産科婦人科医療の司法判断
新刊

産科婦人科医療の司法判断

林 弘正 著
定価:12,100円(税込)
  • 在庫:
    在庫があります
  • 発行:
    2024年07月22日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    508頁
  • ISBN:
    978-4-7923-5424-4
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内容紹介

《目 次》

題言(iii)
収録論文初出一覧(ix)

序論  1

第1篇
 非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)と着床前遺伝学的検査(PGT)

第1章 非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)の現況と問題  15
 序言(15)
 第1節 非侵襲的出生前遺伝学的検査の現況(17)
 第2節 2013年NIPT指針改正の動向(20)
  1 2013年NIPT指針改正の端緒(20)
  2 2013年NIPT指針改正の胎動(23)
  3 2013年NIPT指針改定原案(29)
 第3節 2013年NIPT指針及び指針施行細則改正論議(31)
  1 令和元年度第1回倫理委員会及び令和元年度第1回理事会での論議(31)
  2 NIPT指針及び指針施行細則改定案の論議(35)
 第4節 2019年NIPT指針及び指針施行細則(37)
  1 2019年NIPT指針への批判(37)
  2 情報公開の在り方(39)
 結語(40)

第2章 非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)の喫緊の課題  47
 序言(47)
 第1節 非侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)の現況(49)
  1 NIPTの前提としての生殖補助医療(49)
  2 従前の到達点-2013年NIPT指針から2019年NIPT改定指針(57)
 第2節 医学プロフェッションのみのNIPT指針改定への厚生労働省の介入(64)
 結語(71)

第3章 NIPT施設認定機関の変遷と課題  91
 序言(91)
 第1節 NIPT施設認定主体の変遷(92)
  1 2019年NIPT改訂指針と厚生労働省の介入(92)
  2 日本医学会「出生前検査認証制度等運営委員会」(94)
 第2節 日本産科婦人科学会倫理委員会三上体制での市民との対話(96)
 今後の課題(98)

第4章 着床前遺伝学的検査(PGT)の現況と課題  107
 序言(107)
 第1節 着床前遺伝学的検査見解の変遷(111)
  1 プロローグ(111)
  2 PGD指針の作成(112)
  3 PGD指針改正の端緒(114)
  4 PGD指針及び指針施行細則改正論議(126)
 第2節 着床前遺伝学的検査ガイドライン制定(140)
 第3節 着床前遺伝学的検査ガイドライン改正論議(150)
  1 着床前診断(PGT-M)に関する倫理審議会(150)
  2 PGT見解改定案の審議(162)
 第4節 新たな着床前遺伝学的検査ガイドライン制定(168)
  1 「重篤な遺伝性疾患を対象とした着床前遺伝学的検査」に関する見解(令和4年1月9日)及び「不妊症および不育症を対象とした着床前遺伝学的検査」に関する見解(令和4年1月9日)(168)
  2 PGT-Mに関する細則及びPGT-A/SRに関する細則(171)
  3 その後の状況(179)
 結語(192)


第2篇
 産科婦人科医療における裁判事例と産科医療補償制度

序言  207
第1章 NIPT指針による認定施設限定と営業の自由侵害事例  210

第2章 医師による患者の身体的侵襲及び性的自己決定権侵害事例  215
 第1節 身体的侵襲としての不同意堕胎事例(215)
 第2節 性的自己決定権侵害事例(222)

第3章 母体保護法14条1項1号経済条項事例  241

第4章 妊婦への医療過誤事例  263
 第1節 生殖補助医療事例(263)
 第2節 妊娠中の事例(279)
 第3節 胎児・出生児への侵襲事例(344)
 第5章 生殖補助医療により出生した子の法律上の取扱いに関する事例  377
 第6章 医療安全調査委員会及び産科医療補償制度  395
 結語  409

結語  443

外篇
 Ⅰ.インタビュー(453)
 Ⅱ.略歴(491)
 Ⅲ.業績(492)

跋文  495