スポーツの行政学

スポーツの行政学

中村祐司 著
定価:11,000円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2006年01月10日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    458頁
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内容紹介

BR≪目次≫
はじめに
第1章 政策過程研究の理論課題
政策過程研究変容の背景/政策過程研究における諸アクターの位置づけ/諸アクター間のネットワーク形成への関心BR
第2章 政策ネットワーク研究の射程とネットワーク波及モデル
ロウズモデルの意義/政策ネットワーク研究の展開/政策ネットワークモデル構築の模索/イギリス行政学に対するロウズの警鐘/政策ネットワーク論をめぐる課題と特質BR
第3章 イギリス文化行政をめぐる政策ネットワークの構造と作動 ―博物館・図書館・スポーツ行政をめぐる政策、制度、管理―
文化行政に関わる諸アクターの位置づけ/文化行政をめぐる政策ネットワークの特質/地方自治体をめぐる環境変容とその特性 ―文化行政領域における競争性の導入を中心に―/図書館サービスをめぐる「自発的」競争入札制度の導入/強制競争入札の波及問題としての政策ネットワークの変容BR
第4章 イギリススポーツ行政をめぐるネットワーク戦略の様態と作動
文化省のスポーツ政策の動向と関連法令/文化省のスポーツ政策アクターに関する一考察/スポーツ政策における公的セクターとボランタリーセクターの協働と課題/アイルランドスポーツ省の政策戦略とネットワーク構造BR
第5章 スポーツのサブ政策領域におけるネットワークの形成 ―イギリスサッカーフーリガン対策をめぐる諸アクター間の関係変容―
サッカーフーリガンをめぐる政策対応の原型 ―「サッカー試合における観衆行動についての報告」(1969年)を素材として―/サッカーフーリガンをめぐる法律と政策の対応/サッカー競技場の安全政策におけるライセンス機関、地方行政機関、クラブの機能的連携/フーリガン対策をめぐる現代的課題BR
第6章 日本戦時期体育行政における集権統治型ネットワークの原型
厚生省体力局による「国民体育」振興をめぐる政策過程/厚生省人口局による「女子体力章検定」の実施をめぐる諸アクターの配列/大日本体育会道府県支部による地方統制構造BR
第7章 現代日本スポーツ行政をめぐる政策ネットワークの特性と作動
文部科学省および関連省庁のスポーツ政策の概要と特徴/スポーツ産業行政における政策ネットワークの構造/サッカーくじ導入をめぐる諸アクター間の相互作用の特質/スポーツ振興法の改正によるスポーツ行政を「分権」の問題BR
第8章 地方自治体におけるスポーツ行政の展開とネトワーク変容
都市スポーツ行政をめぐる諸アクター関係の変容 ―横浜市、川崎市、藤沢市を素材にして―/地域総合スポーツセンターの設立をめぐる意思決定過程 ―1970年代後半における行政アクターの動態―/リゾート・ゴルフ場開発事業における行政アクターの政策対応と課題BR
第9章 大規模国際スポーツイベントをめぐる諸アクター間のパートナーシップ形成の課題
2002年サッカーワールドカップ誘致・開催と地方自治体の対応戦略 ―アクターとしての栃木県、宇都宮市、県サッカー協会の動態に注目して―/地方自治体における2002年サッカーワールドカップ大会開催準備をめぐる諸アクター間の影響力行使に関する考察BR
第10章 スポーツ事業における諸アクター間のネットワーク形成をめぐる新潮流
スポーツ事業における公民協働の模索と諸アクター関係の特質 ―アイスホッケーチーム「日光バックス」の設立運動を素材にして―/オーストラリア州・地方政府におけるスポーツ事業をめぐるガバナンスの諸相と政策ネットワークの形成 ―スポーツ振興戦略と地域スポーツクラブ運営の事例から―BR
おわりに
あとがき
参考文献