刑事訴訟法
辻本典央 著
定価:3,520円(税込)-
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発行:
2021年09月01日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
410頁 -
ISBN:
978-4-7923-5338-4
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内容紹介
《目 次》
はしがき( i )
凡例( v )
序編 刑事訴訟法の基礎
第1講 刑事訴訟法学習への導入
第1章 刑事訴訟法学習の入口 3
第1節 刑事訴訟法を学ぶ目的(3)
第2節 刑事訴訟法学習の視点(4)
1 時間的な流れ(4)
2 多様な登場人物(5)
第2章 刑事訴訟法の概要 6
第1節 刑事訴訟法の意義と目的(6)
1 刑事訴訟法の意義(6)
2 刑事訴訟法の目的(7)
第2節 刑事訴訟の構造(8)
第3節 刑事訴訟法の法源と適用範囲(10)
1 刑事訴訟法の法源(10)
2 刑事訴訟法の適用範囲(10)
第2講 刑事手続の配役
第1章 被疑者・被告人 12
第1節 被疑者(12)
1 被疑者の意義(12)
2 被疑者の法的地位(12)
第2節 被告人(14)
1 被告人の意義(14)
2 被告人の法的地位(15)
第2章 弁護人・補佐人 16
第1節 弁護人(16)
1 弁護制度の概要(16)
2 弁護人選任手続(19)
3 弁護人の権限(21)
第2節 補佐人(21)
第3章 警察・検察官 22
第1節 警察(22)
1 警察の組織と責務(22)
2 警察官の刑事訴訟法上の法的地位(22)
第2節 検察官(23)
1 検察の組織(23)
2 検察官の責務と権限(24)
3 検察事務官(25)
第4章 裁判所・裁判官・裁判員 25
第1節 裁判所(25)
1 裁判所の意義(25)
2 裁判所の種類と構成(26)
3 裁判管轄(26)
第2節 裁判官(27)
1 裁判官の法的地位(27)
2 除斥・忌避・回避(28)
第3節 裁判員(29)
第5章 被害者 31
第1節 被害者保護の要請(31)
第2節 各手続段階における被害者の諸権利(32)
第6章 一般市民 33
第1編 捜査
第3講 捜査総説
第1章 捜査の意義 37
第1節 捜査とは(37)
第2節 捜査の主体(38)
1 司法警察職員(38)
2 検察官(38)
3 その他(39)
第3節 捜査の構造(39)
第2章 捜査の法的規制 40
第1節 比例性原則(40)
第2節 強制捜査に関する原則(42)
1 強制処分法定主義と令状主義(42)
2 両原則の関係(42)
3 任意捜査と強制捜査の区別(44)
第3節 任意捜査の限界事例(46)
1 任意同行・任意取調べ(46)
2 承諾留置・承諾家宅捜索(47)
3 おとり捜査(47)
第3章 捜査一般に関するその他の諸問題 48
第1節 国際捜査協力(48)
第2節 捜査における被害者の権利・利益保護(49)
第4章 捜査の始まりと終わり 49
第1節 捜査の始まり(49)
1 総説(49)
2 警察活動による捜査の端緒(50)
3 警察活動以外による捜査の端緒(56)
第2節 捜査の終わり(57)
1 事件送致(57)
2 微罪処分(58)
3 起訴後の捜査(58)
第4講 被疑者の身体拘束
第1章 総説 60
第2章 身体拘束の手続 61
第1節 逮捕(61)
1 総説(61)
2 通常逮捕(61)
3 現行犯逮捕(64)
4 緊急逮捕(65)
第2節 勾留(66)
1 起訴前勾留の意義(66)
2 要件(67)
3 効果(67)
4 手続(67)
第3章 逮捕・勾留に関する諸問題 69
第1節 事件単位原則に関わる問題(69)
第2節 逮捕・勾留一回原則(70)
第3節 別件逮捕・勾留(72)
第5講 供述証拠の収集
第1章 被疑者の取調べ 74
第1節 被疑者取調べ総説(74)
