刑事法ジャーナル 第75号

刑事法ジャーナル 第75号

刑事法ジャーナル編集委員会 編
定価:2,200円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2023年02月20日
  • 判型:
    B5判並製
  • ページ数:
    152頁
  • ISBN:
    978-4-7923-8881-2
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内容紹介

《目 次》

〈巻頭言〉
刑の執行段階等における犯罪被害者等の心情等の聴取・伝達制度/椎橋隆幸   3

〈特集〉風俗に対する罪の現代的課題
風俗に対する罪の現在 ─総論─/嘉門 優   4
わいせつ規制をめぐる諸課題/上田正基   12
賭博罪をめぐる現代的課題/橋爪 隆   18
死体に対する罪をめぐる諸課題/松尾誠紀   29

〈特集〉 犯罪被害者支援の現在 ─第4次犯罪被害者等基本計画を踏まえて─
矯正における犯罪被害者等の支援 ─刑の執行段階における心情等聴取・伝達制度を中心として─/齋藤 実   38
性暴力被害者の支援/淺野敬子   44
地方公共団体における被害者支援/川本哲郎   51
【資料】第4次犯罪被害者等基本計画(令和3年3月)   57

原理・原則、文脈から考える刑事訴訟法の諸問題
・第4回 被疑者取調べ、別件逮捕・勾留/小木曽 綾   83

〈外国刑事法務事情〉
・英国刑事法務事情(73) ─LXXIII 2022年9月~11月の主要動向─/清野憲一   93

〈刑事裁判例批評〉
(454)農地の売買契約が締結されたが、譲受人の委託に基づき第三者の名義を用いて農地法所定の許可が取得され、当該第三者に所有権移転登記が経由された場合において、当該
第三者が当該土地を不法に領得したときの横領罪の成否 ─最(二小)判令和4・4・18刑集76巻4号191頁─/内田幸隆    113

(455)捜査機関による押収処分を受けた者の還付請求と権利の濫用 ─最(一小)決令和4・7・27裁判所ウェブサイト、LEX/DB 25572270─/横濱和弥    120

(456)任意同行後、被疑者をホテルに6夜にわたり宿泊させ、捜査官が常に被疑者の客室の前付近で警戒を続けていたなどの事実関係と実質的な逮捕の是非 ─富山地決令和2・5・30判時2523号131頁─/佐藤由梨    126

(457)養女に対する監護者性交等の事案において、捜査機関の関与前に児童相談所が実施していた被害者面接時の記録媒体を証拠採用し、その内容も踏まえた上で被害者証言の信用性を肯定した事例 ─福岡高判令和3・10・29判時2520号100頁─/中川深雪    132

〈書評〉
・十河隼人著『量刑の基礎理論』(2022年、成文堂)/小池信太郎   143
・堤和通著『刑事司法の展開─応報的正義と法政策』(2022年、信山社)/川崎友巳   146
・川島享祐著『自白法則の理論的構造』(2022年、有斐閣)/堀田周吾   148
・橋本広大著『国際組織犯罪対策における刑事規制─処罰の早期化・犯罪収益規制とイギリス比較法』(2022年、慶應義塾大学出版会)/仲道祐樹   150

ヨアヒム・ヘルマン先生を偲んで /田口守一   138