法制史研究71
法制史學會 編
定価:8,800円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2022年03月30日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
526頁 -
ISBN:
978-4-7923-9282-6
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内容紹介
《目 次》
論説
貞享・元禄期小田原藩領地方における触書 (門脇朋裕)......一
清代中国における「訪案」手続の具体像―手法・対象と官僚の認識を中心に (木下慎梧)......五七
江戸幕府の大名行列政策と幕藩関係―近世中後期を事例として (山本英貴)......一〇五
神聖ローマ帝国における一四一〇年・一一年の国王選挙と金印勅書 (横川大輔)......一四五
書評
大津透編 日本古代律令制と中国文明 河内春人......一九九
大平 聡 日本古代の王権と国家 仁藤敦史......二〇五
長又高夫 中世法書と明法道の研究 松園潤一朗......二一〇
酒匂由紀子 室町・戦国期の土倉と酒屋 高谷知佳......二一五
代田清嗣 徳川日本の刑法と秩序 大平祐一......二二〇
兼平賢治 近世武家社会の形成と展開 吉田正志......二二六
田中暁龍 近世の公家社会と幕府 小 島信泰......二三二
加賀藩研究ネットワーク編 加賀藩政治史研究と史料 丸本由美子......二三八
石川一三夫・矢野達雄編著 裁判と自治の法社会史 小石川裕介......二四二
大庭裕介 司法省と近代国家の形成 居石正和......二四五
村上一博 日本近代家族法史論 小 沢奈々......二五〇
岡崎まゆみ 植民地朝鮮の裁判所―慣習と同化の交錯・法の「実験」 李 英美......二五六
小林 武 沖縄憲法史考 小野博司......二六二
福島至編著 團藤重光研究―法思想・立法論、最高裁判事時代 田中亜紀子......二六七
上野利三 大宝律および養老律若干条の復元について 荊木美行......二七二
近藤成一・遠藤珠紀・水野智之・渡邊正男 シンポジウム「佐藤進一の軌跡―いま、「中世国家」を問う」 新田一郎......二七四
松園潤一朗 室町幕府の法概念に関する覚書 前川祐一郎......二七六
桃崎有一郎 創立期鎌倉幕府のアイデンティティ模索と礼制・法制 ―公武法圏の接続と常置の将軍 黒瀬にな......二七八
高塩 博 「公事方御定書」を改編した幕府法律書―「寛保律」百箇条について〈論考篇〉 安竹貴彦......二八〇
小澤隆司 工場法施行令(大正五年勅令第一九三号)に関する一考察 大正期の法人処罰 ―刑事訴訟法改正を中心として 髙田久実......二八三
佐藤淳平 近代中国財政史―「外省」から「地方」へ 村上 衛......二八六
吉見 崇 中国司法の政治史―一九二八-一九四九 加藤雄三......二九一
久保茉莉子 中国の近代的刑事裁判―刑事司法改革からみる中国近代法史 髙見澤 磨......二九六
武田幸男 新羅中古期の史的研究 田中俊明......二九九
阿部尚史 イスラーム法と家産―一九世紀イラン在地社会における家・相続・女性 柳橋博之......三〇六
関根政美・塩原良和・栗田梨津子・藤田智子編著 オーストラリア多文化社会論―移民・難民・先住民族との共生をめざして 福嶋輝彦......三一〇
佐々木 愛 「父子同氣」概念の成立時期について―「中國家族法の原理」再考 寺田浩明......三一七
水間大輔 漢律令「大不敬」考
水間大輔 漢律令「不敬」考 宮宅 潔......三二〇
川村 康 宋代以勅補律考―宋律勅合編序説 中村正人......三二三
大島立子 元代における収継婚考 七野敏光......三二五
鷲尾浩幸 清末民初江南の判牘にみる宗族と女性―許文濬『塔景亭案牘』の世界 水越 知......三二七
殷 晴 清末における「官報」の発行と政府による情報発信の変容 キム・ハンバク......三二九
程 書嘉 民国期山西省における「村制」の導入―閻錫山の狙い
程 書嘉 権力の浸透と正当性の確保―閻錫山による「自治」の本質 木下慎梧......三三一
額定其労 ロシア帝国統治下ブリヤートの社会構造と司法制度―清代モンゴルとの比較から 萩原 守......三三四
大久保翔平 一八世紀中葉のオランダ東インド会社とアヘン貿易協会 ―バタヴィア政庁によるアヘン特権の創出 弘末雅士......三三六
栗原麻子 互酬性と古代民主制―アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」 葛西康徳......三三八
マルクス・シドニウス・ファルクス著・橘明美訳 奴隷のしつけ方 吉原達也......三四八
