プログレッシブ民法〔物権法〕第2版

プログレッシブ民法〔物権法〕第2版

清水 元 著
定価:2,420円(税込)
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  • 発行:
    2010年05月10日
  • 判型:
    A5版上製
  • ページ数:
    226頁
  • ISBN:
    978-4-7923-2583-1
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内容紹介

目  次

はしがき

第1章 物権法序説……………1
 □1 物権の意義と内容……………1
  1 財産としての物権……………1
  2 物権編の構成と物権の分類……………3
   (1) 所有権と他物権 3
   (2) 用益物権と担保物権 3
  3 物権法定主義……………5
  4 慣習法上の物権……………6
 □2 物権の客体……………8
  1 「物」の概念……………8
   (1) 有体物 8
   (2) 不動産 9
    (a) 土地 10  (b) 建物 12  (c) 立木 12
   (3) 動 産 13
   (4) 主物・従物 13
   (5) 果 実 13
  2 一物一権主義……………14
  3 物の個数……………15
   (1) 動産の個数決定 15
   (2) 土地の個数決定 16
   (3) 建物の個数決定 18

第2章 物権の効力……………19
 □1 物権の一般的効力……………19
 □2 優先的効力……………19
  1 物権と債権との関係……………19
  2 物権相互の関係……………20
 □3 物権的請求権……………23
  1 総 説……………23
  2 物権的請求権の性質……………23
  3 物権的請求権の諸類型……………24
   (1) 物権に基づく返還請求権 24
   (2) 物権に基づく妨害排除請求権 25
   (3) 物権に基づく妨害予防請求権 29
  4 物権的請求権と費用負担……………30
  5 物権的請求権の付随的制度……………33
   (1) 占有者の果実取得権 33
   (2) 占有者の損害賠償義務 34
   (3) 占有者の費用償還請求権 34

第3章 物権の変動……………37
 □1 序 説……………37
 □2 法律行為による物権変動……………38
  1 物権変動における形式主義と意思主義……………38
  2 所有権移転の時期……………40
 □3 物権変動における公示の原則と公信の原則……………48
  1 公示の機能……………48
   (1) 登 記 48
   (2) 引渡し 49
  2 公示の原則と公信の原則……………50
   (1) 公示の原則 50
   (2) 公信の原則 51
 □4 不動産登記……………53
  1 不動産登記制度の概要……………53
   (1) 不動産登記のしくみ 53
   (2) 登記の種類 57
    (a) 登記の種類 57  (b) 仮登記の効力 58
   (3) 登記の申請 59
  2 登記の効力……………61
   (1) 形式的要件 61
   (2) 実質的要件 61
  3 登記請求権……………65
   (1) 登記請求権の法的性質 65
   (2) 中間省略登記請求 67
 □5 不動産物権変動の対抗要件……………69
  1 対抗要件主義とその動揺……………69
  2 第三者の善意悪意の問題……………70
  3 第三者の範囲……………77
   (1) 当事者の一般承継人 78
   (2) 無権利者 78
   (3) 不法行為者,不法占拠者 79
   (4) 一般債権者 79
   (5) 物権取得者 80
   (6) 賃借人 80
   (7) 転次売買における前主と後主 81
  4 登記されるべき物権変動……………81
   (1) 物権の設定・移転等 82
   (2) 特定遺贈 82
   (3) 死因贈与 83
   (4) 法律行為の取消しと登記 83
   (5) 契約解除と登記 86
   (6) 時効と登記 88
   (7) 共同相続と登記 91
   (8) 相続放棄と登記 92
   (9) 遺産分割と登記 93
   (10) 相続分指定と登記 94
 □6 動産物権変動の対抗要件……………95
  1 動産物権変動の対抗要件としての「引渡し」の意義……………95
  2 「引渡し」の観念化……………96
  3 「引渡し」の再構成……………100
  4 「引渡し」なければ対抗しえない第三者……………101
  5 即時取得……………103
   (1) 即時取得の意義 103
   (2) 即時取得の成立要件 104
   (3) 盗品・遺失品についての特則 108
  6 動物占有者の所有権取得……………109
 □7 立木・未分離果実に関する物権変動……………110
  1 序 説……………110
  2 立 木……………110
   (1) 立木法 110
   (2) 明認方法 110
   (3) 樹木所有権のために用益権が設定されている場合 111
  3 農作物……………112
 □8 物権の消滅……………113
  1 物理的滅失……………113
  2 時 効……………113
  3 放 棄……………113
  4 混 同……………114

