《目　次》

はしがき　　i
初出一覧　　vii

序章　問題と視角　　　1
　第1節　問題の所在　　　1
　　第1項　韓国財閥を政治の視点から研究をする意義　　　1
　　第2項　大宇グループを取り上げる意義　　　3
　　第3項　大宇造船工業を取り上げる意義　　　5
　第2節　本書の構成について　　　8
　第3節　韓国財閥の概念定義と用語　　　12

第1章　朴正煕政権時代の大宇　　　17
　第1節　朴正煕政権の財閥政策と「新興財閥」の形成　　　17
　第2節　大宇造船工業の設立　　　27
　　第1項　朴正煕政権の造船振興　　　27
　　第2項　大宇への玉浦造船所の経営権の引渡し過程　　　33
　　第3項　大宇造船工業の設立と政府の支援条件　　　40

第2章　全斗煥政権下の大宇　　　49
　第1節　大宇造船工業の経営状態の悪化の原因　　　51
　　第1項　共同出資者韓国産業銀行の出資比率の減少　　　51
　　第2項　発電設備事業参入に関する約束不履行問題　　　54
　　第3項　大規模な労働争議の発生　　　61
　　第4項　その他の要因　　　66

第3章　盧泰愚政権下の大宇　　　71
　第1節　大宇造船工業の経営破綻問題の発生　　　71
　第2節　大宇造船工業への支援を巡る議論　　　73
　第3節　大宇造船工業への金融支援と対共産圏外交との関連性の検討　　　77
　　第1項　韓国の対共産圏外交　　　77
　　第2項　韓国とハンガリーとの経済関係の構築　　　82
　第4節　大宇造船工業への金融支援決定後に発生した問題　　　100
　第5節　大宇造船工業への金融支援履行後の問題発生とその検討　　　103
　第6節　金宇中と鄭周永の大統領選挙への出馬を巡る動き　　　108
　　第1項　鄭周永の政界進出　　　108
　　第2項　金宇中の大統領選への出馬を巡る動き　　　113

終章　　　123

参考資料・文献　　127
人名索引　　137
事項索引　　139