犯罪学 九訂版
菊田幸一 著
定価:4,950円(税込)-
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発行:
2021年03月30日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
720頁 -
ISBN:
978-4-7923-5326-1
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内容紹介
《目 次》
序
第Ⅰ部 犯罪学への招待 ...... 1
第一章 犯罪学の意味と課題 ...... 1
一 犯罪学の意味(1)
二 犯罪学の課題(7)
三 犯罪学における国際協力(15)
第二章 犯罪学の歴史と展開 ...... 23
一 犯罪学の成立(23)
二 近代犯罪学説の展開(32)
三 わが国における展開(39)
第三章 現代犯罪学の課題 ...... 45
一 社会的絆理論と統制理論(45)
二 烙印理論(48)
三 非犯罪化と非刑罰化(52)
四 被害者なき犯罪(55)
五 急進的犯罪学(58)
六 修復的司法(60)
第Ⅱ部 犯罪の要因 ...... 71
第四章 身体的・生理的要因 ...... 71
一 遺伝と犯罪(71)
二 精神障害と犯罪(78)
三 知能と犯罪(85)
四 性別と犯罪(87)
五 年齢と犯罪(88)
第五章 個人環境的要因 ...... 92
一 家庭関係と犯罪(92)
二 教育と犯罪(96)
三 職業と犯罪(98)
第六章 社会環境的要因 ...... 102
一 地域社会と犯罪(102)
二 社会変動と犯罪(109)
三 マス・コミと犯罪(112)
四 経済条件と犯罪(116)
五 戦争と犯罪(121)
六 自然と犯罪(123)
七 人種と犯罪(127)
第Ⅲ部 刑事司法政策 ...... 131
第七章 警察機構 ...... 131
一 市民警察と警備警察(131)
二 警察の組織(133)
三 警察と犯罪(136)
第八章 起訴猶予 ...... 142
一 起訴便宜主義の性質(143)
二 起訴猶予の問題点(148)
三 起訴猶予の抑制措置など(153)
第九章 刑の量定 ...... 162
一 量刑のあり方(162)
二 検察官の求刑(163)
三 量刑基準の実際(167)
四 量刑の問題点(171)
第一〇章 判決前調査制度 ...... 174
一 判決前調査制度の意義と必要性(175)
二 判決前調査の対象、内容および方法(178)
三 訴訟構造と判決前調査(182)
四 調査機関(188)
第十一章 宣告猶予 ...... 192
一 史的側面(192)
二 起訴猶予・執行猶予との関係(195)
三 アメリカの宣告猶予(196)
四 改正刑法の宣告猶予(199)
第一二章 刑の執行猶予 ...... 204
一 執行猶予の沿革(205)
二 執行猶予の要件(206)
三 執行猶予の取消し(209)
四 執行猶予の現状(210)
五 執行猶予の目的と保護観察(212)
第一三章 保安処分 ...... 217
一 保安処分の概念(217)
二 保安処分の発達(221)
三 保安処分の性質(224)
四 保安処分の種類(227)
五 改正刑法と保安処分(228)
第一四章 少年の保護手続 ...... 234
一 少年裁判所の起源と発展(234)
二 家庭裁判所と少年審判(240)
三 少年および成人の刑事事件(248)
四 少年法改正問題(250)
第Ⅳ部 犯罪者の制裁機構 ...... 257
第一五章 刑罰の沿革と本質 ...... 257
一 刑罰制度の沿革(257)
二 刑罰の本質と機能(261)
第一六章 死刑 ...... 266
一 死刑存置論の検討(266)
二 死刑廃止論の検討(273)
三 日本の死刑執行(277)
四 諸外国における死刑(280)
五 死刑廃止への展望(287)
第一七章 自由刑 ...... 291
一 自由刑の単一化(291)
二 短期自由刑(299)
三 不定期刑(307)
第一八章 財産刑 ...... 313
一 現行法における罰金刑(314)
二 罰金刑の量定(317)
三 日数罰金制(319)
四 罰金の延納と分納(320)
五 財産刑の意義(322)
第Ⅴ部 被収容者の処遇 ...... 325
第一九章 矯正の意義と理念 ...... 325
一 矯正の意義(326)
二 矯正の理念(330)
第二〇章 受刑者の人権と法的地位 ...... 337
一 総説(337)
二 行刑関係法の法的性質(341)
三 受刑生活の条件(351)
四 外部との交通(365)
五 懲罰(379)
六 不服申立て(389)
第二一章 拘禁形式の態様 ...... 399
