有権とは (277)
4 用益物権―地上権,永小作権,地役権,入会権 (281)
5 担保物権―留置権,質権,先取特権,抵当権 (284)
6 非典型担保 (294)
第3 特別法の制定―物権法の展開…296
1 所有権のあり方 (296)
2 マンション法制度の整備 (299)
Ⅷ 民法の展望―民法規範の研究
第1 民法の展開…301
1 概観 (301)
2 弱者保護・弱者支援の考え方―民法と環境法の視点 (304)
第2 民法と寛容な社会…305
1 寛容な社会とはどのような社会か (305)
2 民法の展開と規範―寛容な社会の法的条件 (307)
事項索引…309
第2版はしがき (i)
本書の特徴 (xi)
凡 例 (xiii)
Ⅰ 民法の成立
第1 民法典の制定…1
1 概観 (1)
2 民法典の構成―民法規範の体系 (2)
第2 判例法の形成…4
第3 民法とはどのような法か…4
1 概観―人,物,権利の法体系 (4)
2 民法の特徴 (5)
3 権利はどのように実現されるか―民事訴訟法など (7)
4 民法の法源―民法典が支柱 (7)
5 生活技術の法としての民法 (8)
6 民法の成立 (8)
Ⅱ 民法の原則
第1 近代法の原則…11
1 近代法の3原則 (11)
2 人の自由な活動の保障 (13)
3 有産者の法―伝統的な捉え方 (14)
4 民法の現代化 (15)
第2 民法の基本原則(1条)…17
1 概観―基本原則 (17)
2 私権の公共性 (17)
3 信義則(信義・誠実の原則) (17)
4 権利濫用の禁止 (19)
5 一般条項 (20)
第3 解釈の基準(2条)…20
1 個人の尊厳と両性の本質的平等 (20)
第4 解釈論の方法…21
1 解釈論の技術 (21)
2 解釈論の視点―一般的確実性と具体的妥当性 (22)
Ⅲ 人,物,権利の基礎知識
第1 人―権利の主体…25
1 概観 (25)
2 権利能力 (26)
3 意思能力 (28)
4 行為能力 (30)
5 住所,不在者の財産の管理,失踪の宣告 (42)
6 同時死亡の推定 (43)
第2 法人―もう1つの権利の主体…44
1 概観 (44)
2 法人法定主義 (45)
3 行為能力―法人の本質をどのように理解するか (46)
4 法人制度の改革 (47)
5 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 (48)
6 公益認定―2006年「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」 (51)
7 NPO法人―特定非営利活動促進法 (52)
第3 物―権利の客体…55
1 概観 (55)
2 権利の客体 (55)
3 物の定義 (55)
4 不動産と動産 (56)
5 主物と従物―従物は主物に従う (57)
6 元物と果実 (57)
7 その他 (57)
第4 民法の権利…58
1 概観 (58)
2 物権―財産権の1 (58)
3 債権―財産権の2 (59)
4 その他の財産権 (62)
5 人格権 (62)
6 身分権―財産権,人格権とはどこが違うか (63)
第5 時効…67
1 時効とはどのような制度か (67)
2 取得時効と消滅時効 (68)
3 時効の中断と停止 (68)
4 時効の援用,時効利益の放棄 (68)
5 消滅時効 (69)
6 債権の消滅時効―2017年改正民法(2017年民法(債権関係)改正法)による新しい規律 (70)
第6 期間の計算…73
1 概観 (73)
2 期間の計算方法 (73)
3 初日不算入の原則など (73)
Ⅳ 契約法の基本―人と人の関係
第1 法律行為・意思表示と約定債権…75
1 法律行為とは―契約の基礎を理解するために (75)
2 法律行為と民法典の構成 (76)
3 法律行為の有効要件 (76)
4 意思の不存在,欠陥(瑕疵)のある意思表示 (78)
5 意思表示の効力発生時期と受領能力 (80)
6 法律行為論の課題 (81)
第2 代理…82
1 代理とは (82)
2 法定代理と任意代理 (83)
3 代理の要件,顕名主義 (83)
4 代理権の機能 (84)
5 代理行為の瑕疵と代理の本質 (84)
6 代理人の行為能力 (84)
7 代理権の濫用 (85) 8 無権代理と表見代理 (86)
