2020年東京オリンピックの変質
―コロナ禍で露呈した誤謬―中村祐司 著
定価:2,970円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2021年04月10日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
136頁 -
ISBN:
978-4-7923-3411-6
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
《目 次》
はしがき
初出一覧
第1章 東京延期のガバナンスプロセス
1 近代オリンピック史上例のない延期 1
2 ネットワークガバナンス、官僚制、周縁 3
3 予定通りの開催への固執(2020年2月18日-2月28日) 6
4 ガバナンス内の動揺(2020年3月1日-3月14日) 10
5 ガバナンス内外の動揺(2020年3月15日-3月25日) 13
6 政権主導による1年延期 19
7 ガバナンス理論と東京五輪 23
8 延期をめぐるガバナンスプロセスの変容 25
第2章 東京五輪延期の論点
1 東京五輪延期と政策実施 27
2 政策実施研究における類型、摩擦、ブランド化 28
3 延期決定以前の論点 32
4 延期決定以後の論点 35
5 東京五輪をどうすべきなのか ―無観客試合を主軸に― 46
第3章 東京五輪の国家事業への変質
1 大会の延期へ 53
2 政策変更、PPP、協働ガバナンス 56
3 協働メカニズム、参加型ガバナンス、スペシャリスト・ジェネラリスト 56
4 感染防止策と簡素化が軸に 58
5 コロナ対策・簡素化案の輪郭 60
6 中止回避で政府・都・組織・IOCが一致 61
7 追加費用、五輪会場・競技日程、入国緩和へ 63
8 日程・会場・予選方式の確定 64
9 感染症・熱中症対策、無観客回避 65
10 コロナ対策、収入減、コスト削減 67
11 選手強化、スポンサー、ホストタウン、追加費用 69
12 不均衡な発言 70
13 調整会議の設置 71
14 変質の帰結 73
15 東京五輪ネットワーク組織体 76
第4章 東京五輪の政府中枢による管理の特質
1 コア・エグゼクティブとしての調整会議 81
2 CPA、外部インセンティブ、スポーツ政策共同体 82
3 批判・懸念・懐疑や期待・決意・希望の混在 85
4 風向きの変化 90
5 簡素化と五輪コロナ対策の輪郭 93
6 簡素化の結末 95
7 調整会議とIOCの後押し 96
8 調整会議の特質 101
第5章 東京五輪変質の帰結
1 招致活動とガバナンス変容 107
2 東京五輪と復興五輪 108
3 スポーツグローバル公共圏 109
4 日中韓スポーツ・ガバナンス 110
5 スポーツ省の設置提案 111
6 新国立競技場建設問題 112
7 東京五輪施設のコスト分担問題 113
8 費用分担のガバナンス 114
9 東京都の大会関連経費 116
10 管理・統制五輪へ 117
11 スポーツ団体ガバナンスの破綻 118
12 スポーツ団体自治の終焉 119
13 迷宮の大会経費 120
14 競技施設の後利用問題 121
15 東京五輪統治の歪み 122
16 東京五輪の変質と誤謬 123
はしがき
初出一覧
第1章 東京延期のガバナンスプロセス
1 近代オリンピック史上例のない延期 1
2 ネットワークガバナンス、官僚制、周縁 3
3 予定通りの開催への固執(2020年2月18日-2月28日) 6
4 ガバナンス内の動揺(2020年3月1日-3月14日) 10
5 ガバナンス内外の動揺(2020年3月15日-3月25日) 13
6 政権主導による1年延期 19
7 ガバナンス理論と東京五輪 23
8 延期をめぐるガバナンスプロセスの変容 25
第2章 東京五輪延期の論点
1 東京五輪延期と政策実施 27
2 政策実施研究における類型、摩擦、ブランド化 28
3 延期決定以前の論点 32
4 延期決定以後の論点 35
5 東京五輪をどうすべきなのか ―無観客試合を主軸に― 46
第3章 東京五輪の国家事業への変質
1 大会の延期へ 53
2 政策変更、PPP、協働ガバナンス 56
3 協働メカニズム、参加型ガバナンス、スペシャリスト・ジェネラリスト 56
4 感染防止策と簡素化が軸に 58
5 コロナ対策・簡素化案の輪郭 60
6 中止回避で政府・都・組織・IOCが一致 61
7 追加費用、五輪会場・競技日程、入国緩和へ 63
8 日程・会場・予選方式の確定 64
9 感染症・熱中症対策、無観客回避 65
10 コロナ対策、収入減、コスト削減 67
11 選手強化、スポンサー、ホストタウン、追加費用 69
12 不均衡な発言 70
13 調整会議の設置 71
14 変質の帰結 73
15 東京五輪ネットワーク組織体 76
第4章 東京五輪の政府中枢による管理の特質
1 コア・エグゼクティブとしての調整会議 81
2 CPA、外部インセンティブ、スポーツ政策共同体 82
3 批判・懸念・懐疑や期待・決意・希望の混在 85
4 風向きの変化 90
5 簡素化と五輪コロナ対策の輪郭 93
6 簡素化の結末 95
7 調整会議とIOCの後押し 96
8 調整会議の特質 101
第5章 東京五輪変質の帰結
1 招致活動とガバナンス変容 107
2 東京五輪と復興五輪 108
3 スポーツグローバル公共圏 109
4 日中韓スポーツ・ガバナンス 110
5 スポーツ省の設置提案 111
6 新国立競技場建設問題 112
7 東京五輪施設のコスト分担問題 113
8 費用分担のガバナンス 114
9 東京都の大会関連経費 116
10 管理・統制五輪へ 117
11 スポーツ団体ガバナンスの破綻 118
12 スポーツ団体自治の終焉 119
13 迷宮の大会経費 120
14 競技施設の後利用問題 121
15 東京五輪統治の歪み 122
16 東京五輪の変質と誤謬 123