社会運動という公共空間

社会運動という公共空間

―理論と方法のフロンティア―
曽良中清司/長谷川公一/町村敬志/樋口直人 編著
定価:3,300円(税込)
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  • 発行:
    2004年05月10日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    282頁
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内容紹介

≪目次≫
序章 社会運動と社会運動論の現在
社会運動研究の隆盛―1990年代以降の研究動向/日本の研究の現状と本書の課題/変容する市民社会と社会運動の形/「対決の誠治」contentious politics と社会運動の制度化BR
第1章 争議のサイクルとレパートリーから見る社会変動
はじめに/近現代日本におけるレパートリーとサイクル:可能性の提示/Tilly における社会変動とレパートリー/Tarrow のサイクル形成論とその展開/サイクルとレパートリーの関係理論を求めて/結語にかえてBR
第2章 社会運動と集合的アイデンティティ―動員過程におけるアイデンティティの諸相―
はじめに/新しい社会運動とアイデンティティ・ポリティクス/社会運動の合理性問題とアイデンティティ/集合的アイデンティティの分析レベル―連帯・運動・個人―/動員過程の分析とアイデンティティ概念―発生・展開・帰結/むすびにかえてBR
第3章 イベント分析の展開―政治的機会構造論との関連を中心に―
はじめに/イベント分析とは何か/政治的機会構造とイベント分析/日本の社会運動を対象とした分析/結語に代えてBR
第4章 社会運動のフォーマルモデル―政治的機会構造のメカニズム―
問題の所在/フォーマルモデルの特徴と前提/社会運動のフォーマルモデル/政治的機会構造のフォーマルモデル/結論BR
第5章 モダニティの変容と社会運動
はじめに/モダニティの潜在力の担い手としての社会運動/モダニティの高次化/自我の変容/「運動」の変容/おわりにBR
第6章 グローバル化と社会運動
問題の所在/1990年代以降における「グローバル化と社会運動」の諸相/フロー空間に対抗するアイデンティティ/トランスナショナルな機会構造と動員構造/グローバル化と社会運動をめぐる争点BR
終章 社会運動論の回顧と展望
はじめに/伝統的社会運動理論の系譜/資源動員論的接近法と政治過程論的接近法の登場/逃走のレパートリー、フレーム調節過程、およびプロテスト循環/「新しい運動」の理論とアイデンティティ/今後の課題BR
索引
執筆者紹介