刑事法ジャーナル 第72号
刑事法ジャーナル編集委員会 編
定価:2,200円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2022年05月20日
-
判型:
B5判並製 -
ページ数:
192頁 -
ISBN:
978-4-7923-8878-2
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内容紹介
《目 次》
〈巻頭言〉
一刑法学者の反省(佐伯仁志) 3
〈特集〉精神疾患と刑事責任
精神疾患と責任能力 -総論-(竹川俊也) 4
クレプトマニア(窃盗症)・摂食障害と刑事責任(城下裕二) 19
解離性同一性障害と責任能力(川口浩一) 35
医療観察法をめぐる課題 -治療反応性の観点から-(柑本美和) 44
〈特集〉刑事手続関係者の逃亡防止
公判期日への出頭及び刑の執行の確保のための刑事法の整備に関する諮問第110号に係る法制審議会答申の概要(鷦鷯昌二) 53
答申の刑事手続関係について(角田正紀) 61
答申の刑事手続関係について(髙井康行) 69
答申の刑事手続関係をめぐる課題 -弁護の立場から-(菅野 亮) 74
【資料】要綱(骨子) 80
〈刑事立法の動き〉
・「少年審判規則及び刑事訴訟規則の一部を改正する規則」の概要(福岡 涼) 88
【資料】少年審判規則及び刑事訴訟規則の一部を改正する規則(令和3年最高裁判所規則第3号) 92
〈原理・原則、文脈から考える刑事訴訟法の諸問題〉
・第2回 捜索・差押え(2)(小木曽 綾) 97
〈外国刑事法研究〉
・ドイツにおける改善・保安処分の展開 -ドイツ刑法典の改正(3)-(山中友理) 107
〈外国刑事法務事情〉
・英国刑事法務事情(70) -LXX 2021年12月?2022年2月の主要動向-( 清野憲一) 127
〈刑事裁判例批評〉
(437)自宅で宅配荷物を受領する際、配達票の受取印欄に仮名で署名した行為と署名偽造の成否 -京都地判令和2・6・25判時2494号98頁- (橋本広大) 143
(438)詐欺罪と補助金等不正受交付罪の適用関係 -最(三小)決令和3・6・23刑集75巻7号641頁- (小野上真也) 149
(439)警察官らが、不法残留による現行犯人逮捕に伴い、被告人が隠匿していた大麻を捜索し、大麻所持による現行犯人逮捕をして大麻を差し押さえた行為の違法性 -東京地判令和2・3・18判時2492号82頁- (檀上弘文) 157
(440)保護責任者遺棄致死等の事案において、検察官が請求した死体解剖時の被害者写真を採用して取り調べた第1審の訴訟手続について法令違反がないとした事例 -大阪高判令和3・4・19判時2496号92頁- ( 濵田 毅) 163
(441)・原審が被告人質問を実施したが、被告人が黙秘し、他に事実の取調べは行われなかったという事案につき、第1審が無罪とした公訴事実を原審が認定して直ちに自ら有罪の判決をしても、刑訴法400条ただし書に違反しないとされた事例(第1事件) -最(一小)決令和3・5・12刑集75巻6号583頁(第1事件)-
・被告人は心神耗弱の状態にあったとした第1審判決を事実誤認を理由に破棄し何ら事実の取調べをすることなく完全責任能力を認めて自判をした原判決が、刑訴法400条ただし書に違反するとされた事例(第2事件) -最(三小)判令和3・9・7刑集75巻8号1074頁(第2事件)- (後藤眞理子) 172
(442)アルコール依存にり患している対象者について、医療観察法による入院決定をした原々決定を取り消した原決定に同法42条1項、64条2項の解釈適用を誤った違法があるとされた事例 -最(二小)決令和3・8・30刑集75巻8号1049頁- (箭野章五郎) 182
〈書評〉
・田口守一著『刑事訴訟の構造』(2022年、成文堂) (加藤克佳) 188
〈巻頭言〉
一刑法学者の反省(佐伯仁志) 3
〈特集〉精神疾患と刑事責任
精神疾患と責任能力 -総論-(竹川俊也) 4
クレプトマニア(窃盗症)・摂食障害と刑事責任(城下裕二) 19
解離性同一性障害と責任能力(川口浩一) 35
医療観察法をめぐる課題 -治療反応性の観点から-(柑本美和) 44
〈特集〉刑事手続関係者の逃亡防止
公判期日への出頭及び刑の執行の確保のための刑事法の整備に関する諮問第110号に係る法制審議会答申の概要(鷦鷯昌二) 53
答申の刑事手続関係について(角田正紀) 61
答申の刑事手続関係について(髙井康行) 69
答申の刑事手続関係をめぐる課題 -弁護の立場から-(菅野 亮) 74
【資料】要綱(骨子) 80
〈刑事立法の動き〉
・「少年審判規則及び刑事訴訟規則の一部を改正する規則」の概要(福岡 涼) 88
【資料】少年審判規則及び刑事訴訟規則の一部を改正する規則(令和3年最高裁判所規則第3号) 92
〈原理・原則、文脈から考える刑事訴訟法の諸問題〉
・第2回 捜索・差押え(2)(小木曽 綾) 97
〈外国刑事法研究〉
・ドイツにおける改善・保安処分の展開 -ドイツ刑法典の改正(3)-(山中友理) 107
〈外国刑事法務事情〉
・英国刑事法務事情(70) -LXX 2021年12月?2022年2月の主要動向-( 清野憲一) 127
〈刑事裁判例批評〉
(437)自宅で宅配荷物を受領する際、配達票の受取印欄に仮名で署名した行為と署名偽造の成否 -京都地判令和2・6・25判時2494号98頁- (橋本広大) 143
(438)詐欺罪と補助金等不正受交付罪の適用関係 -最(三小)決令和3・6・23刑集75巻7号641頁- (小野上真也) 149
(439)警察官らが、不法残留による現行犯人逮捕に伴い、被告人が隠匿していた大麻を捜索し、大麻所持による現行犯人逮捕をして大麻を差し押さえた行為の違法性 -東京地判令和2・3・18判時2492号82頁- (檀上弘文) 157
(440)保護責任者遺棄致死等の事案において、検察官が請求した死体解剖時の被害者写真を採用して取り調べた第1審の訴訟手続について法令違反がないとした事例 -大阪高判令和3・4・19判時2496号92頁- ( 濵田 毅) 163
(441)・原審が被告人質問を実施したが、被告人が黙秘し、他に事実の取調べは行われなかったという事案につき、第1審が無罪とした公訴事実を原審が認定して直ちに自ら有罪の判決をしても、刑訴法400条ただし書に違反しないとされた事例(第1事件) -最(一小)決令和3・5・12刑集75巻6号583頁(第1事件)-
・被告人は心神耗弱の状態にあったとした第1審判決を事実誤認を理由に破棄し何ら事実の取調べをすることなく完全責任能力を認めて自判をした原判決が、刑訴法400条ただし書に違反するとされた事例(第2事件) -最(三小)判令和3・9・7刑集75巻8号1074頁(第2事件)- (後藤眞理子) 172
(442)アルコール依存にり患している対象者について、医療観察法による入院決定をした原々決定を取り消した原決定に同法42条1項、64条2項の解釈適用を誤った違法があるとされた事例 -最(二小)決令和3・8・30刑集75巻8号1049頁- (箭野章五郎) 182
〈書評〉
・田口守一著『刑事訴訟の構造』(2022年、成文堂) (加藤克佳) 188