岡松参太郎の遺緒
新刊

岡松参太郎の遺緒

浅古 弘・和仁かや 編著
定価:5,060円(税込)
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  • 発行:
    2024年08月01日
  • 判型:
    A5判上製
  • ページ数:
    230頁
  • ISBN:
    978-4-7923-0735-6
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内容紹介

《目 次》

はしがき   和仁かや   (ⅰ)

岡松家旧蔵資料の公開   浅古 弘   (1)
はじめに   (1)
Ⅰ 岡松家旧蔵資料との出会い   (2)
Ⅱ 岡松甕谷とその文書資料   (4)
Ⅲ 岡松参太郎とその文書資料   (5)
おわりに   (23)

政治的に正しくない岡松参太郎研究をめざそう―浅古弘報告に寄せて―    呉 豪人   (27)
岡松参太郎の学問形成   田口正樹   (45)
はじめに   (45)
Ⅰ 帝国大学   (46)
Ⅱ ヨーロッパ留学   (47)
Ⅲ ドイツにおける講義聴講   (48)
Ⅳ ドイツ人学者・実務家との交流   (52)
おわりに   (58)

岡松参太郎の学問と法―その「留学」まで―   藤野奈津子   (63)
はじめに   (63)
Ⅰ 「学問」との出会い   (64)
Ⅱ 「学問」のはじまり   (69)
結びにかえて   (76)

創立期京都帝国大学法科大学と岡松参太郎   西山 伸   (87)
Ⅰ 京都帝国大学の創立と岡松の留学   (87)
Ⅱ 法科大学における諸改革   (92)
Ⅲ 改革の失敗と岡松の「退場」   (96)

明治・大正期の大学人とはどのようなものであったのか   大日方純夫   (101)
はじめに―「大学人」とは   (101)
Ⅰ 京都帝国大学の創立と早稲田   (102)
Ⅱ 大学にとっての「大学人」確保(1)―他校からの調達   (103)
Ⅲ 大学にとっての「大学人」確保(2)―養成の手立て   (106)
Ⅳ 「大学人」にとっての大学の内と外   (107)
おわりに―「明治」から「大正」へ   (109)

韓国における岡松民法学の遺産―積極的債権侵害論の展開を中心として―   鄭 鍾休   (111)
初めに   (111)
Ⅰ 「積極的債権侵害論」と韓国民法学   (113)
Ⅱ 結びに代えて   (132)

岡松参太郎の民法学   浦川道太郎   (135)
Ⅰ 民法学史における岡松参太郎の位置とその学問の方法   (135)
Ⅱ 民法学研究における岡松参太郎の課題   (137)
Ⅲ 民法学における岡松の業績   (140)

台湾における岡松参太郎―政治は一時的なもの、学問こそが永遠である―   王 泰升   (145)
はじめに:台湾史における岡松参太郎   (145)
Ⅰ 台湾における旧慣調査事業   (147)
Ⅱ 台湾の旧慣に関する実践評価と制定法化   (158)
Ⅲ 戦後台湾における岡松参太郎旧慣法学の遺緒   (172)
結語   (183)

在台灣的岡松參太郎―政治僅一時、學問才是永恆―   王 泰升   (185)
緒言:台灣史上的岡松參太郎   (185)
Ⅰ 在台灣進行舊慣調査事業   (186)
Ⅱ 對台灣舊慣為實踐評價及制定法化   (195)
Ⅲ 岡松參太郎舊慣法學在戰後台灣的遺緒   (204)
結語   (212)

歴史と政治の交点―王泰升報告へのコメント―   新田一郎   (215)
Ⅰ 旧慣法学と法制史学   (215)
Ⅱ 「台湾」というトポス   (218)
Ⅲ 未完の学理の継承   (220)