学問と信仰の世界
成文堂選書38

学問と信仰の世界

―特に法学の場合―
ホセ・ヨンパルト 著
定価:2,530円(税込)
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  • 発行:
    2002年12月25日
  • 判型:
    46判上製
  • ページ数:
    232頁
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内容紹介

≪目次≫
1 学問のすすめ
学問への意欲は衰えているか/学問とは何か/各種の学問の相互関係BR
2 学問は自立していない
学問は思惟しない/受けた教育の影響/各個人の体験と私生活との係わり/学問に影響を与える他の要素BR
3 法学は科学だけか
法学は自然科学のようなものではない/法学が法について教えられないものBR
4 いかにして学問は発展するか
はじめに/社会的・法的制度におけるディコトミーの現象/異なる専門分野の発生プロセス/法に関する学問の分離BR
5 法に関する専門分野の分割とその問題性
専門分野としての法哲学の成立/法の研究を”科学的に”やるという試み/法の言語としての研究/自然法論も法実証主義も過去のものか/知識体系の代わりにシステム理論かBR
6 法理論が対象にするもののディコトミー
各専門分野におけるディコトミーの現象/西洋の ius と lex 、東洋の「法」と「禮」/「人」と「人間」とペルソナ/存在と当為、現実と価値/国家と社会、社会と共同体/その他のディコトミーBR
7 認識のディコトミー ―学問の可能性と限界
学問は何でも対象にすることができるか/どのようにして学問はなされているか/知識および学問の擬人化BR
8 二種類の知識と…二種類の信仰か
二種類の知識/二種類の信仰/信仰とは何か/信仰、信頼、信念BR
9 学問の世俗化
世俗化以前の「神聖化」/神聖化から世俗化への移行/世俗化の後、すなわち世俗化がもたらしたもの/日本の場合は?BR
10 法の効力の世俗化
法の効力の問題/一六、一七世紀における「法の効力」の理解/現時点からの結論 ―七つの命題BR
11 宗教、宗教学、宗教哲学と神学
「宗教」という言葉の意味内容/宗教、宗教学/宗教哲学/「哲学的信仰」もあるか/神学BR
12 信仰の世界
日本人の「宗教なしの信仰」/デリダとカプトの「宗教なしの宗教」/信仰という恵みBRあとがき