岐阜アパレル産地の形成
朝日大学産業情報研究所叢書 7

岐阜アパレル産地の形成

―証言集・孵卵器としてのハルピン街―
荻久保嘉章/根岸秀行 編
定価:3,300円(税込)
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  • 発行:
    2003年05月20日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    300頁
在庫なし

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内容紹介

≪目次≫
序章
概要/構成/掲載上の留意点BR
第1章 川村一正氏『岐阜繊維の誕生とハルピン街』
はじめに/満州/駅前ハルピン街/大ハルピン街住宅と更生住宅/岐阜繊維問屋町の形成発展/高井勇氏についてBR
第2章 廣瀬つた子氏『洋裁の修行を生かして既製服製造』
ハルピン街(昭和22年?)/更生住宅(昭和25年)/再び駅前へ(昭和26年?)/問屋町新5丁目以降(昭和33年?)/家族BR
第3章 神田史郎氏『古着商から婦人服メーカーへ』
満州/ハルピン街/更生住宅移転後の事業拡大/BR
第4章 信下文江氏『私の歩み』
引揚まで/ハルピン街/更生住宅以降BR
第5章 広田孝之氏『古着商からメーカーへ』
繊維との縁(えにし)/戦後統制と「古着」商売/統制解除と和装メーカーへの転換/縫製と地方・海外展開/問屋町と集積のメリットBR
第6章 井上義明氏『仕入れ業者からの岐阜参入』
古着商売のこと/岐阜でのスタート/問屋町の開発と連合会のPR活動/経営危機とアパレルへの転換/岐阜産地のこれまで、そして将来BR
第7章 山田由枝氏『戦後縫製の草分け』
洋裁学校と縫製業(創業期:昭和20年代)/縫製事業の本格化(発展期:昭和30年代)/生業化(現在)BR
第8章 武藤吉五郎氏『縫製―繊維産業最終走者の誇り』
戦前の縫製修行時代/岐阜市での縫製創業/岐阜の縫製工場組織化とその意味/「企業力」をつけるということ/縫製とアパレルのバトンゾーン/これからのことBR
第9章 三次義之氏『業界紙からみた岐阜アパレル産地』
東海繊維経済新聞と越中谷利一氏/引揚者とハルピン街の建設/戦後統制下の商売とその変化/岐阜アパレル産地発展の画期/産地の発展と東海繊維経済新聞BR
第10章 川出孝一氏『岐阜駅前周辺の材木屋と問屋町形成』
戦前の岐阜駅前周辺と材木屋の分布/戦後の岐阜駅前周辺の様子/駅前周辺材木屋の土地活用/問屋町形成への想いBR
終章 戦後経済統制と岐阜ハルピン街―「古着商」への転業をめぐって
はじめに/戦後統制と成立直後のハルピン街/衣料統制と古着商への集団同時転業の意味/衣料統制下のハルピン街と高井勇/結びー産地化への展望―BR
参考資料
引揚者に対する援護/満蒙開拓青少年義勇軍/高井勇氏/ハルピン街/ハルピン街出店者/大ハルピン街住宅/更生住宅への移転と問屋町の形成/岐阜の縫製業界BR
年表:岐阜繊維問屋町のあゆみ―昭和20?30年代―