日本の矯正・保護を動かす「外の力」とは
特別連続講義 全六講と学生の視点

日本の矯正・保護を動かす「外の力」とは

西田 博・小西暁和 編著
定価:2,530円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2022年10月10日
  • 判型:
    A5判並製
  • ページ数:
    286頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5372-8
カートに入れる

書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。

内容紹介


《目 次》

introduction
「外の力」が行刑にもたらすもの   3
  西田 博( 一般社団法人 更生支援援事業団 代表理事)

1st viewpoint【 国の視点 】
行刑に社会の風を吹かせるために   11
 keynote lecture 1-1
 塀の外へ 西田 博 (一般社団法人 更生支援事業団 代表理事) 13
 keynote lecture 1-2
 「塀」の外から中へ 中から外へ 大橋 哲( 法務省矯正局長) 18

2nd viewpoint【 当事者の視点 】
当事者だからできることを求めて   41
 keynote lecture 2-1
 僕がダルクにいる理由 岡﨑重人 (NPO法人川崎ダルク支援会 理事長) 42
 keynote lecture 2-2
 ハームリダクションとは何か
  古藤吾郎 (NYAN |日本薬物政策アドボカシーネットワーク事務局長) 48

3rd viewpoint【 保護司の視点 】
保護司の限界を超えて   73
 keynote lecture 3-1
 褒められることで、人は…… 十島和也 (保護司 / プロレスラー) 74
 keynote lecture 3-2
 人に寄り添って生きる 中澤照子 ( 元保護司 / cafe LaLaLa店主) 80

4th viewpoint【 医療・ 福祉の視点 】
医療・福祉の視点が不可欠の時代に   107
 keynote lecture 4-1
 矯正における医療の役割とは 福田祐典 (医師) 108
 keynote lecture 4-2
 刑務所のリアル それは 社会のリアル 
  伊豆丸剛史 (厚生労働省 社会・援護局総務課 矯正施設退所者地域支援対策官) 128

5th viewpoint【 事業者の視点 】
社会の公器としての使命とは   155
 keynote lecture 5-1
 PFI刑務所で私たちが目指し 実現したこと  歌代 正 (株式会社大林組 顧問) 156
 keynote lecture 5-2
 ビジョンを事業に、そして 政策に 
  安田祐輔 ( 株式会社キズキ代表取締役社長 / NPO法人キズキ理事長) 166

6th viewpoint【 メディアの視点 】
社会での理解の必要性とその促進のために   199
 keynote lecture 6-1
 「判決のあと」をどう伝えるか 松本 晃 (一般社団法人共同通信社 編集局 社会部記者) 200
 keynote lecture 6-2
 「塀の中の中学校」と「死刑を免れた男たち」 
  巡田忠彦( 株式会社TBS テレビ 報道局 報道特集 解説委員) 208

future viewpoint【 学生の視点 】
新たなる矯正・保護を目指して   231
 presentation 1
 「地域社会」の視点からみた矯正・保護の姿 小野百絵子 (4年) 232
 presentation 2
 社会復帰のうえで大切なこと 横溝菜緒 (4年) 242
 presentation 3
 社会復帰しやすい世の中に向けて 市川莉子 (3年) 248

epilogue
何が日本の刑事政策を動かしていくのか   277
 小西暁和 (早稲田大学 法学学術院 教授)

※お肩書きはご講義いただいた時点のものとなっております。