フィリピンの民主化と市民社会

フィリピンの民主化と市民社会

―移行・定着・発展の政治力学―
五十嵐誠一 著
定価:3,850円(税込)
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  • 発行:
    2004年03月25日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    292頁
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内容紹介

≪目次≫
序章 問題の所在BR
第1章 民主化理論の変遷と市民社会アプローチ
構造主義アプローチ/アクター中心アプローチ/統合的アプローチ/市民社会アプローチBR
第2章 分析概念の検討
民主化/市民社会/フィリピンの市民社会BR
第3章 フィリピン市民社会の歴史的変遷
植民地時代/戦後から60年代前半/60年代後半から戒厳令布告まで/戒厳令以降BR
第4章 マルコス体制崩壊過程と市民社会
経済危機と政治危機/中間層の検討/アキノ暗殺から84年の議会選挙へ/繰り上げ大統領選挙からピープル・パワーへBR
第5章 ポスト・マルコスの民主主義の制度
暫定政権から新憲法制定へ/新憲法における「手続き的民主主義」と「実質的民主主義」/フィリピンの民主化度BR
第6章 ポスト・マルコスの民主主義の実態
「3G」「エリート民主主義」「政党なき民主主義」/アキノ政権後の「政党なき民主主義」/92年と98年の大統領選挙/弱い国家論BR
第7章 ポスト・マルコスの市民社会
新憲法と地方政府法における市民社会条項/国家との協力関係/海外からの援助・市民団体の増加とネットワークの深化BR
第8章 公明選挙と市民社会
COMELEC と選挙監視団体の歴史/ NAMFREL,VOTECARE,PPCRV /選挙不正と市民団体の活動/選挙改革アドボカシーBR
第9章 農地改革と市民社会
CPAR の結成/行政府と議会へのロビー活動/ CARL 成立後の CPAR の活動/ TriPARRD と ARCBR
終章 市民社会とピープル・パワー
フィリピンの民主化と市民社会/市民社会とピープル・パワーBR
あとがき
参考文献一覧
主要略語一覧
人名索引
事項索引