《目　次》

　はしがき
　凡　例

　1　同時傷害の特例
　　　最決平成28年3月24日刑集70巻3号1頁…(野村健太郎)　　…1

　2　保護責任者遺棄罪における「不保護」の意義
　　　最判平成30年3月19日刑集72巻1号1頁…(濱田　新)　　…17

　3　強制わいせつ罪における性的意図
　　　最大判平成29年11月29日刑集71巻9号467頁…(菊地一樹　　)…32

　4　住居侵入罪　―立川宿舎事件―
　　　最判平成20年4月11日刑集62巻5号1217頁…(福山好典)　　…47

　5　名誉毀損罪における真実性の錯誤　―ラーメンチェーン店事件―
　　　最決平成22年3月15日刑集64巻2号1頁…(西貝吉晃)　　…64

　6　業務妨害罪　―虚偽通報事件―
　　　東京高判平成21年3月12日高刑集62巻1号21頁…(三重野雄太郎)　　…78

　7　窃盗罪における「窃取」の意義　―パチスロ不正遊戯壁役事件―
　　　最決平成21年6月29日刑集63巻5号461頁…(大塚雄祐)　　…91

　8　暴行後の領得意思
　　　東京高判平成20年3月19日高刑集61巻1号1頁…(木崎峻輔)　　…105

　9　2項強盗における財産上の利益
　　　東京高判平成21年11月16日東時60巻1～12号185頁…(荒木泰貴)　　…119

10　事後強盗罪における窃盗の機会
　　　最判平成16年12月10日刑集58巻9号1047頁…(増田　隆)　　…135

11　詐欺罪における重要事項性および挙動による欺罔性　―暴力団関係者のゴルフ場利用事件―
　　　①長野事件　最決平成26年3月28日刑集68巻3号646頁
　　　②宮崎事件　最判平成26年3月28日刑集68巻3号582頁…(芥川正洋)　　…147

12　キセル乗車と電子計算機使用詐欺罪
　　　名古屋高判令和2年11月5日LEX/DB 25567115…(冨川雅満)…168

13　任務違背行為の意義　―拓銀事件について―
　　　最決平成21年11月9日刑集63巻9号1117頁…(佐藤結美)　　…183

14　放火罪における「公共の危険」の意義
　　　最決平成15年4月14日刑集57巻4号445頁…(北尾仁宏)　　…194

15　私文書偽造の本質　―国際運転免許証様の文書の偽造―
　　　最決平成15年10月6日刑集57巻9号987頁…(佐藤輝幸)　　…206

16　わいせつ電磁的記録送信頒布罪の成立範囲
　　　最決平成26年11月25日刑集68巻9号1053頁…(藤井智也)　　…220

17　不作為による死体遺棄　―作為による死体遺棄との関係、犯罪の終了時期―
　　　大阪地判平成25年3月22日判タ1413号386頁…(薮中　悠)　　…231

18　参考人の虚偽供述に基づく供述調書と証拠偽造罪
　　　最決平成28年3月31日刑集70巻3号58頁…(山中純子)　　…244

19　参考人の虚偽供述と犯人隠避罪
　　　最決平成29年3月27日刑集71巻3号183頁…(辻本淳史)　　…257


　判例索引…269