有価証券と権利の結合法理

有価証券と権利の結合法理

田邊宏康 著
定価:5,500円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2002年07月01日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    250頁
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内容紹介

≪目次≫
第一章 記名証券と権利
第一節 裏書禁止手形における権利と証券との結合関係
はじめに/権利の譲渡と証券/権利の行使と証券/権利の発生と証券/むすび

第二節 権利償還請求権発生後の手形証券の性質
はじめに/東京地裁平成六年三月一〇日判決/利得償還請求権者が手形証券を喪失したときの権利の立証について/私見/むすび

第二章 有価証券に関する一般規定について
はじめに/商法における有価証券に関する一般規定/有価証券と民法との関係/証券取引法上の有価証券について/むすび

第三章 有価証券発行の自由
第一節 有価証券に表彰されうる権利について
はじめに/権利の有価証券化に関するわが国の学説/ドイツにおける有価証券法定主義/手塚教授の見解/私見/むすび

第二節 有価証券発行の自由と制約
はじめに/個別的な法律上の根拠のない有価証券発行の許否/手形・小切手に類似する有価証券発行の許否/会社の有価証券発行の制約について/むすび

第四章 有価証券上の権利義務関係の発生
第一節 有価証券の効力発生に関する一試論
はじめに/手形理論と株券の効力発生時期に関する従来の議論の概要/試論/むすび

第二節 手形行為における署名について ―最近の判例・学説に対する批判的検討―
はじめに/仙台高裁平成六年二月二八日判決/手形の署名における記名と印影との関係について/手形行為における署名に関する学説の検討/むすび

第三節 手形責任の現状と問題点
はじめに/交付の欠缺と手形責任/意思表示の瑕疵と手形責任/他人による手形行為と責任/白地手形と責任/手形の変造と責任/むすび

第五章 有価証券譲渡法理
第一節 有価証券譲渡法理と章有権譲渡法理
はじめに/いわゆる所有権説について/山形地裁酒田支部平成一一年一一月一一日判決について/東京地裁平成一二年八月一七日判決について/むすび

第二節 裏書によらない手形の譲渡
はじめに/裏書によらない手形の譲渡の可否/裏書によらない手形の譲渡の方式/その他の問題/むすび

第六章 有価証券における弁済保護/免責証券法理について/むすび

第七章 有価証券法における民法四七二条の意義 ―物品証券における文言性(抗弁制限)を素材として―
はじめに/民法四七二条の抗弁制限法理と物品証券の文言性/物品証券の性質と抗弁制限/むすび

事項索引
判例索引