月を曳く船方
成文堂選書37

月を曳く船方

―清末中国人の米欧回覧
阪本英樹 著
定価:2,530円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2002年09月11日
  • 判型:
    46判上製
  • ページ数:
    210頁
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内容紹介

推薦のことば …西原春夫
中国人による西洋見聞記をめぐって ―序に代えてBR
第1章 蒲安臣 と使節団
一枚の写真/蒲安臣の生い立ち/初代北京駐在公使/「協力政策」の提出/中国の欽差大臣に変身BR
第2章 紫禁城を発つ
拝謁の儀/泰山詣で/江南点描/上海出帆/日本初見/太平洋上BR
第3章 竜旗、華盛頓に翻る
旧金山の唐人たち/名篇『欧蘭記』/紐育への航路/熱狂的な歓迎/「蒲安臣条約」BR
第4章 西洋実学への開眼
枝葉と根元/はじめて観たもの/西を観、東を想う/細やかな観察者BR
第5章 異文化の交差点
宗教と戦争/親中と反中/西洋観の違いBR
第6章 瑞々しい感性
汎舟賞月/英語修行/旗人「良寛」/巴里逍遥BR
第7章 悲痛な旅路
板挟みの日々/気紛れの日程/蒲安臣、清朝に殉ず/使節団のその後BR
第8章 蒲安臣使節団の特徴と意義
「蒲安臣使節団」の特徴/なぜ、いま「蒲安臣使節団」なのかBR
あとがき
「蒲安臣使節団」との出逢い/書名についてBR
主な参考文献一覧
図版目録一覧