企業の刑事責任
川崎友巳 著
定価:6,050円(税込)-
在庫:
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発行:
2004年09月10日
-
判型:
A5版上製 -
ページ数:
520頁
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内容紹介
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≪目次≫
はしがき
序章 企業の刑事責任論の現状と課題
企業犯罪対策の必要性/企業処罰システムの概要とその運用状況/法人処罰論の変遷/企業の刑事責任論の現代的課題BR
第1部 企業の処罰根拠と帰責原理
第1章 現行法人処罰規定とその解釈論
現行法人処罰規定をめぐる解釈論の課題/立法の系譜/判例の動向/学説の展開/現行法人処罰規定解釈論の問題点BR
第2章 企業処罰立法論
解釈論から立法論へ/現行企業処罰システムの制度疲労/従来の企業処罰立法論とその問題点/立法論の新たな展開BR
第3章 ドイツの法人処罰論
考察の視点/史的展開/秩序違反法とEC法の法理/学説の動向/ドイツの法人処罰論の現在BR
第4章 イギリスの法人処罰論
考察の視点/史的展開/「同一視原理」の動揺/法律委員会の提案/1990年代の「静かな改革」/「企業殺人」をめぐる近時の展開/イギリスの法人処罰論の現在BR
第5章 アメリカ合衆国の法人処罰論
考察の視点/史的展開/州レベルの対応/連邦レベルの代位責任の現代的展開/新しい帰責モデル論/アメリカ合衆国の法人処罰論の現在BR
第6章 企業に対する帰責原理
企業の処罰根拠と帰責原理/企業の処罰根拠/同一視原理に基づく行為責任/企業システム過失責任/2つの帰責原理BR
第2部 企業の注意義務とコンプライアンス・プログラム
第7章 コンプライアンス・プログラムの生成と発展
企業システム過失責任の課題/アメリカ合衆国におけるコンプライアンス・プログラムの生成と発展/アメリカ合衆国における1990年代のコンプライアンス・プログラムBR
第8章 コンプライアンス・プログラムの現在
コンプライアンス・プログラムの今日的水準/コンプライアンス・プログラムの意義と目的/コンプライアンス・プログラムの概要/コンプライアンス・プログラムの位置づけBR
第9章 コンプライアンス・プログラムの法的意義
コンプライアンス・プログラムの法的意義の可能性/「相当の注意」の抗弁とコンプライアンス・プログラム/代位責任の成立要件とコンプライアンス・プログラム/基礎裁量・量刑とコンプライアンス・プログラム/コンプライアンス・プログラムの私法上の意義/アメリカ合衆国におけるコンプライアンス・プログラムの法的意義の動向BR
第10章 企業の注意義務としてのコンプライアンス・プログラム
コンプライアンス・プログラムの可能性/わが国のコンプライアンス・プログラムの発展過程/わが国のコンプライアンス・プログラムの法的意義/企業システム過失責任におけるコンプライアンス・プログラムBR
第3部 企業の処罰範囲
第11章 企業の処罰範囲
現行の企業の処罰範囲/企業の処罰範囲に関する従来の議論/企業処罰の範囲に関する課題BR
第12章 アメリカ合衆国の企業殺人
アメリカ合衆国の「殺人罪」と企業殺人/アメリカ合衆国の企業殺人への刑法上の対応/アメリカ合衆国における企業殺人の動向BR
第13章 イギリスの企業殺人
イギリスの「殺人罪」と企業殺人/企業殺人をめぐるイギリスの判例の動向/法律委員会の提案/現行法下での企業殺人のケーススタディ/イギリスにおける企業殺人の現在BR
第14章 企業の処罰範囲の再検討
「企業殺人」の意義/わが国の「企業殺人」/企業の処罰範囲の再検討BR
第4部 企業に対する刑事制裁
第15章 企業に対する刑事制裁の意義と機能
企業に対する刑事制裁の課題/組織体に対する連邦量刑ガイドライン導入の背景/組織体に対する連邦量刑ガイドライン/わが国における企業に対する刑事制裁の意義と機能BR
第16章 企業に対する罰金刑
わが国の企業に対する罰金刑の現状と課題/アメリカ合衆国における従来の議論と対応/連邦量刑ガイドラインの企業に対する罰金刑の概要と算定プロセス/企業に対する罰金刑の運用状況/企業に対する罰金刑のあり方BR
第17章 企業に対する被害弁償命令
企業に対する被害弁償命令の可能性/企業に対する被害弁償命令の生成と発展/企業に対する被害弁償命令の運用状況とその評価/企業に対する被害弁償命令のわが国への導入の検討BR
第18章 企業に対するプロベイション
企業プロベイションの可能性/企業プロベイションの生成と発展/連邦量刑ガイドラインの企業プロベイション/企業プロベイションの運用状況/わが国への企業プロベイション導入の検討BR
第19章 企業に対する刑事制裁の多様化
企業に対する刑事制裁の多様化の限界/企業に対する刑事制裁の制度設計/企業に対する刑事制裁の多様化BR
