砂糖のグローバル・イシュー
―植民地時代から現代まで―田中 高 著
定価:5,940円(税込)-
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発行:
2024年10月30日
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判型:
A5判上製 -
ページ数:
218 -
ISBN:
978-4-7923-5072-7
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内容紹介
《目 次》
はじめに ⅰ
序章 砂糖の歩んだ略史―植民地時代から現代まで― 1
第1節 サトウキビのたどった軌跡 1
第2節 カリブ海域の砂糖プランテーション 7
第3節 砂糖大国キューバの躍進と衰退 12
第4節 日本のサトウキビ生産の軌跡 14
第5節 甜菜のたどった軌跡 15
結びに代えて 19
第1章 日本製糖業の現状と課題について(前半)―縮小する市場と経営環境― 23
はじめに 23
第1節 砂糖とはどのようなものか 25
第2節 砂糖価格調整制度 31
第3節 精糖業界の変遷 35
第4節 精糖産業の課題 41
結びに代えて 45
第2章 日本製糖業の現状と課題について(後半)―糖価調整法と甜菜・サトウキビの現状― 52
はじめに 52
第1節 入札制度と二次調整金の現状と課題 53
第2節 甜菜の栽培と原料糖について 57
第3節 甜菜糖精糖企業の現況 66
第4節 宮古島糖業の課題 70
第5節 農業機械の課題 75
結びに代えて 78
第3章 日本・キューバ貿易と米国の対日政策―1960年代キューバ糖をめぐる3か国の外交姿勢とナショナリズム― 84
はじめに 84
第1節 日本キューバ通商協定成立の経緯 87
第2節 米国の対日圧力 89
第3節 日本側の対応 94
結びに代えて 100
第4章 中米糖業の成長要因について―エルサルバドル、グアテマラ、ニカラグアの定性・定量分析― 104
はじめに 104
第1節 サトウキビ生産の現況 107
第2節 中米3か国の砂糖輸出 108
第3節 米国の関税割当制と中米産糖 115
第4節 中米産糖成長要因の数量分析 119
結びに代えて 128
第5章 ハバナ憲章(1947年)とキューバ砂糖外交―ITO(国際貿易機関)会議はなぜハバナで開催され、日本はハバナ憲章をどのように受け止めたのか― 137
はじめに 137
第1節 開催地がハバナに決まるまでの経緯 138
第2節 チャドボーン合意 142
第3節 1937年国際砂糖協定 145
第4節 ハバナ憲章の挫折と未完の挑戦 148
第5節 日本はハバナ憲章をどのように受け止めたのか 153
結びに代えて 155
第6章 国際砂糖協定の軌跡―輸出大国キューバの退場と輸入大国日本の凋落― 161
はじめに 161
第1節 1902年ブリュッセル協定から1937年国際砂糖協定まで 163
第2節 第二次大戦後の国際砂糖協定 175
結びに代え て189
おわりに 195
本書の基礎となった論稿一覧 198
人名索引 201
事項索引 203