第2節 被疑者取調べの一般的要件(75)
1 実体的要件(75)
2 手続的要件(76)
第3節 身体不拘束被疑者の取調べ(77)
1 概要(77)
2 任意出頭・同行(78)
3 任意取調べ(79)
第4節 身体拘束被疑者の取調べ(80)
1 取調べ受忍義務論(80)
2 取調べの可視化(83)
3 余罪の取調べ(85)
第2章 被疑者以外の者の取調べ 87
第1節 被疑者以外の者の供述(87)
1 取調べ(87)
2 証人尋問(87)
3 協議・合意手続、刑事免責(88)
第2節 専門家への嘱託(90)
第6講 物的証拠の収集
第1章 総説 92
第1節 物的証拠の意義(92)
第2節 物的証拠の収集に向けた処分の種類(92)
1 捜索・押収(93)
2 検証(93)
3 鑑定(93)
第3節 物的証拠の収集に向けた処分に対する規制(94)
1 令状主義(94)
2 強制処分法定主義(94)
第2章 捜索・押収 95
第1節 令状による捜索・差押え(95)
1 実体的要件(95)
2 手続的要件(96)
3 処分対象者の防御権(106)
第2節 逮捕に伴う無令状の捜索・差押え(108)
1 実質的根拠論(108)
2 要件(110)
第3節 領置(112)
第3章 検証・鑑定 113
第1節 検証(113)
1 検証の意義(113)
2 検証の主体(113)
3 検証の客体(114)
4 検証の手続(115)
第2節 鑑定(116)
1 鑑定の意義(116)
2 鑑定の主体(116)
3 鑑定の客体(116)
4 被疑者の身体への侵襲(117)
第3節 現代型捜査の問題(122)
1 現代型捜査の意義と問題点(122)
2 個別事例(123)
第7講 被疑者の防御
第1章 総説 135
第2章 黙秘権 136
第1節 黙秘権の意義(136)
第2節 黙秘権の内容(137)
1 黙秘できる事項(137)
2 黙秘権行使の効果(138)
第3章 弁護人の援助を受ける権利 141
第1節 弁護人依頼権(141)
1 弁護人依頼権の意義(141)
2 弁護人依頼権の保障に向けた各機関の役割(142)
第2節 接見交通権(143)
1 接見交通権の意義と内容(143)
2 接見指定制度(144)
3 接見交通に関する諸問題(149)
第2編 公訴
第8講 公訴総論
第1章 総説 153
第1節 公訴の意義(153)
第2節 公訴の諸原則(154)
1 国家訴追主義(154)
2 起訴便宜主義(154)
第3節 公訴提起の効果(155)
第2章 検察官の権限 156
第1節 公訴提起に関する権限(156)
第2節 公訴権(157)
1 公訴権の理論(157)
2 公訴権濫用論(159)
第3節 検察官の公訴権行使に対する制御システム(160)
1 事件処理手続の公開性と事件関係者らの関与(160)
2 不当不起訴を抑制するシステム(162)
第9講 公訴提起手続
第1章 起訴状 165
第1節 起訴状の提出(165)
第2節 起訴状記載の問題点(165)
第3節 起訴状一本主義(166)
1 予断排除原則(166)
2 起訴状一本主義(167)
第4節 簡易な裁判についての公訴提起手続(168)
1 略式手続(168)
2 即決裁判手続(170)
3 司法取引的な意義(171)
第2章 訴訟行為 171
第1節 総説(171)
1 訴訟行為の意義(171)
2 訴訟行為の分類(171)
第2節 訴訟行為の要件(172)
1 訴訟行為適格(172)
2 訴訟行為能力(172)
3 訴訟行為意思(173)
4 訴訟行為の手続要件(174)
第3節 訴訟行為の評価(175)
1 訴訟行為の段階的評価(175)
2 訴訟行為の瑕疵の治癒/無効な訴訟行為の事後的是正(176)
第3章 訴訟条件 177
第1節 総説(177)
1 訴訟条件の意義(177)
2 訴訟条件の種類(178)
3 訴訟条件の判断(180)
第2節 公訴時効(181)
1 概説(181)
2 公訴時効の法的性質(182)
3 公訴時効の起算点(183)
