ヘーゲル『法哲学』と市民法学の原理
小林正士著
定価:5,170円(税込)-
在庫:
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発行:
2021年08月10日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
218頁 -
ISBN:
978-4-7923-0692-2
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内容紹介
《目 次》
はしがき i
序論 市民法学の潮流とヘーゲル …… 1
第一節 民主主義法学・市民法論の意義─戦後の法社会学論争に即して─ …… 1
第二節 市民法学の理論的視角に関して─諸個人と国家共同体との関連─ …… 4
第三節 市民法学を支える市民像に関する考察 …… 9
第一部 若きヘーゲルの思想とヘーゲル『法哲学』 ─市民法学の基礎理論の観点から─
第一章 若きヘーゲルと市民法学の理論的視座 …… 15
第一節 若きヘーゲルと自由の実現の視角 …… 15
第二節 若きヘーゲル神学論稿と主体性の原理 …… 19
1 「民族宗教とキリスト教」論稿 …… 19
2 「イエスの生涯」論稿 …… 21
3 「キリスト教の実定性」論稿 …… 22
4 「キリスト教の精神とその運命」論稿 …… 26
第二章 ヘーゲル政治論文と市民法学の理論的視座 …… 33
第一節 ヘーゲルの政治論文 …… 33
第二節 『カル親書訳』について …… 33
第三節 「ヴュルテンヴェルクの最近の内情について、とりわけ自治体役員制度の欠陥について」 …… 35
第四節 『ドイツ憲法論』について …… 38
第五節 「一八一五年および一八一六年におけるヴュルテンベルグ王国地方民会の討論。一八一五─?一八一六年の議事録、三三節」について …… 45
第六節 「イギリス選挙法改正案について」 …… 51
第七節 おわりに …… 55
第三章 ヘーゲル法哲学における主体性の原理と共同性の原理 …… 56
第一節 法学におけるヘーゲル『法哲学』の意義─問題の所在─ …… 56
第二節 ヘーゲル『法哲学』における具体的自由の実現─その原理と構造─ …… 58
1 ヘーゲル『法哲学』の出発点 …… 58
2 ヘーゲルにおける「自由」の意義─社会・国家における自由─ …… 59
3 ヘーゲルにおける「自由」の意義─国家、市民社会との関連で─ …… 60
第三節 ヘーゲル市民社会論 …… 65
1 ヘーゲル市民社会論の原理と三つの契機・要素について …… 65
2 欲求の体系について …… 66
3 司法活動について …… 69
4 福祉行政について …… 70
5 職業団体について …… 72
第四節 ヘーゲル『法の哲学』の国家論 …… 75
1 ヘーゲル国家論の構成 …… 75
2 ヘーゲル国家論における広義の国家概念について …… 76
3 ヘーゲル国家論における狭義の国家概念について …… 80
4 おわりに …… 87
第二部 ヘーゲル法哲学をめぐるドイツにおける諸研究に関する一考察 ─市民法学原理の観点から─
第一章 ヘーゲル法哲学の構造と市民法学─?K.─H. Iltingの所説に即して─ …… 95
第一節 はじめに …… 95
第二節 K.─H. Iltingのヘーゲル論 …… 95
1 ヘーゲル国家論 …… 96
2 ヘーゲルの主権問題 …… 100
3 ヘーゲル市民社会論 …… 101
第三節 市民法学におけるヘーゲル法哲学の意義 …… 102
1 市民法学とは …… 102
2 法と自由の実現とヘーゲル …… 104
(1) 法と自由の実現─主体的側面と客観的側面の統一─ 104
(2) 主体的自由の原理と国家共同体における共同性の原理の相即的実現の視角 105
(3) 国家共同体における法と自由の意義 107
第四節 市民法学の観点からのK.─H. Iltingの所説の検討・評価 …… 110
第五節 おわりに …… 114
第二章 へーゲルにおける法、道徳、人倫─?Bruno Liebrucksの所説に即して─ …… 115
