トラック運送事業の現状と未来
朝日大学大学院グローバルロジスティクス研究会 監修 土井義夫 編著
定価:3,300円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2022年11月25日
-
判型:
A5判上製 -
ページ数:
242頁 -
ISBN:
978-4-7923-5070-3
書籍購入は弊社「早稲田正門店インターネット書店」サイトでの購入となります。
内容紹介
《目 次》
はしがき ⅰ
序章 1
第1章 情報通信技術の進展と物流ネットワークの組織化 7
第1節 情報革命と物流イノベーション 7
第2節 情報通信技術と組織の情報処理・意思決定システム 9
1 組織の情報処理・意思決定システムと合理性 9
2 オープン・システムとしての組織の情報処理・意思決定 12
3 環境の不確実性と組織の情報処理・意思決定システム 13
第3節 情報通信技術の活用と物流ネットワークの組織化 18
1 ネットワーク組織 19
2 物流ネットワークの組織化 22
第4節 今後の展望 25
第2章 トラック運送事業者の減価償却計算とその問題点の見える化 33
第1節 研究の背景と目的 33
第2節 減価償却計算 34
1 意義 34
2 償却方法 35
3 目的と効果 36
4 企業会計上の減価償却計算 36
5 税務上の減価償却計算 37
第3節 トラック運送事業者の費用計算 40
1 運送原価計算書の意義 40
2 運送原価計算書の実例 41
第4節 経営成績に及ぼす影響 45
1 トラック運送事業者の減価償却 45
2 減価償却費の計算例 46
3 計算例の帰結 48
第5節 事業規模拡大・資金繰りに及ぼす影響 51
1 トラック運送事業者と自己金融効果 51
2 事業規模拡大に及ぼす影響の設例 53
3 資金繰りに及ぼす影響の設例 55
4 設例の帰結 56
第6節 考察と提言 57
1 申告調整および税効果会計適用の適否 57
2 トラックの法定耐用年数の適否 59
3 標準的運賃告示制度と中小トラック運送事業者 65
第3章 物流業界の現状と将来動向に対する荷主の認識 70
第1節 トラック運送事業者の現状 70
1 トラック運送事業の現状 70
2 今後の予測 71
第2節 研究の背景と目的 71
第3節 製品の輸送方法と運転者に関する状況に対する荷主の認識 72
1 物流業界の現状と将来動向に対する荷主の意向調査 72
2 荷主側の製品の輸送方法 75
3 運転者に関する状況 76
第4節 今後の輸送対策に対する荷主の認識 78
第5節 考察と今後の課題 83
第4章 人材不足への対応からみたモード連携 89
第1節 研究の背景 89
第2節 トラック運送事業と他モードとの連携 90
第3節 トラック運送事業者からみた国内フェリー・RORO船の活用策 92
第4節 トラック運送事業者からみた鉄道貨物の活用策 99
1 荷主の取組事例 99
2 シーアンドレール 100
3 特殊車両の通行許可制度 101
第5節 今後の課題 102
第5章 貨物自動車運送事業にかかる法制度と現状 105
第1節 貨物自動車運送事業にかかる法制度の変遷 105
第2節 貨物自動車運送事業の現況 109
1 国内貨物量の変遷 109
2 貨物自動車運送事業者数と貨物自動車数の変遷 112
第3節 貨物自動車運送事業の課題 114
1 貨物自動車運送事業者の規模 114
2 トラック運転者の労働条件 114
3 貨物自動車運送事業における自動車事故発生状況 116
4 トラック運送事業者と荷主との関係 117
5 貨物自動車運送事業法等関係法令の遵守等 119
第4節 国土交通省の取り組み 119
1 参入規制の適正化,事業者が遵守すべき事項の明確化 120
2 標準的な運賃の告示制度の導入 121
3 荷主対策の深度化 122
4 事後チェック体制の強化 124
第6章 岐阜県トラック協会の取り組み 136
第1節 適正化事業実施機関の発足 136
第2節 適正化事業関連の取り組み 139
1 岐阜県適正化事業実施機関の現状 139
2 岐阜県実施機関における指導のあり方 140
3 フォローアップ講習会 141
4 事前・自己チェック表(平成25年度)と事業者(所)概要書の誕生(平成27年度) 142
5 誌上セミナーの開催(平成28年度) 143
6 トラドックの誕生(平成30年度) 145
7 初任運転者指導(平成29年度) 147
8 法令遵守の必要性と限界 148
9 実証実験としての指導員点呼(平成30年度) 149
10 好事例の収集と事例集の発刊(平成28年度) 154
11 各支部への出張相談(平成27年度) 156
12 過去のしがらみにとらわれない発想の転換 157
第3節 交通事故防止関連の取り組み 159
1 優良ドライバー認定制度 159
第4節 労働環境対策関連の取り組み 162
1 取引環境・労働時間改善地方協議会 162