服部良久 中世のコミュニケーションと秩序―紛争・平和・儀礼 岡崎 敦......三五三
アンドレア・ミュンクス著・野村秀敏訳 当事者宣誓から当事者尋問へ ―民事訴訟の歴史の一断面 上田 理恵子......三五八
C・H・アレクサンドロヴィッチ著・大中ほか訳 グローバル・ヒストリーと国際法 小栗寛史......三六四
中井愛子 国際法の歴史―ヨーロッパ国際法からの転換 西 平等......三七〇
明石欽司 不可視の「国際法」―ホッブズ・ライプニッツ・ルソーの可能性 中井愛子......三七五
杉本陽奈子 紀元前四世紀アテナイの商業裁判に関する訴訟と証言 宮坂 渉......三八〇
丸亀裕司 ローマ共和政末期の政治と弁論 ―キケロ『ポンペイウスの指揮権について』(前六六年)を手がかりに 林 智良......三八三
宮坂 渉 ポンペイ近郊出土スルピキウス家文書―金銭消費貸借と倉庫内穀物への担保権設定 粟辻 悠......三八五
五十君麻里子 古代ローマにおける扶養に関する和解をめぐる手続について ―マルクス・アウレリウス帝演説に基づく公的介入 遠藤 歩......三八九
森 光 D. 39, 2, 47 ―古代ローマ法における建物と建物の境界について 清水 悠......三九四
パウルス・早稲田大学ローマ法研究会訳 パウルス『意見集』(一)~(五) 西村重雄......三九七
北野かほる ノッティング・ヒルの追剥 ―ヘンリ4世の強盗団撲滅政策 高 希子......四〇一
安酸香織 近世アルザスにおける紛争と秩序 ―シュトラースブルク司教領をめぐる訴訟(一六八二~-一七一九)を事例に 服部良久......四〇三
小山貞夫 絶対王政期イングランドにおける治安書記―治安判事制を支えた専門補佐役 深尾裕造......四〇六
天野知恵子 フランス革命と家族―「婚外子」についての議論をめぐって 石井三記......四〇八
野田龍一 シュテーデル美術館事件における和解の成立について ―シュテーデル美術館所蔵史料の研究
野田龍一 シュテーデル美術館事件における裁判官の忌避について ―忌避に代わる一件書類送付 川島 翔......四一一
藤川直樹 資料 ヘルマン・レースラー後任問題と第二帝政期ドイツの教授人事 ―レーム発信アルトホフ宛書翰を手掛かりに 石部雅亮......四一五
佐々木 健 ローマ法の参照例 ―占有訴権と明文なき物権的請求権 藤野奈津子......四一八
会報
学会記事 四二三
訃報 四二三
追悼の辞
西村稔先生のこと 波多野 敏......四二五
令和二年法制史文献目録
日本法制史文献目録 1
東洋法制史文献目録 24
ローマ法・西洋法制史文献目録 53
欧文レジュメ
論説
貞享・元禄期小田原藩領地方における触書 (門脇朋裕)......一
清代中国における「訪案」手続の具体像―手法・対象と官僚の認識を中心に (木下慎梧)......五七
江戸幕府の大名行列政策と幕藩関係―近世中後期を事例として (山本英貴)......一〇五
神聖ローマ帝国における一四一〇年・一一年の国王選挙と金印勅書 (横川大輔)......一四五
書評
大津透編 日本古代律令制と中国文明 河内春人......一九九
大平 聡 日本古代の王権と国家 仁藤敦史......二〇五
長又高夫 中世法書と明法道の研究 松園潤一朗......二一〇
酒匂由紀子 室町・戦国期の土倉と酒屋 高谷知佳......二一五
代田清嗣 徳川日本の刑法と秩序 大平祐一......二二〇
兼平賢治 近世武家社会の形成と展開 吉田正志......二二六
田中暁龍 近世の公家社会と幕府 小 島信泰......二三二
加賀藩研究ネットワーク編 加賀藩政治史研究と史料 丸本由美子......二三八
石川一三夫・矢野達雄編著 裁判と自治の法社会史 小石川裕介......二四二
大庭裕介 司法省と近代国家の形成 居石正和......二四五
村上一博 日本近代家族法史論 小 沢奈々......二五〇
岡崎まゆみ 植民地朝鮮の裁判所―慣習と同化の交錯・法の「実験」 李 英美......二五六
小林 武 沖縄憲法史考 小野博司......二六二
福島至編著 團藤重光研究―法思想・立法論、最高裁判事時代 田中亜紀子......二六七
上野利三 大宝律および養老律若干条の復元について 荊木美行......二七二
近藤成一・遠藤珠紀・水野智之・渡邊正男 シンポジウム「佐藤進一の軌跡―いま、「中世国家」を問う」 新田一郎......二七四
松園潤一朗 室町幕府の法概念に関する覚書 前川祐一郎......二七六
桃崎有一郎 創立期鎌倉幕府のアイデンティティ模索と礼制・法制 ―公武法圏の接続と常置の将軍 黒瀬にな......二七八
高塩 博 「公事方御定書」を改編した幕府法律書―「寛保律」百箇条について〈論考篇〉 安竹貴彦......二八〇