4 公訴時効の停止(185)
第10講 刑事手続の審判対象
第1章 訴因制度 188
第1節 訴因制度の意義─審判の対象(188)
1 刑事訴訟の審判対象(188)
2 一罪の一部起訴の問題(190)
第2節 訴因の本質(191)
第3節 訴因の役割(機能)と明示・特定性の要請(192)
1 訴因の役割(機能)(192)
2 訴因の明示性(192)
3 訴因の特定性(193)
第4節 訴因の予備的・択一的記載(196)
第5節 訴因変更(196)
1 訴因変更の意義(196)
2 訴因変更の手続(197)
第2章 訴因変更の必要性 198
第1節 訴因の拘束性(198)
第2節 訴因変更が必要となる場合の基準(200)
1 従来の議論(200)
2 最高裁平成13年決定(201)
3 過失犯と訴因(203)
第3節 訴因変更と関連する手続(205)
1 争点の変更(205)
2 罪数の変化と訴因の関係(205)
第3章 訴因変更の可能性─ 「公訴事実の同一性」 論 206
第1節 「公訴事実の同一性」の機能(206)
第2節 「公訴事実の同一性」の判断基準(207)
1 二元的考察法(207)
2 公訴事実の単一性(208)
3 狭義の同一性(209)
第3節 原訴因の拘束力(211)
第4章 訴因変更に関する裁判所の役割 212
第1節 訴因変更の許否(212)
第2節 訴因変更命令(214)
1 訴因変更命令の意義(214)
2 訴因変更命令の義務性(214)
3 訴因変更命令の形成力(215)
第3編 公判
第11講 公判総説
第1章 公判の諸原則とその構造 219
第1節 公判の主体(219)
1 裁判所(219)
2 訴訟当事者(220)
3 その他の訴訟関係人(221)
第2節 公判の諸原則(222)
1 裁判公開原則(222)
2 口頭弁論主義(224)
3 迅速裁判の要請、継続=集中審理主義(225)
4 当事者主義(226)
第3節 公判の構造(227)
1 二面説と三面説(227)
2 鈴木説(228)
第2章 公判準備手続、公判手続 229
第1節 公判準備手続(229)
1 被告人の出頭確保(229)
2 訴訟の進行に向けた準備(232)
第2節 公判手続(238)
1 公判廷(238)
2 公判の手続(240)
3 特殊な公判手続(245)
4 公判調書(245)
第12講 証拠法
第1章 総説 247
第1節 証拠の意義・種類(247)
1 証拠の意義(247)
2 証拠の種類(247)
第2節 証拠裁判主義(249)
1 証拠裁判主義の意義(249)
2 厳格な証明(250)
3 証明の必要性(252)
第3節 証拠調べ手続(254)
1 人証(254)
2 書証(257)
3 証拠物(258)
第2章 証拠の許容性(証拠能力総説) 258
第1節 総説(258)
1 厳格な証明における証拠能力(258)
2 証拠能力の一般的要件(258)
第2節 証拠の関連性(259)
1 総説(259)
2 悪性格の立証(260)
3 科学的証拠(262)
第3章 非供述証拠の証拠能力 265
第1節 総説(265)
1 違法収集証拠排除法則の確立(265)
2 違法収集証拠排除法則の実質的根拠(267)
第2節 判例ルール(268)
1 判例の変遷(268)
2 最高裁昭和53年判決(268)
3 判例ルールの解釈・適用(270)
第3節 派生的な問題(272)
1 派生証拠の証拠能力(272)
2 被告人の処分権(274)
3 量刑への影響(275)
第4章 供述証拠の証拠能力 275
第1節 供述証拠総説(275)
1 供述証拠の性質(275)
2 供述証拠の該当性(276)
第2節 伝聞法則(278)
1 伝聞法則の意義(278)
2 伝聞証拠の例外的許容(280)
3 弾劾供述(294)
第3節 自白法則(295)
1 総説(295)
2 自白の証拠能力が問題となる具体例(298)
3 不任意自白の波及効果(301)
第5章 事実認定 302
第1節 総説(302)
