会社支配と社会的利益
香川大学法学会叢書1

会社支配と社会的利益

市川兼三 著
定価:6,050円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2003年03月20日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    292頁
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内容紹介

≪目次≫
第一編 会社支配と社会的利益
第一章 八幡製鉄政治献金事件について
事実の概要/本事件の問題点/判決要旨/学説/私見

第二章 政治改革と会社の政治献金
はじめに/八幡製鉄政治献金事件/会社の政治献金能力/取締役の忠実義務/政治献金の開示

第三章 利益供与要求罪の新設と利益供与禁止規定の趣旨
問題の所在/利益供与禁止規定の立法趣旨をめぐる学説と批判/利益供与要求罪の新設による影響/結びにかえて

第四章 コーポレート・ガバナンス ―企業活動にとって株主とは何なのか―
コーポレート・ガバナンスとは何か/大規模公開会社における株主と取締役/結びにかえて

第二編 会社支配と株主・債権者の利益
第一章 株式相互保有と商法
はじめに/株式相互保有の経済的機能/株式相互保有と商法/学説および試案との比較

第二章 株主代表訴訟見直し案について
はじめに/株主代表訴訟見直し案とその検討/結びにかえて

第三章 株式会社の合併
序文/株式会社合併の経済的機能/株式会社合併の法律的性質/個別的問題の検討

第三編 会社支配と従業員の利益
第一章 従業員持株制度と会社支配
はじめに/従業員持株会と証券市場/従業員持株会と会社支配/従業員持株会と相互参加

第二章 従業員持株制度と株式買戻 ―ワールド事件等を契機として―
はじめに/米国の従業員持株制度と株式買戻/日本の従業員持株制度と株式買戻/むすび

第三章 西ドイツ共同決定法による監査役会の権限
はじめに/法定代表機関構成員の選・解任/監査役会の同意必要行為/法定代表機関のための業務規程の制定/むすび

第四章 社内預金と商法二九五条
序/社内預金の意義/社内預金のメリット・デメリット/判例/学説/社内預金に関する法制度/社内預金の実態/判例・学説の検討/結び