「近代」と「他者」
美本なし
熊本大学地域連携フォーラム叢書4

「近代」と「他者」

伊藤洋典 編著 寺田光徳/杉谷恭一/三瓶弘喜/松浦雄介/森 光昭/岩岡中正 著
定価:1,760円(税込)
  • 在庫:
    美本なし(ケース又はカバー汚れ)
  • 発行:
    2006年03月31日
  • 判型:
    46版並製
  • ページ数:
    196頁

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内容紹介

BR≪目次≫
ファオーラム叢書の刊行に寄せて (吉田 勇)
第1章 ピエール・ロチの見た非西洋世界 ―フランス・コロニアリズム期文学におけるレイシズムとジェンダ― (寺田光徳)
苦々しい小説「お菊さん」/世界史的な事件と結びついたエキゾチックな小説群/コロニアリズムとレイシズム/結びに代えて ジェンダー的視点からBR
第2章 ワーグナー芸術は「ドイツ的」か? (杉谷恭一)
はじめに/ワグナー芸術はなぜ「ドイツ的」であるとされるのか?/コスモポリタニズム志向とパリ体験/ドレースデン時代/パリ批判と祝祭構想の萌芽/ニーチェのワグナー批評/結びBR
資料 西欧近代は他者をどのようにイメージしたのか ―第二回文学部フォーラム報告― (三瓶弘喜)BR
第3章 近代国民国家における人間的なものと政治的なもの ―ハンナ・アレントの議論を手掛かりとして― (伊藤洋典)
はじめに/「全体主義の起源」の論理/アレントの近代批判/むすびにかえてBR
第4章 現代フランスの宗教と公共性 ―異文化間コンフリクトとしてのスカーフ問題― (松浦雄介)
はじめに/非宗教性の制度化/スカーフ問題の経緯/フランスのイスラム/フランス化されたイスラム/異文化間コンフリクトとしてのスカーフ問題BR
第5章 「ヨーロッパ・ピクニック」の主催者問題 (森 光昭)
まえがき/当時の新聞はピクニックをどう伝えたか/ピクニックの主催者に関するこれまでの報道や発言/ハンガリーの民主勢力はピクニックにどう関わったか/オットー・フォン・ハプスブルクたちはピクニックにどう関わったか/ピクニックの主催者は誰かBR
第6章 地域思想の可能性 ―思想の脱近代― (岩岡中正)
はじめに/思想の意味変容 ―思想と地域/地域思想の条件/地域思想=地域を創る力 ―二つの事例/おわりにBR
あとがき (伊藤洋典)