生と死の民法学

生と死の民法学

深谷 格・森山浩江・金子敬明 編著
定価:15,400円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2022年11月20日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    610頁
  • ISBN:
    978-4-7923-2787-3
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内容紹介


《目 次》

はしがき

Ⅰ 総論:枠組に関する議論

民事責任法における人の死の扱いと人の生の把握方法 ―誰を起点として人の生を評価するかという視角からの検討―   白石友行(3)
データ駆動型社会における民法上の主体・客体・行為論に関する総論的考察―財産法の問題を中心に―   角本和理(25)


Ⅱ 各論1:生老病死を支える法

凍結卵子の保管をめぐる法的諸問題   米谷壽代(53)
成年後見制度利用促進基本計画の背景と課題   深谷 格(91)
高齢者福祉サービスの提供主体の特別縁故者該当性に関する検討   藤村賢訓(121)
死後委任契約をめぐる諸相   小山泰史(141)
臨終婚について   金子敬明(165)
死の過程におけるインフォームド・コンセント ―事務管理と信託―   幡新大実(191)
飼主死後におけるペットの相続に関する諸問題と動物の福祉(Animal Welfare)のための法的対応策についての考察   牧野高志(229)


Ⅲ 各論2:遺族と関わる法

「お布施」の法的意味―消費者問題の観点から―   宮下修一(253)
内縁・事実婚の居住権の保護   古川瓔子(283)
民法787条ただし書の歴史的展開と現在の問題点   田井義信(305)
預貯金債権の共同相続 ―「債権の準共有」と「多数当事者の債権関係」の観点から―   山田到史子(333)
保証債務の相続性の肯否   大島一悟(369)
遺産分割と相続債務   森山浩江(389)
遺言の解釈、特に「まかせる」との遺言文言に焦点をあてて   赤西芳文(409)
死者の長い手と民法の公序 ―東京地裁平成30年9月12日判決を手がかりとして―   西 希代子(435)
死の不知と消滅時効 ―生命保険金請求権と生命侵害の不法行為による損害賠償請求権の場合―   松本克美(455)
相続回復請求権の消滅時効   香川 崇(481)
相続を原因とする他主占有から自主占有への転換の可否について ―旧民法占有規定からの検討―   草野元己(501)

Ⅳ 隠喩としての生と死:生と死の「民法」学

民法(債権関係)改正で削除された条文の死と生 ―動的平衡(dynamic equilibrium)理論の視点から―   加賀山 茂(535)


あとがきに代えて   (597)