第2節 心証形成の内在的規制(302)
1 自由心証主義(302)
2 証明の意義(303)
3 合理的な事実認定が行われるための諸制度(304)
4 罪となるべき事実の記載(305)
第3節 心証形成の外在的規制(309)
1 自由心証主義の例外(309)
2 訴因制度による拘束(316)
3 挙証責任と推定(317)
第13講 裁判
第1章 裁判総説 322
第1節 裁判の意義(322)
第2節 裁判の種類(322)
1 判決、決定、命令(322)
2 終局裁判と非終局裁判(323)
3 実体裁判と形式裁判(324)
第3節 裁判の成立(324)
第2章 裁判の内容 326
第1節 総説(326)
第2節 形式裁判の内容(326)
第3節 実体裁判の内容(327)
1 有罪判決(327)
2 無罪判決(329)
第4節 訴訟費用(330)
第4編 第一審判決以降
第14講 救済手続と裁判の効力
第1章 上訴 335
第1節 上訴通則(335)
1 上訴の意義(335)
2 上訴の要件と手続(335)
3 不利益変更禁止の原則(339)
4 破棄判決の拘束力(340)
第2節 控訴(341)
1 控訴審の意義と構造(341)
2 控訴審の手続(344)
第3節 上告(346)
1 上告審の意義(346)
2 上告審の手続(347)
第4節 抗告(349)
1 抗告の意義(349)
2 一般抗告(349)
3 準抗告(350)
4 特別抗告(350)
第2章 裁判の効力 351
第1節 総説(351)
1 裁判の効力(351)
2 裁判の確定(352)
第2節 確定力の理論(352)
1 確定力の本質(352)
2 確定力の効果(353)
第3節 一事不再理効(355)
1 一事不再理効の発生(355)
2 一事不再理効の範囲(357)
第4節 裁判の執行(358)
1 総説(358)
2 刑の執行(359)
3 裁判の執行に対する各種の申立て(361)
第3章 非常救済手続 361
第1節 再審(361)
第2節 非常上告(366)
1 非常上告の意義(366)
2 非常上告の手続(367)
資料 369
①逮捕状(371)
②捜索差押許可状(372)
③起訴状(373)
④供述調書(374)
事項索引 375
判例索引 382
はしがき( i )
凡例( v )
序編 刑事訴訟法の基礎
第1講 刑事訴訟法学習への導入
第1章 刑事訴訟法学習の入口 3
第1節 刑事訴訟法を学ぶ目的(3)
第2節 刑事訴訟法学習の視点(4)
1 時間的な流れ(4)
2 多様な登場人物(5)
第2章 刑事訴訟法の概要 6
第1節 刑事訴訟法の意義と目的(6)
1 刑事訴訟法の意義(6)
2 刑事訴訟法の目的(7)
第2節 刑事訴訟の構造(8)
第3節 刑事訴訟法の法源と適用範囲(10)
1 刑事訴訟法の法源(10)
2 刑事訴訟法の適用範囲(10)
第2講 刑事手続の配役
第1章 被疑者・被告人 12
第1節 被疑者(12)
1 被疑者の意義(12)
2 被疑者の法的地位(12)
第2節 被告人(14)
1 被告人の意義(14)
2 被告人の法的地位(15)
第2章 弁護人・補佐人 16
第1節 弁護人(16)
1 弁護制度の概要(16)
2 弁護人選任手続(19)
3 弁護人の権限(21)
第2節 補佐人(21)
第3章 警察・検察官 22
第1節 警察(22)
1 警察の組織と責務(22)
2 警察官の刑事訴訟法上の法的地位(22)
第2節 検察官(23)
1 検察の組織(23)
2 検察官の責務と権限(24)
3 検察事務官(25)
第4章 裁判所・裁判官・裁判員 25
第1節 裁判所(25)
1 裁判所の意義(25)
2 裁判所の種類と構成(26)
3 裁判管轄(26)
第2節 裁判官(27)
1 裁判官の法的地位(27)
2 除斥・忌避・回避(28)
第3節 裁判員(29)
第5章 被害者 31
第1節 被害者保護の要請(31)
第2節 各手続段階における被害者の諸権利(32)
第6章 一般市民 33
