環境行政の法理と手法

環境行政の法理と手法

黒川哲志 著
定価:3,630円(税込)
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  • 発行:
    2004年10月10日
  • 判型:
    A5版上製
  • ページ数:
    278頁
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内容紹介

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≪目次≫
序 環境行政手法の概要と本書の構造
第I部 環境リスク規制の法理と手法
第1章 環境リスク規制の断片化と再統合
問題の所在/規制の断片化の原因/断片化の克服と規制の効率化/内省的な手法/まとめBR
第2章 規則制定の遅延とデッドライン ―リスク規制の迅速さと正確さの調整原理ー
問題の所在/規則制定の遅延と司法審査/制定法上のデッドライン/緩和効/まとめBR
第3章 環境リスクコミュニケーション
問題の所在/環境リスクとリスクレベルの管理/民主的決定過程におけるリスクコミュニケーション/伝統的規制枠組による環境リスク管理の限界/規制手法としてのリスクコミュニケーション/まとめBR
第4章 リスクコミュニケーションと環境情報開示制度
背景/一般的な情報公開制度/環境アセスメント/PRTR ―米国のTRIとの比較を中心に―/本章のまとめBR
第5章 経済的手法の基本構造と具体例
はじめに/経済的手法総論/米国における二酸化硫黄の取引可能な排出権BR
第6章 保険を利用した環境規制 ―経済的手法の可能性―
問題の所在/環境保険とその機能/環境保険の歴史と現状/環境保険を利用した規制の可能性/まとめBR
第II部 廃棄物規制の法理と手法
第1章 米国における域外廃棄物の搬入規制
問題の所在/廃棄物の州際移動とNIMBY/連邦法の規制/搬入規制と州際通商条項/様々な試みと裁判所の対応/連邦による介入の必要性と限界/まとめBR
第2章 わが国における域外廃棄物の搬入規制の現状/まとめBR
第III部 環境リスク規制の責任構造 ―加害者と行政との賠償責任の関係―
問題の所在/水俣病判決とスモン判決/行政の責任の補充的性格/行政の固有責任の可能性/まとめBR
第IV部 法解釈における行政裁量論 ―迅速で柔軟な対応のために―
問題の所在/シェブロン判決の枠組みと行政解釈尊重原則/行政解釈の存在の形態と尊重原則/法解釈の多様性と行政解釈の変更/まとめBR
索引