序節 はじめに …… 115
第一節 へーゲルの法の理念─現存在と概念との一体性─ …… 116
第二節 へーゲル法哲学の出発点としての意志論─意志(自由)の「概念」に即して─ …… 117
第三節 ヘーゲル法哲学における意志論─意志(自由)の「現存在」に即して─ …… 121
第四節 市民法学の観点からのBruno Liebrucksの所説の検討・評価 …… 125
第三章 ヘーゲルと自然法論─?Norbert Bobbioの所説に即して─ …… 131
序節 はじめに …… 131
第一節 ヘーゲルの人倫概念の5つの前提条件 …… 131
第二節 ヘーゲルとホッブズ …… 134
第三節 ヘーゲルとルソー …… 134
第四節 市民法学の観点からのNorbert Bobbioの所説の検討・評価 …… 136
第四章 ヘーゲル法哲学における自然と自由─?Manfred Riedelの所説に即して?─ …… 140
序節 はじめに …… 140
第一節 ヘーゲル『法哲学』が近代自然法論と共有する第一の前提条件について …… 141
第二節 ヘーゲル『法哲学』が近代自然法論と共有する第二の前提条件について …… 145
第三節 市民社会と国家の関係について …… 148
第四節 市民法学の観点からのManfred Riedelの所説の検討・評価 …… 150
第五節 おわりに …… 153
第五章 ヘーゲルとランケ─国家における自由と義務?─ …… 157
序説 はじめに …… 157
第一節 ヘーゲル『法哲学』「国家論」と「社会哲学」の論理 …… 158
1 ヘーゲル『法哲学』「国家論」の理論的枠組み …… 158
2 ヘーゲル「社会哲学」の論理─諸個人と国家共同体との繋がりに即して─ …… 160
第二節 ランケ「国家論」と「社会哲学」 …… 165
1 ランケの国家論 …… 166
(1) 精神的存在としての国家の独自性 …… 166
(2) 国家の独立性 …… 168
2 ランケの「社会哲学」 …… 170
(1) 国家への参与について …… 170
(2) 義務と自由と愛国心─主体性の原理と共同性の原理の調和の観点に即して─ …… 172
おわりに …… 177
結語に代えて─今後の展望を踏まえて─ …… 179
あとがき 182
参考文献一覧 184
事項索引 195
人名索引 200
はしがき i
序論 市民法学の潮流とヘーゲル …… 1
第一節 民主主義法学・市民法論の意義─戦後の法社会学論争に即して─ …… 1
第二節 市民法学の理論的視角に関して─諸個人と国家共同体との関連─ …… 4
第三節 市民法学を支える市民像に関する考察 …… 9
第一部 若きヘーゲルの思想とヘーゲル『法哲学』 ─市民法学の基礎理論の観点から─
第一章 若きヘーゲルと市民法学の理論的視座 …… 15
第一節 若きヘーゲルと自由の実現の視角 …… 15
第二節 若きヘーゲル神学論稿と主体性の原理 …… 19
1 「民族宗教とキリスト教」論稿 …… 19
2 「イエスの生涯」論稿 …… 21
3 「キリスト教の実定性」論稿 …… 22
4 「キリスト教の精神とその運命」論稿 …… 26
第二章 ヘーゲル政治論文と市民法学の理論的視座 …… 33
第一節 ヘーゲルの政治論文 …… 33
第二節 『カル親書訳』について …… 33
第三節 「ヴュルテンヴェルクの最近の内情について、とりわけ自治体役員制度の欠陥について」 …… 35
第四節 『ドイツ憲法論』について …… 38
第五節 「一八一五年および一八一六年におけるヴュルテンベルグ王国地方民会の討論。一八一五─?一八一六年の議事録、三三節」について …… 45
第六節 「イギリス選挙法改正案について」 …… 51
第七節 おわりに …… 55
第三章 ヘーゲル法哲学における主体性の原理と共同性の原理 …… 56
第一節 法学におけるヘーゲル『法哲学』の意義─問題の所在─ …… 56
第二節 ヘーゲル『法哲学』における具体的自由の実現─その原理と構造─ …… 58
1 ヘーゲル『法哲学』の出発点 …… 58
2 ヘーゲルにおける「自由」の意義─社会・国家における自由─ …… 59
