二元的犯罪論序説 補訂2版

二元的犯罪論序説 補訂2版

鈴木茂嗣 著
定価:2,970円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2022年11月20日
  • 判型:
    四六判上製
  • ページ数:
    132頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5378-0
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内容紹介


《目 次》

補訂2版はしがき
収録論文初出一覧

第1章 二元的犯罪論概説―伝統的犯罪論との比較...1
 1 はじめに(3)
 2 犯罪の性質論と認識論(5)
 3 構成要件の認識論的性格(11)
 4 犯罪の性質論(刑法学的犯罪論)(14)
  a 総説(14)  
  b 違法性と違法要件事実(18)
  c 有責性と責任要件事実(21)
  d 当罰性と当罰要件事実(27)
  e 犯罪類型性と類型要件事実(28)
 5 犯罪の認定論(刑訴法学的犯罪論)(33)
  a 総説(33)  
  b 構成要件事実と阻却要件事実(34)
 6 二元的犯罪論の意義と実益(39)
  a 総説(39)  
  b 客観的帰属論(40)
  c 原因において自由な行為(41)
 7 おわりに(43)

第2章 犯罪評価と評価要件事実...49
 1 はじめに(51)
 2 伝統的犯罪論の問題点(52)
 3 構成要件論の功罪(53)
 4 刑法学的犯罪論のあり方(56)
 5 実体要件事実としての評価要件事実(57)
 6 犯罪評価のあり方と評価要件事実(60)
 7 犯罪の性質論と客観的帰属論(63)
 8 刑訴法学的犯罪論のあり方―認定要件事実論(65)
 9 おわりに―二元的犯罪論の提唱(67)

第3章 責任要件事実と目的的行為論・主体的行為論...69
 1 はじめに(71)
 2 犯罪行為と目的的行為論(72)
 3 犯罪行為と主体的行為論(76)
 4 法規範の期待する行為としての主体的・目的的行為(81)
 5 違法行為回避可能性と主体的・目的的行為(83)
 6 故意と過失(84)
 7 故意と目的の区別(85)
 8 責任評価の成立時期と責任要件事実の存在時期(86)
 9 おわりに(87)
 
第4章 構成要件論と刑法学...89
 1 はじめに(91)
 2 ベーリング構成要件論の功罪(92)
 3 構成要件と犯罪類型(99)
 4 刑法学と刑訴法学(101)
 5 犯罪の事実的基礎(104)
 6 おわりに(107)

第5章 二元的犯罪論による伝統的犯罪論の超克...111
 1 はじめに(113)
 2 犯罪の実体要件論(犯罪性質論)(115)
 3 犯罪の認定要件論(118)
 4 おわりに(119)