刑事法ジャーナル 第79号
刑事法ジャーナル編集委員会 編
定価:2,200円(税込)-
在庫:
在庫があります -
発行:
2024年02月20日
-
判型:
B5判並製 -
ページ数:
288頁 -
ISBN:
978-4-7923-8885-0
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内容紹介
《目 次》
〈巻頭言〉
新しい犯罪論構想のすすめ 高橋則夫 3
〈特集〉正当防衛論の再検討
正当防衛論の現状と課題 坂下陽輔 4
相互闘争状況事例における侵害回避可能性の考慮 木崎峻輔 14
過剰防衛の成否からみた先行事情に基づく正当防衛の制限 徳永 元 25
複数人関与事例における正当防衛 伊藤嘉亮 32
実務における急迫性(正当防衛状況)要件の行方 本多 進 40
〈刑事立法の動き〉
・「刑事訴訟法等の一部を改正する法律」について 小暮純一 47
【資料】刑事訴訟法等の一部を改正する法律(令和5年法律第28号) 57
〈論説〉
・リモートアクセスと捜査手法 四方 光 149
・改正性犯罪処罰規定の市民意識との適合性─質問紙データに基づく実証─ 向井智哉 155
〈刑法の思考と論理〉
・第5講 承継的共犯 ─行為の構造から見た犯罪の成立・継続・終了(2)各論その(1) ─ 杉本一敏 166
原理・原則、文脈から考える刑事訴訟法の諸問題
・第8回 排除法則(1) 小木曽 綾 197
〈外国刑事法務事情〉
・英国刑事法務事情 ─LXXVII 2023年9月~11月の主要動向 ─ 清野憲一 205
〈刑事裁判例批評〉
(471)保険金殺人の共同正犯として起訴された被告人の犯行への関与と殺人罪の幇助犯の成否 ─千葉地判令和2・12・16判時2561号・2562号178頁─ 小島秀夫 230
(472)照明用投光器の白熱球の熱によって木製のジャングルジム様の芸術作品に生じた火災による死傷と重過失致死傷罪の成否 ─東京高判令和4・9・13高刑速(令4)号248頁─ 芥川正洋 236
(473)窃盗症における責任能力判断─窃盗症のために窃盗に対する衝動が強い状況にあったとはいえても、制御能力は著しく減退していないとされた事例 ─東京高判令和4・12・13 LEX/DB 25596115─ 箭野章五郎 247
(474)邸宅侵入、現住建造物等放火被告事件1件を含む複数の被告事件が併合審理された裁判員裁判において、建造物等以外放火被告事件では公共の危険の発生の有無が争われたのに対し、犯行現場の客観的状況や被告人の行為態様から公共の危険の発生が推認される上、燃焼実験結果に基づいて複数の延焼可能性が存在すると指摘する専門家証言は客観的な裏付けを伴う合理的な判断であるとして公共の危険の発生を認めた第一審の認定判断が、控訴審において是認された事例 ─広島高判令和5・6・6裁判所ウェブサイト─ 山下裕樹 254
(475)共犯者らが共謀の上、他人の親族等になりすまし、被害者から現金をだまし取ろうとしたが未遂に終わった際、少年が見張りをするなどして幇助した詐欺未遂幇助保護事件において、少年を第1種少年院に送致し、収容期間を2年間と定めた原決定について、その処遇判断に誤りはないとして、抗告を棄却した事例 ─東京高判令和4・6・3判時2546号97頁、判タ1507号112頁、家判42号76頁─ 藤永祐介 260
〈書評〉
・甲斐克則著『法益論の研究』(2023年、成文堂) 上田正基 269
・山本紘之著『近代刑法原理と過失犯論』(2023年、信山社) 岡部雅人 272
・阿部力也著『共同正犯の構造』(2023年、成文堂) 曲田 統 274
刑事法ジャーナルNo.67~ No78〔2021年~2023年〕内容索引 276
〈巻頭言〉
新しい犯罪論構想のすすめ 高橋則夫 3
〈特集〉正当防衛論の再検討
正当防衛論の現状と課題 坂下陽輔 4
相互闘争状況事例における侵害回避可能性の考慮 木崎峻輔 14
過剰防衛の成否からみた先行事情に基づく正当防衛の制限 徳永 元 25
複数人関与事例における正当防衛 伊藤嘉亮 32
実務における急迫性(正当防衛状況)要件の行方 本多 進 40
〈刑事立法の動き〉
・「刑事訴訟法等の一部を改正する法律」について 小暮純一 47
【資料】刑事訴訟法等の一部を改正する法律(令和5年法律第28号) 57
〈論説〉
・リモートアクセスと捜査手法 四方 光 149
・改正性犯罪処罰規定の市民意識との適合性─質問紙データに基づく実証─ 向井智哉 155
〈刑法の思考と論理〉
・第5講 承継的共犯 ─行為の構造から見た犯罪の成立・継続・終了(2)各論その(1) ─ 杉本一敏 166
原理・原則、文脈から考える刑事訴訟法の諸問題
・第8回 排除法則(1) 小木曽 綾 197
〈外国刑事法務事情〉
・英国刑事法務事情 ─LXXVII 2023年9月~11月の主要動向 ─ 清野憲一 205
〈刑事裁判例批評〉
(471)保険金殺人の共同正犯として起訴された被告人の犯行への関与と殺人罪の幇助犯の成否 ─千葉地判令和2・12・16判時2561号・2562号178頁─ 小島秀夫 230
(472)照明用投光器の白熱球の熱によって木製のジャングルジム様の芸術作品に生じた火災による死傷と重過失致死傷罪の成否 ─東京高判令和4・9・13高刑速(令4)号248頁─ 芥川正洋 236
(473)窃盗症における責任能力判断─窃盗症のために窃盗に対する衝動が強い状況にあったとはいえても、制御能力は著しく減退していないとされた事例 ─東京高判令和4・12・13 LEX/DB 25596115─ 箭野章五郎 247
(474)邸宅侵入、現住建造物等放火被告事件1件を含む複数の被告事件が併合審理された裁判員裁判において、建造物等以外放火被告事件では公共の危険の発生の有無が争われたのに対し、犯行現場の客観的状況や被告人の行為態様から公共の危険の発生が推認される上、燃焼実験結果に基づいて複数の延焼可能性が存在すると指摘する専門家証言は客観的な裏付けを伴う合理的な判断であるとして公共の危険の発生を認めた第一審の認定判断が、控訴審において是認された事例 ─広島高判令和5・6・6裁判所ウェブサイト─ 山下裕樹 254
(475)共犯者らが共謀の上、他人の親族等になりすまし、被害者から現金をだまし取ろうとしたが未遂に終わった際、少年が見張りをするなどして幇助した詐欺未遂幇助保護事件において、少年を第1種少年院に送致し、収容期間を2年間と定めた原決定について、その処遇判断に誤りはないとして、抗告を棄却した事例 ─東京高判令和4・6・3判時2546号97頁、判タ1507号112頁、家判42号76頁─ 藤永祐介 260
〈書評〉
・甲斐克則著『法益論の研究』(2023年、成文堂) 上田正基 269
・山本紘之著『近代刑法原理と過失犯論』(2023年、信山社) 岡部雅人 272
・阿部力也著『共同正犯の構造』(2023年、成文堂) 曲田 統 274
刑事法ジャーナルNo.67~ No78〔2021年~2023年〕内容索引 276