3 ヘーゲルにおける「自由」の意義─国家、市民社会との関連で─ …… 60
第三節 ヘーゲル市民社会論 …… 65
1 ヘーゲル市民社会論の原理と三つの契機・要素について …… 65
2 欲求の体系について …… 66
3 司法活動について …… 69
4 福祉行政について …… 70
5 職業団体について …… 72
第四節 ヘーゲル『法の哲学』の国家論 …… 75
1 ヘーゲル国家論の構成 …… 75
2 ヘーゲル国家論における広義の国家概念について …… 76
3 ヘーゲル国家論における狭義の国家概念について …… 80
4 おわりに …… 87
第二部 ヘーゲル法哲学をめぐるドイツにおける諸研究に関する一考察 ─市民法学原理の観点から─
第一章 ヘーゲル法哲学の構造と市民法学─?K.─H. Iltingの所説に即して─ …… 95
第一節 はじめに …… 95
第二節 K.─H. Iltingのヘーゲル論 …… 95
1 ヘーゲル国家論 …… 96
2 ヘーゲルの主権問題 …… 100
3 ヘーゲル市民社会論 …… 101
第三節 市民法学におけるヘーゲル法哲学の意義 …… 102
1 市民法学とは …… 102
2 法と自由の実現とヘーゲル …… 104
(1) 法と自由の実現─主体的側面と客観的側面の統一─ 104
(2) 主体的自由の原理と国家共同体における共同性の原理の相即的実現の視角 105
(3) 国家共同体における法と自由の意義 107
第四節 市民法学の観点からのK.─H. Iltingの所説の検討・評価 …… 110
第五節 おわりに …… 114
第二章 へーゲルにおける法、道徳、人倫─?Bruno Liebrucksの所説に即して─ …… 115
序節 はじめに …… 115
第一節 へーゲルの法の理念─現存在と概念との一体性─ …… 116
第二節 へーゲル法哲学の出発点としての意志論─意志(自由)の「概念」に即して─ …… 117
第三節 ヘーゲル法哲学における意志論─意志(自由)の「現存在」に即して─ …… 121
第四節 市民法学の観点からのBruno Liebrucksの所説の検討・評価 …… 125
第三章 ヘーゲルと自然法論─?Norbert Bobbioの所説に即して─ …… 131
序節 はじめに …… 131
第一節 ヘーゲルの人倫概念の5つの前提条件 …… 131
第二節 ヘーゲルとホッブズ …… 134
第三節 ヘーゲルとルソー …… 134
第四節 市民法学の観点からのNorbert Bobbioの所説の検討・評価 …… 136
第四章 ヘーゲル法哲学における自然と自由─?Manfred Riedelの所説に即して?─ …… 140
序節 はじめに …… 140
第一節 ヘーゲル『法哲学』が近代自然法論と共有する第一の前提条件について …… 141
第二節 ヘーゲル『法哲学』が近代自然法論と共有する第二の前提条件について …… 145
第三節 市民社会と国家の関係について …… 148
第四節 市民法学の観点からのManfred Riedelの所説の検討・評価 …… 150
第五節 おわりに …… 153
第五章 ヘーゲルとランケ─国家における自由と義務?─ …… 157
序説 はじめに …… 157
第一節 ヘーゲル『法哲学』「国家論」と「社会哲学」の論理 …… 158
1 ヘーゲル『法哲学』「国家論」の理論的枠組み …… 158
2 ヘーゲル「社会哲学」の論理─諸個人と国家共同体との繋がりに即して─ …… 160
第二節 ランケ「国家論」と「社会哲学」 …… 165
1 ランケの国家論 …… 166
(1) 精神的存在としての国家の独自性 …… 166
(2) 国家の独立性 …… 168
2 ランケの「社会哲学」 …… 170
(1) 国家への参与について …… 170
(2) 義務と自由と愛国心─主体性の原理と共同性の原理の調和の観点に即して─ …… 172
おわりに …… 177
結語に代えて─今後の展望を踏まえて─ …… 179
あとがき 182
参考文献一覧 184
事項索引 195
人名索引 200