第1編 捜査
第3講 捜査総説
第1章 捜査の意義 37
第1節 捜査とは(37)
第2節 捜査の主体(38)
1 司法警察職員(38)
2 検察官(38)
3 その他(39)
第3節 捜査の構造(39)
第2章 捜査の法的規制 40
第1節 比例性原則(40)
第2節 強制捜査に関する原則(42)
1 強制処分法定主義と令状主義(42)
2 両原則の関係(42)
3 任意捜査と強制捜査の区別(44)
第3節 任意捜査の限界事例(46)
1 任意同行・任意取調べ(46)
2 承諾留置・承諾家宅捜索(47)
3 おとり捜査(47)
第3章 捜査一般に関するその他の諸問題 48
第1節 国際捜査協力(48)
第2節 捜査における被害者の権利・利益保護(49)
第4章 捜査の始まりと終わり 49
第1節 捜査の始まり(49)
1 総説(49)
2 警察活動による捜査の端緒(50)
3 警察活動以外による捜査の端緒(56)
第2節 捜査の終わり(57)
1 事件送致(57)
2 微罪処分(58)
3 起訴後の捜査(58)
第4講 被疑者の身体拘束
第1章 総説 60
第2章 身体拘束の手続 61
第1節 逮捕(61)
1 総説(61)
2 通常逮捕(61)
3 現行犯逮捕(64)
4 緊急逮捕(65)
第2節 勾留(66)
1 起訴前勾留の意義(66)
2 要件(67)
3 効果(67)
4 手続(67)
第3章 逮捕・勾留に関する諸問題 69
第1節 事件単位原則に関わる問題(69)
第2節 逮捕・勾留一回原則(70)
第3節 別件逮捕・勾留(72)
第5講 供述証拠の収集
第1章 被疑者の取調べ 74
第1節 被疑者取調べ総説(74)
第2節 被疑者取調べの一般的要件(75)
1 実体的要件(75)
2 手続的要件(76)
第3節 身体不拘束被疑者の取調べ(77)
1 概要(77)
2 任意出頭・同行(78)
3 任意取調べ(79)
第4節 身体拘束被疑者の取調べ(80)
1 取調べ受忍義務論(80)
2 取調べの可視化(83)
3 余罪の取調べ(85)
第2章 被疑者以外の者の取調べ 87
第1節 被疑者以外の者の供述(87)
1 取調べ(87)
2 証人尋問(87)
3 協議・合意手続、刑事免責(88)
第2節 専門家への嘱託(90)
第6講 物的証拠の収集
第1章 総説 92
第1節 物的証拠の意義(92)
第2節 物的証拠の収集に向けた処分の種類(92)
1 捜索・押収(93)
2 検証(93)
3 鑑定(93)
第3節 物的証拠の収集に向けた処分に対する規制(94)
1 令状主義(94)
2 強制処分法定主義(94)
第2章 捜索・押収 95
第1節 令状による捜索・差押え(95)
1 実体的要件(95)
2 手続的要件(96)
3 処分対象者の防御権(106)
第2節 逮捕に伴う無令状の捜索・差押え(108)
1 実質的根拠論(108)
2 要件(110)
第3節 領置(112)
第3章 検証・鑑定 113
第1節 検証(113)
1 検証の意義(113)
2 検証の主体(113)
3 検証の客体(114)
4 検証の手続(115)
第2節 鑑定(116)
1 鑑定の意義(116)
2 鑑定の主体(116)
3 鑑定の客体(116)
4 被疑者の身体への侵襲(117)
第3節 現代型捜査の問題(122)
1 現代型捜査の意義と問題点(122)
2 個別事例(123)
第7講 被疑者の防御
第1章 総説 135
第2章 黙秘権 136
第1節 黙秘権の意義(136)
第2節 黙秘権の内容(137)
1 黙秘できる事項(137)
2 黙秘権行使の効果(138)
第3章 弁護人の援助を受ける権利 141
第1節 弁護人依頼権(141)
1 弁護人依頼権の意義(141)
2 弁護人依頼権の保障に向けた各機関の役割(142)
第2節 接見交通権(143)
1 接見交通権の意義と内容(143)
2 接見指定制度(144)
3 接見交通に関する諸問題(149)
第2編 公訴
第8講 公訴総論
