環境刑法概説

環境刑法概説

中山研一/神山敏雄/斉藤豊治/浅田和茂 編著
定価:4,180円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2003年10月10日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    336頁
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内容紹介

≪目次≫
第I部 総論
第1章 環境刑法の概念
はじめに/環境刑法の概念/環境刑法の類型/実質的意味の環境刑法/むすび

第2章 環境刑法の役割
はじめに/公害刑法から環境刑法へ/行政的規制と刑法的規制の関係/環境保護における刑法の役割

第3章 環境刑法の体系
はじめに/対象となる犯罪類型/環境刑法の分類

第4章 環境犯罪と行政法との関係
問題の所在/刑法の行政従属性/環境保護行政の実効性確保と刑罰

第5章 環境刑法と刑事政策
はじめに/環境と環境政策/規制と制裁

第6章 ドイツの環境刑法
はじめに/ドイツ環境刑法制定の経緯/ドイツ環境刑法の概観/論点の検討/おわりに

第7章 フランスの環境刑法
はじめに/環境刑法の実体的要素の特徴/むすびにかえて

第8章 アメリカの環境刑法
環境法の発展/主要な環境刑法の概観/環境犯罪における刑事責任/民事制裁と刑事制裁/州レベルの環境刑法/過剰な犯罪化への批判

第II部 各論
第1章 環境一般法に対する犯罪
はじめに/各法律の犯罪類型

第2章 大気汚染・悪臭
概観/各法律の犯罪類型

第3章 騒音・振動に関する犯罪
はじめに/騒音規制法における刑事規制/振動規制法における刑事規制/騒音・振動事犯と対策の実体/おわりに

第4章 水質汚濁・海洋汚染
水質汚濁防止法/海洋汚染防止法

第5章 農地用の土壌汚染防止等に関する法律、農薬取締法
はじめに/農地用の土壌の汚染防止等に関する法律/農薬取締法/刑事法上の諸問題/おわりに

第6章 地盤沈下に関する犯罪 ―工業用水法、建築物用地下水の採取の規制に関する法律―
総説/法律の内容/処理状況等

第7章 「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」における犯罪と刑罰
はじめに/廃棄物処理法の制定・改正の概説/廃棄物処理法の構造/行政処分/罰則規定/廃棄物の現状と検挙状況/刑事法上の問題/むすび

第8章 化学物質に関する罪
はじめに/環境法関係/有毒物質・化学兵器関係/消費者保護法関係/むすびにかえて

第9章 野生動物の保護をめぐる刑事規制 ―「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」を中心にして―
はじめに/鳥獣保護法の体系/鳥獣保護法の罰則規定/おわりに

第10章 原子力・放射線に関する犯罪と刑罰
はじめに/わが国の原子力政策と法制度の形成/原子力関連法制と立法/罰則規定の概要/刑法犯罪との関係/刑事犯規定の問題/行政犯規定の問題