第4章 占有権……………115
 □1 占有権の体系的構造……………115
  1 占有権とはなにか……………115
  2 占有の意義……………116
   (1) 所 持 116
   (2) 自己のためにする意思 118
  3 占有と区別すべき概念……………118
   (1) 占有権 118
   (2) 所 持 119
   (3) 占有すべき権利 119
  4 占有の態様……………119
   (1) 自己占有と代理占有 119
   (2) 自主占有と他主占有 120
  5 占有の承継……………124
  6 占有権の消滅……………125
 □2 占有訴権……………126
  1 占有訴権制度の意義……………126
  2 占有訴権の種類……………128
   (1) 占有保持の訴え 128
   (2) 占有保全の訴え 130
   (3) 占有回収の訴え 130
  3 占有の訴えと本権の訴え……………132
  4 占有訴権制度の限界……………133

第5章 所有権……………135
 □1 総 説……………135
  1 所有権の概念……………135
  2 近代的所有権の性格……………136
  3 所有権の内容……………137
  4 土地所有権……………139
   (1) 土地所有権の特殊性 139
   (2) 土地所有権の制限 140
   (3) 土地所有権の範囲 140
   (4) 相隣関係 142
    (a) 総説 142  (b) 隣地に関する相隣関係 142
    (c) 水に関する相隣関係 147  (d) 境界に関する相隣関係 148
 □2 所有権の取得……………152
  1 無主物先占……………152
  2 遺失物拾得……………152
  3 埋蔵物発見……………153
  4 添 付……………153
   (1) 付 合 153
    (a) 動産の付合 153  (b) 不動産への動産の付合 154
    (c) 不動産どうしの付合 157
   (2) 混 和 157
   (3) 加 工 157
 □3 共 有……………161
  1 共同所有の諸形態……………161
   (1) 総 有 161
   (2) 合 有 163
   (3) 共 有 165
  2 共有の法律関係……………165
   (1) 共有の成立 165
   (2) 持分権の観念 166
   (3) 共有物の使用 168
   (4) 共有物の変更 169
   (5) 共有物の管理 169
   (6) 共有物に関する負担 170
   (7) 共有物の分割 171
  3 準共有……………172
 □4 区分所有権……………173
  1 序 説……………173
  2 専有部分と共用部分……………173
  3 敷地との関係……………175
  4 区分所有者の団体……………176
  5 区分所有者の権利義務……………176
  6 建物の修理・改築等……………177

第6章 地上権……………179
 □1 序 説……………179
 □2 賃借権の物権化……………180
 □3 地上権の内容……………181
 □4 地上権の成立……………182
 □5 地上権の効力……………182
   (1) 存続期間 182
   (2) 対抗力 184
   (3) 譲渡・賃貸・担保 184
   (4) 地代支払義務 185
   (5) 費用償還 186
 □6 地上権の消滅……………186

第7章 永小作権……………188
 □1 序 論……………188
 □2 永小作権の成立……………188
 □3 永小作権の効力……………189
   (1) 存続期間 189
   (2) 譲渡・賃貸・担保 189
   (3) 永小作料支払義務 189
 □4 永小作権の消滅……………190

第8章 地役権……………191
 □1 序 説……………191
 □2 地役権の性格……………192
   (1) 付従性 192
   (2) 不可分性 192
 □3 地役権の成立……………193
 □4 地役権の効力……………194
 □5 地役権の消滅……………196

第9章 入会権……………197
 □1 序 説……………197
 □2 入会権の内容……………199
 □3 入会権の公示……………202
 □4 入会権の消滅……………202

事項索引……………205
判例索引……………209


補論1 一物一権主義の意味……………14
補論2 転用物訴権との関係……………35
補論3 物権行為の無因性……………44
補論4 所有権の移転時期を論じる実益……………46
補論5 「対抗」の法的構成……………76
補論6 背信的悪意者からの転得者の処遇……………77
補論7 「占有改定」はどのような場合に認められるか。……………99
補論8 所持の具体的事例……………117
補論9 大深度土地利用制度……………141