第1章 総説 153
第1節 公訴の意義(153)
第2節 公訴の諸原則(154)
1 国家訴追主義(154)
2 起訴便宜主義(154)
第3節 公訴提起の効果(155)
第2章 検察官の権限 156
第1節 公訴提起に関する権限(156)
第2節 公訴権(157)
1 公訴権の理論(157)
2 公訴権濫用論(159)
第3節 検察官の公訴権行使に対する制御システム(160)
1 事件処理手続の公開性と事件関係者らの関与(160)
2 不当不起訴を抑制するシステム(162)
第9講 公訴提起手続
第1章 起訴状 165
第1節 起訴状の提出(165)
第2節 起訴状記載の問題点(165)
第3節 起訴状一本主義(166)
1 予断排除原則(166)
2 起訴状一本主義(167)
第4節 簡易な裁判についての公訴提起手続(168)
1 略式手続(168)
2 即決裁判手続(170)
3 司法取引的な意義(171)
第2章 訴訟行為 171
第1節 総説(171)
1 訴訟行為の意義(171)
2 訴訟行為の分類(171)
第2節 訴訟行為の要件(172)
1 訴訟行為適格(172)
2 訴訟行為能力(172)
3 訴訟行為意思(173)
4 訴訟行為の手続要件(174)
第3節 訴訟行為の評価(175)
1 訴訟行為の段階的評価(175)
2 訴訟行為の瑕疵の治癒/無効な訴訟行為の事後的是正(176)
第3章 訴訟条件 177
第1節 総説(177)
1 訴訟条件の意義(177)
2 訴訟条件の種類(178)
3 訴訟条件の判断(180)
第2節 公訴時効(181)
1 概説(181)
2 公訴時効の法的性質(182)
3 公訴時効の起算点(183)
4 公訴時効の停止(185)
第10講 刑事手続の審判対象
第1章 訴因制度 188
第1節 訴因制度の意義─審判の対象(188)
1 刑事訴訟の審判対象(188)
2 一罪の一部起訴の問題(190)
第2節 訴因の本質(191)
第3節 訴因の役割(機能)と明示・特定性の要請(192)
1 訴因の役割(機能)(192)
2 訴因の明示性(192)
3 訴因の特定性(193)
第4節 訴因の予備的・択一的記載(196)
第5節 訴因変更(196)
1 訴因変更の意義(196)
2 訴因変更の手続(197)
第2章 訴因変更の必要性 198
第1節 訴因の拘束性(198)
第2節 訴因変更が必要となる場合の基準(200)
1 従来の議論(200)
2 最高裁平成13年決定(201)
3 過失犯と訴因(203)
第3節 訴因変更と関連する手続(205)
1 争点の変更(205)
2 罪数の変化と訴因の関係(205)
第3章 訴因変更の可能性─ 「公訴事実の同一性」 論 206
第1節 「公訴事実の同一性」の機能(206)
第2節 「公訴事実の同一性」の判断基準(207)
1 二元的考察法(207)
2 公訴事実の単一性(208)
3 狭義の同一性(209)
第3節 原訴因の拘束力(211)
第4章 訴因変更に関する裁判所の役割 212
第1節 訴因変更の許否(212)
第2節 訴因変更命令(214)
1 訴因変更命令の意義(214)
2 訴因変更命令の義務性(214)
3 訴因変更命令の形成力(215)
第3編 公判
第11講 公判総説
第1章 公判の諸原則とその構造 219
第1節 公判の主体(219)
1 裁判所(219)
2 訴訟当事者(220)
3 その他の訴訟関係人(221)
第2節 公判の諸原則(222)
1 裁判公開原則(222)
2 口頭弁論主義(224)
3 迅速裁判の要請、継続=集中審理主義(225)
4 当事者主義(226)
第3節 公判の構造(227)
1 二面説と三面説(227)
2 鈴木説(228)
第2章 公判準備手続、公判手続 229
第1節 公判準備手続(229)
1 被告人の出頭確保(229)
2 訴訟の進行に向けた準備(232)
第2節 公判手続(238)
1 公判廷(238)
2 公判の手続(240)