小澤隆司 工場法施行令(大正五年勅令第一九三号)に関する一考察 大正期の法人処罰 ―刑事訴訟法改正を中心として 髙田久実......二八三
佐藤淳平 近代中国財政史―「外省」から「地方」へ 村上 衛......二八六
吉見 崇 中国司法の政治史―一九二八-一九四九 加藤雄三......二九一
久保茉莉子 中国の近代的刑事裁判―刑事司法改革からみる中国近代法史 髙見澤 磨......二九六
武田幸男 新羅中古期の史的研究 田中俊明......二九九
阿部尚史 イスラーム法と家産―一九世紀イラン在地社会における家・相続・女性 柳橋博之......三〇六
関根政美・塩原良和・栗田梨津子・藤田智子編著 オーストラリア多文化社会論―移民・難民・先住民族との共生をめざして 福嶋輝彦......三一〇
佐々木 愛 「父子同氣」概念の成立時期について―「中國家族法の原理」再考 寺田浩明......三一七
水間大輔 漢律令「大不敬」考
水間大輔 漢律令「不敬」考 宮宅 潔......三二〇
川村 康 宋代以勅補律考―宋律勅合編序説 中村正人......三二三
大島立子 元代における収継婚考 七野敏光......三二五
鷲尾浩幸 清末民初江南の判牘にみる宗族と女性―許文濬『塔景亭案牘』の世界 水越 知......三二七
殷 晴 清末における「官報」の発行と政府による情報発信の変容 キム・ハンバク......三二九
程 書嘉 民国期山西省における「村制」の導入―閻錫山の狙い
程 書嘉 権力の浸透と正当性の確保―閻錫山による「自治」の本質 木下慎梧......三三一
額定其労 ロシア帝国統治下ブリヤートの社会構造と司法制度―清代モンゴルとの比較から 萩原 守......三三四
大久保翔平 一八世紀中葉のオランダ東インド会社とアヘン貿易協会 ―バタヴィア政庁によるアヘン特権の創出 弘末雅士......三三六
栗原麻子 互酬性と古代民主制―アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」 葛西康徳......三三八
マルクス・シドニウス・ファルクス著・橘明美訳 奴隷のしつけ方 吉原達也......三四八
服部良久 中世のコミュニケーションと秩序―紛争・平和・儀礼 岡崎 敦......三五三
アンドレア・ミュンクス著・野村秀敏訳 当事者宣誓から当事者尋問へ ―民事訴訟の歴史の一断面 上田 理恵子......三五八
C・H・アレクサンドロヴィッチ著・大中ほか訳 グローバル・ヒストリーと国際法 小栗寛史......三六四
中井愛子 国際法の歴史―ヨーロッパ国際法からの転換 西 平等......三七〇
明石欽司 不可視の「国際法」―ホッブズ・ライプニッツ・ルソーの可能性 中井愛子......三七五
杉本陽奈子 紀元前四世紀アテナイの商業裁判に関する訴訟と証言 宮坂 渉......三八〇
丸亀裕司 ローマ共和政末期の政治と弁論 ―キケロ『ポンペイウスの指揮権について』(前六六年)を手がかりに 林 智良......三八三
宮坂 渉 ポンペイ近郊出土スルピキウス家文書―金銭消費貸借と倉庫内穀物への担保権設定 粟辻 悠......三八五
五十君麻里子 古代ローマにおける扶養に関する和解をめぐる手続について ―マルクス・アウレリウス帝演説に基づく公的介入 遠藤 歩......三八九
森 光 D. 39, 2, 47 ―古代ローマ法における建物と建物の境界について 清水 悠......三九四
パウルス・早稲田大学ローマ法研究会訳 パウルス『意見集』(一)~(五) 西村重雄......三九七
北野かほる ノッティング・ヒルの追剥 ―ヘンリ4世の強盗団撲滅政策 高 希子......四〇一
安酸香織 近世アルザスにおける紛争と秩序 ―シュトラースブルク司教領をめぐる訴訟(一六八二~-一七一九)を事例に 服部良久......四〇三
小山貞夫 絶対王政期イングランドにおける治安書記―治安判事制を支えた専門補佐役 深尾裕造......四〇六
天野知恵子 フランス革命と家族―「婚外子」についての議論をめぐって 石井三記......四〇八
野田龍一 シュテーデル美術館事件における和解の成立について ―シュテーデル美術館所蔵史料の研究
野田龍一 シュテーデル美術館事件における裁判官の忌避について ―忌避に代わる一件書類送付 川島 翔......四一一
藤川直樹 資料 ヘルマン・レースラー後任問題と第二帝政期ドイツの教授人事 ―レーム発信アルトホフ宛書翰を手掛かりに 石部雅亮......四一五
佐々木 健 ローマ法の参照例 ―占有訴権と明文なき物権的請求権 藤野奈津子......四一八
会報
学会記事 四二三
訃報 四二三
追悼の辞
西村稔先生のこと 波多野 敏......四二五
令和二年法制史文献目録
日本法制史文献目録 1
東洋法制史文献目録 24
ローマ法・西洋法制史文献目録 53
欧文レジュメ