政策原論
正義の研究 4

政策原論

藤川吉美 著
定価:2,750円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2003年05月25日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    216頁
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内容紹介

≪目次≫
第1章 知的インフラの再構築
前提批判と知的インフラ(哲学)の再構築/実体論から関係論へのパラダイム・シフト/受動的鑑賞から能動的関係づけへのパラダイム・シフト/感覚的意識にじかに措定されている情報は何か?/事象のもつ時空連続の延長特性/延長抽象化の方法・一般抽象化の方法/国が国に対して狼・グローバルな社会契約・その均衡解

第2章 自然状態:個人的選択の基準
自然状態をどう捉えるか?/自然状態における人間の生涯/自然財と Life plan と選好システムの相対性/個人的選択の基準(善悪・美醜・聖俗)の相対性/自然状態と自然法の倫理

第3章 社会的協力:社会的選択の基準
なぜ、人間は社会をつくるのか?/社会的協力に不可欠な共通の理念/共通の正義概念をどう選択するか?/均衡解としての正義原理の定式化/共通ルール/法体系の選択

第4章 社会状態:背景的公正の保障
統治の目的と形態/社会システムの基本構造と主要制度の選択/統治機構の分業(学術・立法・司法・行政)/責任と義務:ノブレス・オブリージ/背景的公正のための社会的選択

第5章 パブリック・ポリシー
政策問題について/パブリック・ポリシーの目的/パブリック・ポリシーが充たすべき要件/政策の立案→選択実施→評価のスパイラル/外向き、前向きのパブリック・ポリシー

第6章 各種政策の要諦
文教政策はどうあるべきか?/高等教育政策の要点/経済政策の基本要件/福祉政策の哲学的基礎/国際政策の要諦/環境政策について/農業政策はどうあるべきか?