3 特殊な公判手続(245)
4 公判調書(245)
第12講 証拠法
第1章 総説 247
第1節 証拠の意義・種類(247)
1 証拠の意義(247)
2 証拠の種類(247)
第2節 証拠裁判主義(249)
1 証拠裁判主義の意義(249)
2 厳格な証明(250)
3 証明の必要性(252)
第3節 証拠調べ手続(254)
1 人証(254)
2 書証(257)
3 証拠物(258)
第2章 証拠の許容性(証拠能力総説) 258
第1節 総説(258)
1 厳格な証明における証拠能力(258)
2 証拠能力の一般的要件(258)
第2節 証拠の関連性(259)
1 総説(259)
2 悪性格の立証(260)
3 科学的証拠(262)
第3章 非供述証拠の証拠能力 265
第1節 総説(265)
1 違法収集証拠排除法則の確立(265)
2 違法収集証拠排除法則の実質的根拠(267)
第2節 判例ルール(268)
1 判例の変遷(268)
2 最高裁昭和53年判決(268)
3 判例ルールの解釈・適用(270)
第3節 派生的な問題(272)
1 派生証拠の証拠能力(272)
2 被告人の処分権(274)
3 量刑への影響(275)
第4章 供述証拠の証拠能力 275
第1節 供述証拠総説(275)
1 供述証拠の性質(275)
2 供述証拠の該当性(276)
第2節 伝聞法則(278)
1 伝聞法則の意義(278)
2 伝聞証拠の例外的許容(280)
3 弾劾供述(294)
第3節 自白法則(295)
1 総説(295)
2 自白の証拠能力が問題となる具体例(298)
3 不任意自白の波及効果(301)
第5章 事実認定 302
第1節 総説(302)
第2節 心証形成の内在的規制(302)
1 自由心証主義(302)
2 証明の意義(303)
3 合理的な事実認定が行われるための諸制度(304)
4 罪となるべき事実の記載(305)
第3節 心証形成の外在的規制(309)
1 自由心証主義の例外(309)
2 訴因制度による拘束(316)
3 挙証責任と推定(317)
第13講 裁判
第1章 裁判総説 322
第1節 裁判の意義(322)
第2節 裁判の種類(322)
1 判決、決定、命令(322)
2 終局裁判と非終局裁判(323)
3 実体裁判と形式裁判(324)
第3節 裁判の成立(324)
第2章 裁判の内容 326
第1節 総説(326)
第2節 形式裁判の内容(326)
第3節 実体裁判の内容(327)
1 有罪判決(327)
2 無罪判決(329)
第4節 訴訟費用(330)
第4編 第一審判決以降
第14講 救済手続と裁判の効力
第1章 上訴 335
第1節 上訴通則(335)
1 上訴の意義(335)
2 上訴の要件と手続(335)
3 不利益変更禁止の原則(339)
4 破棄判決の拘束力(340)
第2節 控訴(341)
1 控訴審の意義と構造(341)
2 控訴審の手続(344)
第3節 上告(346)
1 上告審の意義(346)
2 上告審の手続(347)
第4節 抗告(349)
1 抗告の意義(349)
2 一般抗告(349)
3 準抗告(350)
4 特別抗告(350)
第2章 裁判の効力 351
第1節 総説(351)
1 裁判の効力(351)
2 裁判の確定(352)
第2節 確定力の理論(352)
1 確定力の本質(352)
2 確定力の効果(353)
第3節 一事不再理効(355)
1 一事不再理効の発生(355)
2 一事不再理効の範囲(357)
第4節 裁判の執行(358)
1 総説(358)
2 刑の執行(359)
3 裁判の執行に対する各種の申立て(361)
第3章 非常救済手続 361
第1節 再審(361)
第2節 非常上告(366)
1 非常上告の意義(366)
2 非常上告の手続(367)
資料 369
①逮捕状(371)
②捜索差押許可状(372)
③起訴状(373)
④供述調書(374)
事項索引 375
判例索引 382