第5部 企業の刑事責任論の展望
終章 企業の刑事責任論の新展開
企業処罰システムのグランド・デザイン/現行両罰規定における企業の刑事責任/企業処罰立法の提唱/企業の刑事責任論の課題と展望企業に対する刑事制裁の多様化BR
≪目次≫
はしがき
序章 企業の刑事責任論の現状と課題
企業犯罪対策の必要性/企業処罰システムの概要とその運用状況/法人処罰論の変遷/企業の刑事責任論の現代的課題BR
第1部 企業の処罰根拠と帰責原理
第1章 現行法人処罰規定とその解釈論
現行法人処罰規定をめぐる解釈論の課題/立法の系譜/判例の動向/学説の展開/現行法人処罰規定解釈論の問題点BR
第2章 企業処罰立法論
解釈論から立法論へ/現行企業処罰システムの制度疲労/従来の企業処罰立法論とその問題点/立法論の新たな展開BR
第3章 ドイツの法人処罰論
考察の視点/史的展開/秩序違反法とEC法の法理/学説の動向/ドイツの法人処罰論の現在BR
第4章 イギリスの法人処罰論
考察の視点/史的展開/「同一視原理」の動揺/法律委員会の提案/1990年代の「静かな改革」/「企業殺人」をめぐる近時の展開/イギリスの法人処罰論の現在BR
第5章 アメリカ合衆国の法人処罰論
考察の視点/史的展開/州レベルの対応/連邦レベルの代位責任の現代的展開/新しい帰責モデル論/アメリカ合衆国の法人処罰論の現在BR
第6章 企業に対する帰責原理
企業の処罰根拠と帰責原理/企業の処罰根拠/同一視原理に基づく行為責任/企業システム過失責任/2つの帰責原理BR
第2部 企業の注意義務とコンプライアンス・プログラム
第7章 コンプライアンス・プログラムの生成と発展
企業システム過失責任の課題/アメリカ合衆国におけるコンプライアンス・プログラムの生成と発展/アメリカ合衆国における1990年代のコンプライアンス・プログラムBR
第8章 コンプライアンス・プログラムの現在
コンプライアンス・プログラムの今日的水準/コンプライアンス・プログラムの意義と目的/コンプライアンス・プログラムの概要/コンプライアンス・プログラムの位置づけBR
第9章 コンプライアンス・プログラムの法的意義
コンプライアンス・プログラムの法的意義の可能性/「相当の注意」の抗弁とコンプライアンス・プログラム/代位責任の成立要件とコンプライアンス・プログラム/基礎裁量・量刑とコンプライアンス・プログラム/コンプライアンス・プログラムの私法上の意義/アメリカ合衆国におけるコンプライアンス・プログラムの法的意義の動向BR
第10章 企業の注意義務としてのコンプライアンス・プログラム
コンプライアンス・プログラムの可能性/わが国のコンプライアンス・プログラムの発展過程/わが国のコンプライアンス・プログラムの法的意義/企業システム過失責任におけるコンプライアンス・プログラムBR
第3部 企業の処罰範囲
第11章 企業の処罰範囲
現行の企業の処罰範囲/企業の処罰範囲に関する従来の議論/企業処罰の範囲に関する課題BR
第12章 アメリカ合衆国の企業殺人
アメリカ合衆国の「殺人罪」と企業殺人/アメリカ合衆国の企業殺人への刑法上の対応/アメリカ合衆国における企業殺人の動向BR
第13章 イギリスの企業殺人
イギリスの「殺人罪」と企業殺人/企業殺人をめぐるイギリスの判例の動向/法律委員会の提案/現行法下での企業殺人のケーススタディ/イギリスにおける企業殺人の現在BR
第14章 企業の処罰範囲の再検討
「企業殺人」の意義/わが国の「企業殺人」/企業の処罰範囲の再検討BR
第4部 企業に対する刑事制裁
第15章 企業に対する刑事制裁の意義と機能
企業に対する刑事制裁の課題/組織体に対する連邦量刑ガイドライン導入の背景/組織体に対する連邦量刑ガイドライン/わが国における企業に対する刑事制裁の意義と機能BR
第16章 企業に対する罰金刑
わが国の企業に対する罰金刑の現状と課題/アメリカ合衆国における従来の議論と対応/連邦量刑ガイドラインの企業に対する罰金刑の概要と算定プロセス/企業に対する罰金刑の運用状況/企業に対する罰金刑のあり方BR
第17章 企業に対する被害弁償命令
企業に対する被害弁償命令の可能性/企業に対する被害弁償命令の生成と発展/企業に対する被害弁償命令の運用状況とその評価/企業に対する被害弁償命令のわが国への導入の検討BR
第18章 企業に対するプロベイション
企業プロベイションの可能性/企業プロベイションの生成と発展/連邦量刑ガイドラインの企業プロベイション/企業プロベイションの運用状況/わが国への企業プロベイション導入の検討BR
第19章 企業に対する刑事制裁の多様化
企業に対する刑事制裁の多様化の限界/企業に対する刑事制裁の制度設計/企業に対する刑事制裁の多様化BR
第5部 企業の刑事責任論の展望
終章 企業の刑事責任論の新展開
企業処罰システムのグランド・デザイン/現行両罰規定における企業の刑事責任/企業処罰立法の提唱/企業の刑事責任論の課題と展望企業に対する刑事制裁の多様化BR