共犯理論と組織犯罪
中国刑事法の形成と特色 第8号

共犯理論と組織犯罪

二十一世紀第二回(通算第八回)日中刑事法学術討論会報告書
西原春夫 編
定価:3,300円(税込)
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  • 発行:
    2003年01月25日
  • 判型:
    A5判並製
  • ページ数:
    280頁
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内容紹介

≪目次≫
はしがき (西原春夫)
通算第八回日中刑事法学術討論会概要BR
1 共犯の分類 (西田典之)
共犯の分類/共犯の基礎―共犯の処罰根拠と因果性/共犯の従属性/共犯論の特色BR
2 共同正犯の若干の問題を論ず ―共犯を中心にして (林亜剛)
共犯の分類基準/わが国の刑法における共犯の理解BR
3 共同過失と共犯 (張明楷)
史論/解釈論/判例論/立法論/結論BR
4 共同過失と共犯 (佐久間修)
はじめに―過失犯論と共犯論の交錯/過失共同正犯の意義と限界/共同過失と従属的共犯/結果的加重犯の共犯/おわりに―組織的過失における共同過失BR
5 間接正犯 (高橋則夫)
はじめに/間接正犯の正犯性/間接正犯の類型/間接正犯の実行の着手時期/間接正犯と教唆犯との錯誤/間接正犯とその防衛BR
6 間接正犯 ―中国の立法と司法を視角として― (陳興良)
プロローグ―判例から/間接正犯の概念/間接正犯の性質/間接正犯の形式/間接正犯の認定/結語―判例をもって終えるBR
7 共犯と身分問題の研究 ―職務犯罪を視角として― (趙秉志)
問題提起/身分の定義/共犯の比較/共犯と身分関係の弁証法/残された議論BR
8 日本刑法における「共犯と身分」 (山口 厚)
「共犯と身分」規定の特色/身分概念/身分者に対する非身分者の加功/非身分者に対する身分者の加功BR
【総括】 共犯理論の討論総括 (大谷 實)BR
9 組織犯罪の概念 (川本哲郎)
組織犯罪の定義/組織犯罪の現状/組織犯罪の原因/おわりにBR
10 組織犯罪の概念分析 (莫洪憲)
中国大陸地域における組織犯罪概念の変遷/各国および各地域の組織犯罪に対する刑事立法/わが国における組織犯罪の概念についての論叢BR
11 組織犯罪の対策と研究 (賈 宇)
組織犯罪を予防する社会政策/組織犯罪を予防する刑事法的対策BR
12 組織的犯罪対策 (大泉隆史・三浦 守)
組織的犯罪対策の現況/組織的犯罪対策三法(概論)/組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制に関する法律/犯罪捜査のための通信傍受に関する法律/刑事訴訟法の一部を改正する法律BR
【講演】 日本から見た中国刑事訴訟法 (田口守一)
はじめに/被疑者の取調べと被疑者の黙秘権/捜査段階における被疑者の弁護制度/証拠排除法則の範囲/当事者主義的構造の意義/むすびBR
資料(1) 通算第八回日中刑事法学術討論会報告
資料(2) 中国刑事法関係日本語文献(7)
資料(3) 日中刑事法学術討論会開催一覧