2 信頼関係のある青年部会メンバーへの訴求 164
3 労働時間の減少に向けて(次年度以降の協議会の行方) 165
第7章 物流DXによる物流業界の未来 169
第1節 DXとは(定義) 169
第2節 物流業界の課題 171
1 小口発送の増加に伴う業務の非効率化 171
2 労働力不足の深刻化 172
3 低賃金,長時間労働によるドライバーへの負担増 174
4 新型コロナウィルス感染症の拡大 176
第3節 物流業界のDX化の取り組み内容 176
第4節 SEINOのDX化の取り組み 179
第5節 今後の物流DX 183
第8章 貨物自動車運送業界における近未来の在り方について ――岐阜県トラック協会の歩みを止めないために―― 187
第1節 鈴木賞後の岐阜県トラック協会と新型コロナウイルス 187
1 岐阜県トラック協会が鈴木賞を受賞 187
2 鈴木賞とは 188
3 鈴木賞受賞のカギは「トラドック」 189
4 新型コロナウイルスのまん延とトラドック 189
第2節 コロナ禍における適正化事業 191
1 密を回避したいがための点呼方法の見直し 191
2 コロナ禍における有るべき点呼についての提言 192
3 方向性の正しさを再確認 192
4 新たな視点で見えてくるものとは 193
第3節 運行管理業務こそITの活用を 194
1 遅れている管理部門でのIT化 194
2 トラックによる運行の現状とこれからの運行管理の在り方 195
3 運行管理者の業務 195
4 運行管理者の負担の軽減とベネフィットポイント 197
5 交通事故の現状 198
6 作業事故の現状 201
7 荷主と陸運事業者との連携・協力促進協議会の発足 203
8 安全の証である「Gマーク認定」 204
9 ISOとの関連 205
10 事故防止は精神論では進まない 206
11 優良事業者における事故の現状 206
第4節 物流を取り巻くDX 208
1 総合物流施策大綱や政府の規制改革推進会議議長・座長会合でも言及 208
2 運送業界におけるDXの活用例 209
3 倉庫業界におけるDX化 210
4 待機時間に対する対価が認められる 211
5 DX化の先に有るもの 212
6 アナログからの脱皮 213
7 ITなどがない時代の主張 213
8 実社会における避けては通れないIT化 214
9 運送業におけるIT化を遠ざける理由とは 215
第5節 この先の日本社会,運送業界 216
1 運送業界における働き手不足 216
2 この状況を放っておいて良いのか 217
3 ヒト・モノ・カネに次ぐ「情報」と「時間」 217
4 これらを結び解けるネットワークの構築 218
5 明るい未来のために,皆で取り組むこと 218
むすび 221
事項索引 229
はしがき ⅰ
序章 1
第1章 情報通信技術の進展と物流ネットワークの組織化 7
第1節 情報革命と物流イノベーション 7
第2節 情報通信技術と組織の情報処理・意思決定システム 9
1 組織の情報処理・意思決定システムと合理性 9
2 オープン・システムとしての組織の情報処理・意思決定 12
3 環境の不確実性と組織の情報処理・意思決定システム 13
第3節 情報通信技術の活用と物流ネットワークの組織化 18
1 ネットワーク組織 19
2 物流ネットワークの組織化 22
第4節 今後の展望 25
第2章 トラック運送事業者の減価償却計算とその問題点の見える化 33
第1節 研究の背景と目的 33
第2節 減価償却計算 34
1 意義 34
2 償却方法 35
3 目的と効果 36
4 企業会計上の減価償却計算 36
5 税務上の減価償却計算 37
第3節 トラック運送事業者の費用計算 40
1 運送原価計算書の意義 40
2 運送原価計算書の実例 41
第4節 経営成績に及ぼす影響 45
1 トラック運送事業者の減価償却 45
2 減価償却費の計算例 46
3 計算例の帰結 48
第5節 事業規模拡大・資金繰りに及ぼす影響 51
1 トラック運送事業者と自己金融効果 51
2 事業規模拡大に及ぼす影響の設例 53
3 資金繰りに及ぼす影響の設例 55
4 設例の帰結 56
第6節 考察と提言 57
1 申告調整および税効果会計適用の適否 57
2 トラックの法定耐用年数の適否 59
3 標準的運賃告示制度と中小トラック運送事業者 65
第3章 物流業界の現状と将来動向に対する荷主の認識 70
第1節 トラック運送事業者の現状 70
1 トラック運送事業の現状 70
2 今後の予測 71
第2節 研究の背景と目的 71
第3節 製品の輸送方法と運転者に関する状況に対する荷主の認識 72
1 物流業界の現状と将来動向に対する荷主の意向調査 72
2 荷主側の製品の輸送方法 75
3 運転者に関する状況 76
第4節 今後の輸送対策に対する荷主の認識 78
第5節 考察と今後の課題 83
第4章 人材不足への対応からみたモード連携 89
第1節 研究の背景 89
第2節 トラック運送事業と他モードとの連携 90
