刑事法ジャーナル Vol.70

刑事法ジャーナル Vol.70

刑事法ジャーナル編集委員会 編
定価:2,200円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2021年11月20日
  • 判型:
    B5判並製
  • ページ数:
    162頁
  • ISBN:
    978-4-7923-8876-8
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内容紹介

《目 次》

〈巻頭言〉
自由刑の単一化   川出 敏裕 3

〈特 集〉 「司法に対する罪の現在」
・司法作用ないし犯人庇護の罪をめぐる問題状況   松宮 孝明 4
・犯人蔵匿等罪・証拠隠滅等罪をめぐる近時の動向   豊田 兼彦 11
・司法に対する罪をめぐる共犯問題 ─犯人による犯人蔵匿・証拠隠滅教唆を例として─   松本 圭史 17
・逃走罪をめぐる議論状況   荒木 泰貴 25

〈特 集〉 「揺さぶられっ子症候群をめぐる裁判例の動向」
・虐待による乳幼児頭部外傷(AHT)をめぐる裁判例の分析   中谷雄二郎 33
・AHT事案における適切な立証を確保するための方策等 ─検察の立場から─   白井 美果 62
・相次ぐSBS無罪判決が問うもの─弁護人の立場から─   秋田 真志 70

〈新連載〉 外国刑事法研究
・ドイツにおける盗撮立法について─ドイツ刑法典の改正(1)─   佐藤 拓磨 79

〈連載〉 刑法の思考と論理
・第3講 行為の構造から見た「実行の着手」時期(2) ─各論(その2)最後の一突き型犯罪─   杉本 一敏 91

外国刑事法務事情
・英国刑事法務事情(68) ─LXVIII 2021年6月?8月の主要動向─   清野 憲一 119

〈刑事裁判例批評〉
(429)「出て行け」等と記載した文書と人糞を封筒に入れて外国公館に郵送し、関係職員に開封させて内容物を認識させた行為が刑法234条にいう「威力を用い」た場合に該当するとされた事例 ─広島高判令和2・2・18裁判所ウェブサイト、判タ1482号117頁─   樋笠 尭士 134

(430)被告人が殺意をもってなたで切りつけた行為と被害者が動かなくなったことから死亡したものと誤信し、集合住宅に火を放って被害者を焼死させた結果との因果関係 ─奈良地判令和3・2・26裁判所ウェブサイト─ 関根  徹 140

(431)デビットカードの「クレジットカード番号等」該当性及び「預貯金の引出し又は振込みに必要な情報」の適否 ─東京高判令和2・3・18判タ1482号111頁─ 粟田 知穂 146

〈書 評〉
・高橋則夫著『規範論と理論刑法学』(2021年、成文堂)   小島 秀夫 151
・市川啓著『間接正犯と謀議』(2021年、成文堂)   濱田 新 154
・横濱和弥著『国際刑法における上官責任とその国内法化』 (2021年、慶應義塾大学出版会) 尾﨑久仁子 156
・関口和徳著『自白排除法則の研究』(2021年、日本評論社)   堀田 周吾 158
・鈴木秀洋著『虐待・DV・性差別・災害等から市民を守る 社会的弱者にしない 自治体法務』(2021年、第一法規)   四方 光 160
J・プラデル先生を偲んで   白取 祐司 116