一 拘禁形式の発展(399)
二 独居拘禁(401)
三 雑居拘禁(403)
四 外部通勤制・週末拘禁・帰休制・社会奉仕命令(404)
五 開放処遇(408)
第二二章 受刑者の分離処遇 ...... 412
一 累進制と分類の関係(412)
二 行刑改革会議の受刑者処遇(414)
三 新法における処遇の概要(416)
四 新法における受刑者分離(419)
五 新法における分離処遇の課題(422)
第二三章 刑務作業および教育 ...... 424
一 刑務作業の本質(424)
二 刑務作業の経営方法(428)
三 作業報酬(430)
四 刑務作業の現状(432)
五 職業訓練(434)
六 教科教育(436)
七 宗教教誨(437)
第二四章 仮釈放 ...... 440
一 仮釈放の沿革(440)
二 仮釈放の本質(444)
三 仮釈放の要件(446)
四 仮釈放機関(449)
五 仮釈放手続(451)
六 仮釈放期間(453)
七 仮釈放の条件および取消し(455)
八 仮釈放制度の展望(457)
第二五章 未決拘禁と代用刑事施設 ...... 465
一 未決拘禁(465)
二 死刑確定者の処遇(470)
三 代用刑事施設(473)
第二六章 児童自立支援施設(旧教護院)における教護 ...... 477
一 児童自立支援施設(旧教護院)の概況 (478)
二 生活指導 (481)
三 学科指導 (484)
四 展望 (486)
第二七章 非行少年の施設内処遇 ......488
一 少年院の種別(488)
二 在院者の処遇(491)
三 生活条件(501)
四 退院(504)
五 将来への提唱(505)
第Ⅵ部 犯罪の予防・更生保護と恩赦 ...... 509
第二八章 犯罪の予防・予測と被害者 ...... 509
一 犯罪の予防(509)
二 犯罪の予測(519)
三 被害者の問題(526)
四 被害者補償(529)
第二九章 更生保護 ...... 534
一 更生保護の発達(534)
二 更生保護の意義(537)
三 更生保護の基本法規(539)
四 更生保護の機関(541)
第三〇章 保護観察制度 ...... 548
一 保護観察の意義(548)
二 プロベーションの効果(550)
三 プロベーションの発達(556)
四 保護観察の実際(562)
五 保護観察の種類と適用範囲(566)
第三一章 資格制限と前科抹消 ...... 575
一 資格制限(575)
二 前科抹消(577)
第三二章 恩赦 ...... 581
一 恩赦制度の沿革(581)
二 現行恩赦制度(582)
三 政令恩赦の存在理由と弊害(585)
四 政令恩赦の政策的展望(587)
五 個別恩赦の存在理由と分析(589)
第Ⅶ部 各種犯罪とその対策 ...... 595
第三三章 女性犯罪 ...... 595
一 女性犯罪の問題点(595)
二 数量からみた女性犯罪(597)
三 女性犯罪の特性(599)
四 女性犯罪の要因(605)
第三四章 性犯罪 ...... 611
一 特殊環境における性犯罪(612)
二 精神的未成熟型(613)
三 飲酒型(615)
四 淫楽型(616)
五 性倒錯型(617)
六 性犯罪者の対策(620)
第三五章 高齢者と犯罪 ...... 623
一 高齢犯罪者の動向(623)
二 高齢受刑者の問題点(625)
第三六章 薬物乱用犯罪 ...... 627
一 薬物の法的規制(627)
二 薬物犯罪の動向(629)
三 薬物施用者の犯罪(630)
四 薬物乱用への対策(632)
第三七章 アルコールと犯罪 ...... 636
一 アルコール中毒者の実態(636)
二 酩酊犯罪と個人的・社会的条件(641)
三 アルコール中毒者の処分と処遇(643)
第三八章 組織暴力犯罪 ...... 648
一 組織暴力犯罪の意義(648)
二 組織暴力犯罪の社会的基盤(650)
三 組織暴力犯罪の現況(651)
四 組織暴力犯罪の実態(653)
五 暴力団犯罪者の特性と処遇(655)
第三九章 交通犯罪 ...... 658
一 交通犯罪の概況(659)
二 交通犯罪対策(660)
三 交通犯罪者の処遇(664)
第四〇章 公害犯罪 ...... 668
一 公害とその規制の現状(668)
二 公害罪法(670)
三 公害犯罪への対策(671)
第四一章 ホワイト・カラーの犯罪 ...... 673
一 ホワイト・カラー犯罪は犯罪であるか(674)
二 ホワイト・カラー犯罪の特質(676)
三 ホワイト・カラー犯罪対策(678)
第四二章 公務員の犯罪 ...... 681
一 汚職の性格(681)
二 汚職の構造(683)
三 汚職を生む環境条件(684)
四 犯罪の決行(686)
五 収賄の対策(686)
事項索引
人名索引