ドイツ現物出資法の展開
久保寛展 著
定価:4,400円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2005年03月31日
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判型:
A5版上製 -
ページ数:
232頁
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内容紹介
≪目次≫
序説―問題意識および研究の対象―
第1章 問題意識―現物出資規制の潜脱および現物出資目的物の適格性の問題―
現物出資規制の潜脱/ドイツにおける現物出資規制の潜脱/現物出資目的物の適格性の問題/小括
第2章 研究の対象―本稿の構成―
第1編 ドイツにおける現物出資規制の史的展開
第1章 ドイツ株式会社法制における現物出資規制
現物出資規制の導入後/財産引受け規制の導入―1870年の株式法改正/事後設立規制の導入後
第2章 ドイツ有限会社法制における現物出資規制
序論―有限会社法前史/有限会社法の生成期―1892年の有限会社法から第二次世界大戦までの展開/有限会社法の変革期/有限会社法の改正期―1980年の改正
第3章 結語―現在の現物出資規制とその潜脱をめぐる議論の状況
株式会社法制/有限会社法制/小括
第2編 ドイツにおける現物出資制度の実態について―ラルフ・リュールの調査結果を中心として―
第1章 現物出資により設立された会社の割合
第2章 現物出資の目的物
第1グループ:既存の営業/第2グループ:有体物の意味における物/第3グループ:固定資産/第4グループ:流動資産/第5グループ:営業とその他の出資物との混合/第6グループ:固定資産および流動資産
第3章 現物出資の登記手続期間
第4章 結語
第3編 ドイツにおける隠れた現物出資の理論
第1章 隠れた現物出資
隠れた現物出資の概念/隠れた現物出資の要件/隠れた現物出資の法律効果/小括
第2章 隠れた現物出資の治癒
問題の所在/学説の状況/判例の状況/治癒手続/小括
第3章 第三者介在型の隠れた現物出資―企業結合関係を中心として―
問題の所在/第三者介在型の隠れた現物出資/第三者介在型の隠れた現物出資の法律要件の具体化/第三者介在型の隠れた現物出資の法律効果/第三者介在型の隠れた現物出資に対する判例および学説の対応/小括
第4章 結語―日本法の対応―
ドイツ法からの示唆/わが国における現物出資規制潜脱の可能性/第三者介在型の隠れた現物出資の可能性/仮装払込としての見せ金との関係/小括
第4編 ドイツ株式法における利用権の現物出資―ライセンスを中心として―
第1章 問題の所在
第2章 現物出資目的物の適格性
経済的価値を確定できる現物出資目的物/終局的に自由に処分できる可能性/小括
第3章 利用権(とくにライセンス)の現物出資
連邦通常裁判所2000年5月15日判決(アディダス事件)/本判決に対する学説の評価/その他のライセンスの現物出資能力/小括
第4章 結語―日本法の検討―
ドイツ法の議論の要約/ドイツ法からの示唆
索引