取調べ可視化―密室への挑戦

取調べ可視化―密室への挑戦

―イギリスの取調べ録音・録画に学ぶ―
渡辺 修/山田直子 監修 小坂井久/秋田真志 編著
定価:2,750円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2004年01月10日
  • 判型:
    A5判並製
  • ページ数:
    208頁
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内容紹介



1986年に導入されたイギリスの被疑者取調べ録音手続。大阪弁護士会有志が学者とともにロンドン、ブリストル、バーミンガム、オックスフォードの『四都』をまわり、警察、検察代理弁護士、刑事弁護士、裁判官、再審委員会から取材。我が国の被疑者取調べ「可視化」を展望する上で必携の書。


≪目次≫
序章 司法改革と被疑者取調べの可視化 ―イギリス調査の目的

第1章 密室の扉を開く ―学者の立場から
バーミンガム大学ジョン・ボールドウィン教授に聞く

第2章 取調べ可視化と捜査実務 ―警察官の立場から
取調べ録音と捜査実務 ―エイボン・アンド・サマーセット警察本部リチャード・バーネット警部に聞く/進化する取調べ技術 ―テムズバレー警察本部、重大犯罪局クライブ・デントン刑事に聞く

第3章 取調べ可視化と捜査弁護 ―弁護人の立場から
取調べ可視化と積極的弁護への取り組み ―西イングランド大学エド・ケープ教授に聞く/取調べ可視化と捜査弁護の実際 ―バーミンガム公設弁護士アンドリュー・ギルモア氏に聞く/ソリシターのみる取調べ録音 ―ソリシター・ロジャー・イード氏に聞く

第4章 取調べ可視化と裁判実務
取調べ可視化とバリスター実務 ―バリスター・サイモン・ワイルド氏に聞く/刑事再審実務からみた取調べ可視化 ―刑事事件再審委員会(CCRC)レオナルド・リー」教授に聞く

第5章 犯罪捜査と人物識別手続 ―テムズバレー警察本部ヒル人物識別専門官に聞く

終章 イギリスの取調べ可視化から学ぶもの

トピックス
1 イギリスの刑事手続の概要
2 実務規定C―権利告知手続について
3 実務規定E―被疑者取調べのテープ録音手続について
4 イギリス犯罪事情(1)
5 イギリス犯罪事情(2)
6 CCTVの「威力」と「無力」―ある少女失踪事件