基本講義 現代海商法 第5版
箱井崇史 著
定価:2,750円(税込)-
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発行:
2024年02月01日
-
判型:
A5判並製 -
ページ数:
288頁 -
ISBN:
978-4-7923-2800-9
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内容紹介
《目 次》
第5版はしがき
第1章 序論 1
Ⅰ 海商法の概観 1
1.海商法の対象 (1)
2.海商法の歴史と変化 (2)
3.海商法の国際性 (6)
Ⅱ 海商法の意義と特異性 7
1.海商法の形式的意義 (7)
2.海商法の実質的意義 (8)
3.海商法の特異性 (9)
Ⅲ 海商法の国際的統一 10
1.自主規則による統一 (10)
2.条約による統一 (11)
Ⅳ 海商法の法源 12
1.商法第3編「海商」 (12)
2.海事特別法 (13)
3.海事条約 (14)
4.海事慣習法 (15)
5.普通取引約款 (15)
6.海事判例・仲裁判断 (16)
第2章 船舶 17
Ⅰ 船舶の意義と種類 17
1.船舶の意義 (17)
2.海商法上の船舶 (18)
3.船舶の種類 (23)
Ⅱ 船舶の個性 26
1.船舶の性質 (26)
2.船舶の識別 (28)
Ⅲ 船舶の国籍 30
1.国籍取得の要件 (30)
2.日本船舶の特権 (31)
Ⅳ 船舶の公示 32
1.船舶の登記 (33)
2.船舶の登録 (33)
Ⅴ 船舶所有権 35
1.船舶所有権の取得と喪失 (35)
2.船舶所有権の譲渡 (36)
第3章 海上活動の主体と補助者 39
Ⅰ 船舶所有者・共有者 39
1.船舶所有者 (40)
2.船舶共有者 (41)
Ⅱ 船舶賃借人 44
1.船舶賃借人の意義 (44)
2.船舶賃借人の船舶所有者および第三者との関係 (44)
3.船舶所有者と第三者との関係 (45)
Ⅲ 定期傭船者 45
1.定期傭船者および定期傭船契約の意義 (46)
2.商法における定期傭船規定の新設 (47)
3.定期傭船者の責任主体性 (49)
Ⅳ 船員等 53
1.船員の概念 (53)
2.船長 (54)
3.水先人 (58)
第4章 船舶所有者等の責任制限 61
Ⅰ 船主責任制限の態様と船主責任制限法 61
1.条約の変遷 (61)
2.船主責任制限法の制定と改正 (63)
Ⅱ 船主責任制限制度の概要 64
1.責任制限の主体 (64)
2.制限債権 (64)
3.非制限債権 (65)
4.責任制限の阻却事由 (66)
5.同一事故から生じた損害にもとづく債権の差引き (67)
6.責任制限のおよぶ範囲 (68)
7.責任の限度額 (68)
8.責任制限手続 (71)
Ⅲ 油濁損害に関する責任制度 73
1.条約の変遷 (73)
2.船舶油濁等損害賠償保障法 (76)
第5章 海上物品運送契約の意義と種類 81
Ⅰ 海上物品運送契約の意義と法規整 81
1.海上物品運送契約の意義と性質 (81)
2.海上物品運送契約の当事者 (82)
3.海上物品運送契約に関する法規 (83)
Ⅱ 海上物品運送契約の種類 87
1.個品運送契約 (87)
2.航海傭船契約 (88)
3.通し運送契約 (90)
4.複合運送 (92)
第6章 船荷証券の意義と発行 97
Ⅰ 船荷証券の意義 97
1.船荷証券の機能 (97)
2.運送書類としての船荷証券 (99)
3.船荷証券に関する法規 (103)
4.船荷証券の性質 (103)
Ⅱ 船荷証券の発行と記載事項 104
1.船荷証券の発行 (104)
2.船荷証券の記載事項 (107)
第7章 船荷証券の効力 115
Ⅰ 船荷証券の債権的効力 115
1.船荷証券の文言証券性 (115)
2.文言証券性と要因証券性の関係 (117)
Ⅱ 証券記載をめぐる実務上の諸問題 122
1.不知約款 (122)
2.補償状と引換えにする無留保船荷証券の発行 (123)
3.運送人の特定問題 (124)
Ⅲ 船荷証券の物権的効力 127
1.物権的効力の意義 (127)
2.物権的効力の法律構成 (128)
第8章 海上物品運送契約の履行 131
Ⅰ 船舶の堪航能力 131
1.堪航能力の意義とその内容 (131)
2.堪航能力を備えるべき時期 (132)