第3節 トラック運送事業者からみた国内フェリー・RORO船の活用策 92
第4節 トラック運送事業者からみた鉄道貨物の活用策 99
1 荷主の取組事例 99
2 シーアンドレール 100
3 特殊車両の通行許可制度 101
第5節 今後の課題 102
第5章 貨物自動車運送事業にかかる法制度と現状 105
第1節 貨物自動車運送事業にかかる法制度の変遷 105
第2節 貨物自動車運送事業の現況 109
1 国内貨物量の変遷 109
2 貨物自動車運送事業者数と貨物自動車数の変遷 112
第3節 貨物自動車運送事業の課題 114
1 貨物自動車運送事業者の規模 114
2 トラック運転者の労働条件 114
3 貨物自動車運送事業における自動車事故発生状況 116
4 トラック運送事業者と荷主との関係 117
5 貨物自動車運送事業法等関係法令の遵守等 119
第4節 国土交通省の取り組み 119
1 参入規制の適正化,事業者が遵守すべき事項の明確化 120
2 標準的な運賃の告示制度の導入 121
3 荷主対策の深度化 122
4 事後チェック体制の強化 124
第6章 岐阜県トラック協会の取り組み 136
第1節 適正化事業実施機関の発足 136
第2節 適正化事業関連の取り組み 139
1 岐阜県適正化事業実施機関の現状 139
2 岐阜県実施機関における指導のあり方 140
3 フォローアップ講習会 141
4 事前・自己チェック表(平成25年度)と事業者(所)概要書の誕生(平成27年度) 142
5 誌上セミナーの開催(平成28年度) 143
6 トラドックの誕生(平成30年度) 145
7 初任運転者指導(平成29年度) 147
8 法令遵守の必要性と限界 148
9 実証実験としての指導員点呼(平成30年度) 149
10 好事例の収集と事例集の発刊(平成28年度) 154
11 各支部への出張相談(平成27年度) 156
12 過去のしがらみにとらわれない発想の転換 157
第3節 交通事故防止関連の取り組み 159
1 優良ドライバー認定制度 159
第4節 労働環境対策関連の取り組み 162
1 取引環境・労働時間改善地方協議会 162
2 信頼関係のある青年部会メンバーへの訴求 164
3 労働時間の減少に向けて(次年度以降の協議会の行方) 165
第7章 物流DXによる物流業界の未来 169
第1節 DXとは(定義) 169
第2節 物流業界の課題 171
1 小口発送の増加に伴う業務の非効率化 171
2 労働力不足の深刻化 172
3 低賃金,長時間労働によるドライバーへの負担増 174
4 新型コロナウィルス感染症の拡大 176
第3節 物流業界のDX化の取り組み内容 176
第4節 SEINOのDX化の取り組み 179
第5節 今後の物流DX 183
第8章 貨物自動車運送業界における近未来の在り方について ――岐阜県トラック協会の歩みを止めないために―― 187
第1節 鈴木賞後の岐阜県トラック協会と新型コロナウイルス 187
1 岐阜県トラック協会が鈴木賞を受賞 187
2 鈴木賞とは 188
3 鈴木賞受賞のカギは「トラドック」 189
4 新型コロナウイルスのまん延とトラドック 189
第2節 コロナ禍における適正化事業 191
1 密を回避したいがための点呼方法の見直し 191
2 コロナ禍における有るべき点呼についての提言 192
3 方向性の正しさを再確認 192
4 新たな視点で見えてくるものとは 193
第3節 運行管理業務こそITの活用を 194
1 遅れている管理部門でのIT化 194
2 トラックによる運行の現状とこれからの運行管理の在り方 195
3 運行管理者の業務 195
4 運行管理者の負担の軽減とベネフィットポイント 197
5 交通事故の現状 198
6 作業事故の現状 201
7 荷主と陸運事業者との連携・協力促進協議会の発足 203
8 安全の証である「Gマーク認定」 204
9 ISOとの関連 205
10 事故防止は精神論では進まない 206
11 優良事業者における事故の現状 206
第4節 物流を取り巻くDX 208
1 総合物流施策大綱や政府の規制改革推進会議議長・座長会合でも言及 208
2 運送業界におけるDXの活用例 209
3 倉庫業界におけるDX化 210
4 待機時間に対する対価が認められる 211
5 DX化の先に有るもの 212
6 アナログからの脱皮 213
7 ITなどがない時代の主張 213
8 実社会における避けては通れないIT化 214
9 運送業におけるIT化を遠ざける理由とは 215
第5節 この先の日本社会,運送業界 216
1 運送業界における働き手不足 216
2 この状況を放っておいて良いのか 217
3 ヒト・モノ・カネに次ぐ「情報」と「時間」 217
4 これらを結び解けるネットワークの構築 218
5 明るい未来のために,皆で取り組むこと 218
むすび 221
事項索引 229