国家公務員の人事評価制度
稲継裕昭・鈴木 毅 著
定価:2,640円(税込)-
在庫:
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発行:
2024年02月28日
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判型:
A5判並製 -
ページ数:
210頁 -
ISBN:
978-4-7923-3438-3
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内容紹介
《目 次》
まえがき ⅰ
第一章 人事評価制度改善の契機と経緯...1
第一節 人事評価制度の導入 1
第二節 人事評価制度導入五年後の運用実態と改善の検討(平成二五年度) 3
一 評語分布調査 3
二 人事評価制度全体の運用状況 5
三 人事評価に関する検討会の課題認識と提言 5
第三節 その後の人事評価をめぐる動き 11
第四節 「人事評価の改善に向けた有識者検討会」の設置(令和二年度) 13
第五節 有識者検討会における検討 15
第二章 改善前の国家公務員の人事評価制度の現状と課題...19
第一節 改善前の国家公務員の人事評価制度 19
一 対象者 20
二 評価者と調整者 20
三 能力評価 21
四 業績評価 24
五 評語の考え方 28
六 人事評価結果の任用・給与等への反映 32
七 人事評価の流れ 33
第二節 人事評価の運用状況と意識調査結果 35
一 調査の概要 35
二 評語分布調査の結果 37
三 人事担当課向けアンケートの結果 39
四 人事評価に関する意識調査の結果 44
第三章 民間企業における人事評価の動向...59
第一節 人事評価に関する関心の動向 60
第二節 民間企業における人事評価のトレンド 63
一 「人事考課」から「組織改革・育成ツールへ」 63
二 目標管理の見直しその一―OKRの導入 65
三 目標管理の見直しその二―新たな価値創造の評価 67
四 能力開発・キャリア形成支援との関連付け 69
五 多面的な評価 70
六 上司と部下のコミュニケーションの強化(1 on 1) 73
七 ノーレイティング 74
八 マネジメントの評価 76
九 テクノロジーの活用と簡素化 76
第四章 地方自治体における人事評価の動向...81
第一節 地方自治体における人事評価 81
一 地方公務員法の改正経緯 81
二 改正前の勤務評定の規定とその運用 82
三 改正地方公務員法による人事評価の規定 86
四 国会における質疑 88
五 改正地公法施行後の地方自治体における人事評価の実施状況 94
第二節 有識者検討会における議論 95
第五章 諸外国国家公務員における人事評価の動向...107
第一節 アメリカ合衆国連邦公務員における人事評価 107
一 アメリカ合衆国連邦公務員制度の概要 107
二 人事評価制度 108
第二節 イギリス国家公務員における人事評価 110
一 イギリス国家公務員制度の概要 110
二 人事評価制度 111
三 人事評価の結果の活用 113
第三節 ドイツ連邦公務員における人事評価 114
一 ドイツ連邦公務員制度の概要 114
二 人事評価制度 115
第四節 フランス国家公務員における人事評価 117
一 フランス公務員制度の概要 117
二 人事評価制度 117
第六章 人事評価の官民比較―組織目的と人事評価のあり方...123
第一節 官民の類似点と相違点 123
第二節 目標管理に基づく業績評価制度と公務組織の特徴 126
一 目標管理に基づく業績評価 126
二 状況に迫られての目標、曖昧な目標、対立する目標 129
三 公共組織の特性と目標管理 131
第三節 公私組織機構・体質の比較調査 133
第四節 有識者検討会での議論 137
第七章 国家公務員の人事評価の改善方策...145
第一節 改善のコンセプト 145
一 人材育成・マネジメントを強化するための組織改革・育成ツールとして活用 146
二 職員の能力・実績をきめ細かく的確に把握 148
三 確実で実効性ある評価のための手続(簡素化・効率化など) 152
第二節 改善の具体的方策 154
一 職員のやりがい向上にもつながる人材育成機能の強化 154
二 管理職のマネジメント評価の充実 159
三 評語区分の見直しときめ細かな評価の実現 161
四 確実で実効性ある評価のための手続(簡素化・効率化など) 166
第八章 人事評価改善の評価・今後のあるべき方向性...167
第一節 検討会提言の実施状況 167
第二節 新たな評語に基づく任用・給与への活用ルールの整備 168
一 昇任・昇格への反映 168
二 昇給への反映 169
三 ボーナスへの反映 171
第三節 国家公務員の人事評価の今後のあるべき方向性 172
一 新たな人事評価制度の職員への浸透 172
二 適切な評語分布の実現 173
三 多様な能力の評価に向けた工夫 176
四 目標設定にとどまらない業績評価の工夫 178
五 面談の実施と人材育成の確保 180
六 マネジメントの実践と適正な評価の実現 182
七 評価の理想と現場運用の乖離の解消 185
八 人事評価制度の不断の改善 187
参考文献目録...189
あとがき 195