3.堪航能力に関する責任の性質と立証責任 (132)
4.適用範囲と特約禁止 (133)
5.堪航能力に関する義務違反の効果 (133)
Ⅱ 運送品の船積み 134
1.個品運送における運送品の受取り (134)
2.運送品の船積みおよび積付け (135)
Ⅲ 航海および運送品の荷揚げ 138
1.発航と直航義務 (138)
2.運送品の保管 (139)
3.荷送人等の指図に従う義務(荷送人等の処分権) (139)
4.運送品の荷揚げ (140)
Ⅳ 運送品の引渡しおよび運送契約の終了 141
1.荷受人 (141)
2.仮渡し・保証渡し (143)
3.運送品の供託 (145)
4.荷受人等の損害概況通知義務 (146)
5.運送賃の支払い (147)
6.海上物品運送契約の終了 (148)
第9章 海上物品運送人の責任 151
Ⅰ 運送人の責任原因 152
1.運送人の責任の原則 (152)
2.不法行為責任との関係 (155)
Ⅱ 賠償額の定型化と高価品特則 159
1.定額賠償 (159)
2.高価品に関する特則 (163)
Ⅲ 運送人の責任の消滅 165
1.期間の経過による責任の消滅 (165)
2.責任の特別消滅事由(内航船) (166)
第10章 海上物品運送人の責任制限と免責 169
Ⅰ 運送人の責任制限 169
1.責任制限の方式 (169)
2.責任制限の排除 (171)
Ⅱ 運送人の免責等 173
1.航海上の過失 (173)
2.船舶における火災 (175)
3.証明責任の軽減事由 (176)
Ⅲ 免責約款の制限 179
1.免責特約の禁止 (180)
2.免責特約禁止規定が適用されない場合 (181)
第11章 海上旅客運送契約 185
Ⅰ 海上旅客運送契約の概要 185
1.海上旅客運送契約の意義と法規整 (185)
2.海上旅客運送契約の締結 (188)
3.海上旅客運送契約の終了 (189)
Ⅱ 海上旅客運送人の責任 191
1.旅客の死傷等の損害に関する責任 (192)
2.手荷物の損害に関する責任 (195)
第12章 船舶の衝突 199
Ⅰ 船舶衝突の法規整 199
1.船舶衝突私法 (200)
2.船舶衝突公法 (201)
Ⅱ 船舶衝突の意義と要件 201
1.船舶衝突における船舶 (202)
2.船舶衝突の要件 (202)
Ⅲ 船舶衝突責任と損害の分担 204
1.船舶衝突の責任原則 (204)
2.衝突船舶の船主間における損害の分担 (205)
3.衝突船舶の船主の第三者に対する責任 (206)
4.損害賠償の範囲 (210)
5.衝突によって生じた債権の時効 (211)
Ⅳ 曳船と衝突 212
1.曳船契約の意義と法的類型 (212)
2.曳船と被曳船の衝突 (213)
3.曳船列と第三船との衝突 (213)
第13章 海難救助・共同海損 215
Ⅰ 海難救助 215
1.海難救助の意義とその法的性質 (215)
2.海難救助に関する法の統一 (216)
3.海難救助の成立要件 (217)
4.海難救助の効果 (219)
5.救助料の支払いに関する船長の権限 (223)
6.救助者の先取特権と留置権 (223)
Ⅱ 共同海損 224
1.共同海損の意義とその法的性質 (224)
2.共同海損に関する法の統一 (225)
3.共同海損の成立要件 (226)
4.共同海損の精算(効果) (227)
第14章 船舶先取特権・船舶抵当権 233
Ⅰ 船舶先取特権 233
1.船舶先取特権の意義 (233)
2.統一条約と国内法 (234)
3.船舶先取特権が生じる債権 (235)
4.船舶先取特権の目的物 (238)
5.船舶先取特権の順位 (238)
6.船舶先取特権の効力 (240)
7.船舶先取特権の消滅 (240)
Ⅱ 船舶抵当権 241
1.船舶抵当権の意義 (241)
2.船舶抵当権の目的物 (241)
3.船舶抵当権の順位 (242)
Ⅲ 船舶に対する強制執行等 243
1.船舶に対する強制執行(船舶執行) (243)
2.船舶に対する仮差押え (244)
3.船舶の差押え・仮差押えの制限 (245)
参考文献について 247
資料・出典一覧 248
1979年議定書による改正後の1924年船荷証券統一条約(抄) 253
船舶衝突ニ付テノ規定ノ統一ニ関スル条約(抄) 259
海難ニ於ケル救援救助ニ付テノ規定ノ統一ニ関スル条約(抄) 261
事項索引 263