自由と正義の法理念 (三島淑臣教授古稀祝賀)
三島淑臣教授古稀祝賀

自由と正義の法理念 (三島淑臣教授古稀祝賀)

ホセ・ヨンパルト/田中成明他 編
定価:13,200円(税込)
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  • 発行:
    2003年07月01日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    576頁
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内容紹介

≪目次≫
第一部 自由と人格
(稲垣良典) カント「人格」概念の批判的考察 ―自由・真理・愛―
(中村博雄) 「法と倫理の内的関連」問題の再検討 ―カントの「実在する人間の存在論的根基(Radix)」に迫る―
(宗岡嗣郎) 自由の法理 ―共生の現実の中で―
(酒匂一郎) 自己・社会・情報 ―自己同一性の自由に関する試論―
(神原和宏) 共和主義における自由の概念について
(若松良樹) 自由の個人間比較のために ―共通悪思想家としてのアマルティア・セン―
(吉岡剛彦) 法の根拠としての関係的人格 ―A・カウフマン法哲学における「法の歴史性」論を手がかりに―
(ホセ・ヨンパルト) 自由と正義と法の拘束力 ―法の効力論の歴史から教えられるもの―BR
第二部 正義とケア
(福井徹也) ヘラクレイトスの正義について ―西洋法思想史私観―
(永尾孝雄) カント家族法論の現代性
(亀本 洋) 格差原理は格差縮小の要求を含むのか
(重松博之) 再分配と承認 ―現代正義論における承認論の位置づけをめぐって―
(中村直美) パターナリズムと自律 ―批判に答えて―
(服部高宏) 介護/看護(Pflege)の概念と専門職 ―老人介護法に関する連邦憲法裁判所判決を手がかりに―
(柴田恵子) ケア学の行方 ―J・Rawlsの「正義論」を手掛かりに―BR
第三部 秩序と倫理
(筏津安恕) 「歴史法学の陰性自然法」テーゼの放棄
(河見 誠) 新自然法論における絶対的道徳規範
(笹倉秀夫) 「実定法的原理」考
(中村浩爾) 現代日本法における法化戦略の意義と限界
(福井康太) 「秩序」としての紛争
(山田 秀) 政治倫理学についての一考察 ―その学問的ないし体系的位置付けと構造に即して―
(高橋広次) 自然保護と種の法理
(甲斐克則) 「人間の尊厳」と生命倫理・医事法 ―具現化の試み―
(伊佐智子) 人工妊娠中絶における女性と胎児 ―望まない妊娠と選択的妊娠中絶の問題解決に向けて―BR
第四部 人と業績
(竹下 賢) 三島淑臣先生の人と思想BR
三島淑臣教授 略歴・業績目録