9 代理権のその他の問題 (91)
10 代理権の消滅 (92)
11 代理権制度の課題 (93)
12 媒介契約 (93)
第3 無効,取消し…94
1 概観 (94)
2 取消しとは―取消権者となる者は誰か (94)
3 取消しの効果 (95)
4 無効とは (96)
第4 条件,期限…97
1 概観 (97)
2 条件とは (97)
3 期限とは (97)
第5 民法総則から契約へ―債権法Ⅰ…98
[1 契約総則]…99
1 概観 (99)
2 契約の自由 (100)
3 双務契約の牽連性 (100)
4 定型約款 (103)
5 対立的構造から協働的関係へ (105)
[2 契約各則]…106
1 概観 (106)
2 贈与,売買,交換―財産権の移転を目的とする契約 (106)
3 消費貸借,使用貸借,賃貸借―物の貸借を目的とする契約 (112)
4 雇用,請負,委任,寄託―役務の提供を目的とする契約 (122)
5 組合,終身定期金,和解 (128)
第6 特別法の制定―契約法の展開…131
1 賃借権の物権化 (131)
2 消費者法の形成 (139)
Ⅴ 不法行為法の基本―人と人の関係
第1 法定債権 (事務管理, 不当利得, 不法行為)―債権法Ⅱ…151
1 事務管理とは (151)
2 不当利得とは (154)
3 不法行為とは―一般不法行為と特殊不法行為 (158)
4 不法行為法の目的 (159)
5 過失責任の原則とその修正 (161)
6 要件論の意味 (161)
第2 不法行為の責任論(一般不法行為,特殊不法行為)…162
[A 一般不法行為]…162
1 不法行為の要件 (162)
2 故意又は過失 (163)
3 権利の侵害,法律上保護される利益の侵害 (166)
4 因果関係 (170)
5 責任能力 (177)
6 損害の発生 (178)
7 違法性阻却事由 (178)
8 不法行為の消滅時効 (179)
[B 特殊不法行為]…182
1 監督義務者等の責任 (182)
2 使用者責任 (186)
3 注文者の責任 (188)
4 土地工作物責任 (190)
5 動物占有者等の責任 (195)
6 共同不法行為責任 (196)
第3 不法行為の損害論…202
1 不法行為の効果―損害賠償請求権 (202)
2 金銭賠償の原則 (203)
3 損害の意義―差額説 (203)
4 損害賠償の方法 (204)
5 損害の評価・算定―交通事故の人身損害論を参考に (209)
6 過失相殺 (214) 7 損益相殺 (216)
第4 人格権論…216
1 人格権論 (216)
2 環境訴訟と人格権 (217)
3 名誉権―名誉毀損を中心に (220)
第5 特別法の制定―不法行為法の展開…227
1 自動車損害賠償保障法 (227)
2 製造物責任法 (230)
Ⅵ 債権総則(債権法の一般ルール)―債権法Ⅲ…233
1 債権の目的 (233)
2 債権の効力 (236)
3 多数当事者間の債権及び債務 (245)
4 債権譲渡(債権の移転) (250)
5 債務の引受け(債務引受) (251)
6 債権の消滅 (252)
7 有価証券 (256)
Ⅶ 物権法の基本―人と物の関係
第1 物権総則(物権法の一般ルール)…257
1 物権法とは―人と物の関係 (257)
2 物権の創設―物権法定主義 (258)
3 物権的請求権 (260)
4 物権変動 (263)
5 物権の承継取得と原始取得 (271)
6 取得時効 (271)
7 取引安全に関する民法制度 (272)
8 所有者不明土地 (273)
第2 物権各則…275
1 概観 (275)
2 占有権とは (276)
3 所有権とは (277)
4 用益物権―地上権,永小作権,地役権,入会権 (281)
5 担保物権―留置権,質権,先取特権,抵当権 (284)
6 非典型担保 (294)
第3 特別法の制定―物権法の展開…296
1 所有権のあり方 (296)
2 マンション法制度の整備 (299)
Ⅷ 民法の展望―民法規範の研究
第1 民法の展開…301
1 概観 (301)
2 弱者保護・弱者支援の考え方―民法と環境法の視点 (304)
第2 民法と寛容な社会…305
1 寛容な社会とはどのような社会か (305)
2 民法の展開と規範―寛容な社会の法的条件 (307)
事項索引…309